この記事では、韓国ソウルの人気観光スポット・ドラマのロケ地としても有名なNソウルタワー(南山タワー)へ行く方法(循環バス・徒歩・ケーブルカー・南山オルミ)を写真と動画でわかりやすく解説します。
韓国ソウルへはコロナ前から仕事で何度も行っていて、時々観光もするんですけど、観光地のネット記事なんかを見ると、なんか超テキトーなものが多くて、これじゃあ日本の皆さんも迷ってしまうだろうなと思っていました。
ソウルへ一度行ったことがあるだけの旅行者じゃあ正確な情報も書けないので、現地をちゃんと知っている人がきちんと解説する必要があるんだろうなと。
今回は少し時間があったので、久ぶりにNソウルタワーへ行ってきました。Nソウルタワーへの行き方について、正しい情報をお伝えしたいと思います。
Nソウルタワーってどんなとこ?という方はこちらをチェックしてみてください。Nソウルタワーのチケットを一番安く買う方法もくわしく解説しています。
Nソウルタワーへの行き方のポイント
ひとりがいい加減な情報を書くと、それをパクっていい加減な情報が蔓延するのがネット情報。しかも古い情報が最新とか題名を変えて生き残っていますので、写真見て、このサイト古いなと思ったら、もうそのサイトは見ない方がいいと思います。海外旅行の場合、現地へ行って、あれ?ってなったら危ないですよ。
ということで、まずは、ネットの嘘情報を訂正しておきたいと思います。
Nソウルタワーへは30分もあれば行ける
ネットでは明洞からNソウルタワーまで往復で5,6時間かかる、みたいな情報があったりします。どうしてそんな情報を流したくなるのか謎ですが…。そんなに時間がかかるわけがありません。
ケーブルカーで行った時の所要時間を、乗車券や展望台の入場チケットに記録されている時刻で見て行きましょう。
ケーブルカーのチケットを19:13:48です。写真の通り、陽がだいぶ傾いています。
ケーブルカーなので定員があります。1台待って、次に来たケーブルカーに乗り込みます。
ケーブルカーに乗っている時間は3,4分。降り場から少し歩いてあっさりNソウルタワーに到着です。ちなみに金曜日の夜ですし、天気もいいので、それなりに人が多いんじゃないかと思います。
周りからNソウルタワーをゆっくり眺めて、予めKLOOKで予約しておいた展望台のチケットを発券しました。
この時の時刻もチケットに記録されています。19時34分です。
そのままエレベーターに乗って、展望台へ。ちょうどサンセットがキレイに見れました。
ご覧の通り、サンセットを見ることができるいい時間帯なので、展望台には観光客も多めですが…明洞からNソウルタワーまで30分もあれば余裕で行けますよ。
往復5,6時間とか…ないない(笑)。
南山オルミに乗る必要はありません
Nソウルタワーへの行き方を調べていると、南山オルミという謎の乗り物が出てきます。
ネットでは、これに乗らないとNソウルタワーへ行けない?と思わせるような情報もありますが、そんなことはありません。
南山オルミというのは、斜めに上がっていくエレベーターです。日本にはないので、イメージが付きにくいですが、屋外のエレベーターだと思ってください。
乗り口はこうです。エレベーターですよね。
乗り込むのはこの箱です。エレベーターですよねw。
この箱がレールの上を斜めに上がっていく…ちょっと謎の乗り物ではあります。
とはいえ、移動距離はたったこれだけです。20メートルくらいですかね。
高さがある場所でもないので、箱からの眺めがいいというわけでもありません(箱って言っちゃいましたw)。
夜はこんな感じです一見映えそうですが、ただ箱です。
たったこれだけの距離なので、少なくとも並んでまで乗る必要は全くありません。時間の無駄ですw。
これに乗らなくても、すぐ横の階段から歩いて登っていけます。南山オルミ、行列ができていたら、迷わず歩いて迂回しましょう。
バスで行くのが一番楽です
Nソウルタワーへ行くのは、バスで行くのが圧倒的に楽です。乗ったら終わりです。乗り場も余裕で見つかります。乗り方も日本と同じです。
韓国の交通系のカードを用意しておけば、何一つ心配は要りません。
Nソウルタワーへの行き方をわかりやすく解説
明洞(ミョンドン)を拠点にして、Nソウルタワーへ行く方法をまとめると、こんな感じでしょうか。
バス、ケーブルカー、それに歩いても行けます。タクシーは、渋滞防止のため、乗り入れ禁止なので、タクシーでは行けません。
いかがでしょうか。
バスで行くのが一番楽そうじゃないですか(笑)。
バスで行く方法
バスに乗って行く場合、Nソウルタワーのバス停で降りたら、そこからNソウルタワーまでは200メートル。徒歩3分くらいです。
つまり、バスに乗れさえすれば、勝ったようなもんです。
ということは、どのバスに乗ればいいか、どこから乗ればいいか、が分かったら、勝ちですね^^
ということで、まずは、Nソウルタワーまで行くバスを押さえておきましょう。
8001番と01番の2種類の循環バスです。
8001番と、
01番です。
ソウルのバスには、こんな感じで番号が振られているので、この番号だけ覚えておけば、乗り間違えはないと思います。
あとは、どこで乗るか、ですね。
Nソウルタワーへ行くバスの乗り場(バス停・停留所)は、地下鉄4号線と3号線が乗り入れる、忠武路(チュンムロ)駅のバス停が、便利だし、わかりやすいです。
忠武路(チュンムロ)駅は、明洞(ミョンドン)から地下鉄4号線で1駅です。
忠武路駅は明洞駅の隣駅なので歩くこともできます。距離は700メートル、明洞駅にも案内が出ています。
でも、地下鉄4号線に乗っていくのがおすすめです。忠武路駅のNソウルタワー行きのバス乗り場(バス停)は、駅の出口から激近なので、その方がわかりやすいからです。
バス停は、忠武路(チュンムロ)駅の2番出口を出てすぐです。
駅にある案内板に従って、2番出口を目指します。
この辺の表示の仕方は日本と同じなので、動きやすいと思います。
2番出口を上がると、正面にバス停が見えます。10メートルくらいです。
こちらです。2番出口を出ればいいだけなので、超かんたんです。
バス停には、到着するバスの番号と路線図が貼られています。Nソウルタワーへ行く8001番と01番が両方ありますね。
バスは番号が表示されているので、8001か01が来たら乗りましょう。前から乗って後ろから降りるパターンです。
あとは、Nソウルタワーのバス停で降りるだけです。
バス停からNソウルタワーまで200メートルです。案内板があるので、それに従って行くだけです。
案内版がなくてもタワーが見えるので、そっちへ進むだけですけど^^;
坂道なのがちょっとつらいですが…。徒歩やケーブルカーで行くより、歩く時間は格段に短いです。
実はこっちがNソウルタワーの正面かもしれません。タワーの1階と表示されているのは、この場所です。
この入口の左手には有名なプロポーザルステアケースがあります。
ケーブルカー側から行くと見逃す人が多いですが、バスで行けば確実に訪れることができますね。
Nソウルタワーへバスで行く方法、イメージしやすいように、写真付きで長めにご説明しましたが、実は、忠武路(チュンムロ)駅へ行って2番出口から出た瞬間、勝利です。
簡単です。
歩く距離も圧倒的に少ないので、Nソウルタワーへ行くなら、これが第一の選択肢になると思います。
韓国ソウルで旅行をするなら、交通系カードを用意しましょう。カードがあるとないでは、楽さが全然違います。日本と同じですね^^
明洞から徒歩・南山オルミ・ケーブルカーで行く方法
ネットで誰かが紹介してから、脈々と受け継がれている、一番お金がかかるNソウルタワーへの行き方です。
伝統を引き継いで、最新情報をアップしておきましょう(笑)。
順路としては、上の図で、黄色の〇を振ってあるように、
① 明洞駅から南山オルミまで歩く
② 南山オルミに乗ってケーブルカー乗り場へ行く
③ ケーブルカーに乗ってNソウルタワーまで行く(降りたら少し歩く)
です。
① 明洞駅から南山オルミまで歩いて行く方法
韓国ではGoogleマップのルート検索がうまく機能しないので、マップにルートをかきこむとこんな感じです。
明洞の4番出口から南大門市場方面へ、新世界免税店・百貨店に向かって進み、新世界免税店のある交差点を左折、あとは真っすぐ、という感じです。
写真でみてみましょう。
4番出口を出たら、そのまま真っすぐ進みます(新世界免税店は直進方向です)。
200メートルくらい進むとSHINSEGAE(新世界)と書かれた大きなビルのある交差点に着くので、そこを左折です。
右手にロッテキャッスルのビルを見ながら、緩やかな上り坂を登って行きます。
途中で二手に分かれている場所があるので、そこは右ルートで。
こんな感じのところですね。
あとは直進するだけで、南山オルミの乗り場に着きます。
新世界の交差点からだと、400メートルくらいですね。スタート地点の明洞駅からだと、600メートルくらい。徒歩7,8分です。
そんなに遠くもなく、複雑でもないんですが、土地勘がないとまだまだピンとこないかもしれません。
そんな方は、明洞駅から南山オルミまでのルートの動画を撮ってきたので、一度見てみてください。一度見ておくだけで、だいぶ安心して出かけられると思います。
②南山オルミでケーブルカー乗り場へ行く方法
南山オルミは、斜めに上がる屋外エレベーターです。Nソウルタワーへ向かうケーブルカー乗り場の手前に設置されています。
料金はもちろん無料です。ただのエレベーターなので。
エレベーターなので、乗り物はこんな感じの箱です。
日中だとこんな感じです。
乗り場なんか、壁がガラスなだけで、エレベーターそのものです。
なんだこりゃ?
そうなんですよね。日本にはない乗り物なので、ちょっと動きとか想像しにくいと思いますので、動画を見ていただくのがよさそうです。
実際は本当に大した乗り物じゃないので、別に乗っても乗らなくてもいいと思います。
乗り場について、もし順番待ちで長い行列ができているようなら、迷わず歩いていきましょう。
乗り場のすぐ後ろの階段を登っていけば、ケーブルカー乗り場へ歩いて行くことができます。
こんな感じです。ちょっと階段を登るだけです。
③ケーブルカーでNソウルタワーまで行く方法
南山オルミの降り場と、ケーブルカーのチケット売場(乗り場)の位置関係は、ご覧の通り、すぐ近くです。
歩いて登った方も、辿り着くのは、南山オルミの降り場の真横です。
ケーブルカーに乗るには、このチケット売場でチケットを買って、ケーブルカー乗車時にスタッフさんに提示するという流れです。
料金は、片道(ワンウェイチケット)が11,000ウォン、往復(ラウンドトリップチケット)が14,000ウォンです。
後ほどご説明しますが、ケーブルカー乗り場からNソウルタワーまでは歩けます。上りはちょっとキツイですが、下りは、歩きも選択肢に入れてもいいのかなと思います。
特に夜はソウルの夜景を見ながらゆっくり散歩なんていうのもアリだと思います。もし、そんな気分ならチケットは片道だけにしましょう。
ケーブルカーの定員は38人。そんなに大きくないですね。
運行時間(下から上まで、もしくは上から下まで行くのにかかる時間)が3分半くらいです。人の乗り降り・出発の準備等で、3,4分かかっているので、体感の運行間隔は7,8分くらいです。
ケーブルカーの降り場からNソウルタワーまで、少し階段を登ります。50〜60段でしょうか。
階段を登り切ったら、最後に南山八角亭を通って、Nソウルタワーに到着です。
ケーブルカーの降り場からNソウルタワーまでは徒歩3分くらいです。
Nソウルタワーへ行くケーブルカーは、移動手段というよりも、景色を楽しむアトラクションとしてどうか、という視点で考えるといいと思います。
移動手段という意味では、バスでサクッと行く方法が明らかに楽だからです。
特に、夕方のサンセットや夜の夜景はとても綺麗です。
時間があえば、こんなキレイな夕陽を見ることができますし、
夜ならソウルの夜景を一望できます。
ただ、夜景に関していえば、Nソウルタワーの展望台や周辺からもキレイに見れますからね。
このあたりはやっぱり、好みが分かれるところでしょうね。
ということで、動画を撮ってきました。行きのサンセットビューと帰りの夜景。こんな感じの景色を生で楽しみたいか…で、ケーブルカーを使うかどうかを判断すればいいのかなと思います。
なお、ケーブルカーからの景色を楽しむためには、右側か左側かよりも、前後が重要です。谷側(行きは後ろの方、帰りは前の方)の窓に張り付くのが基本です。
明洞からケーブルカー乗り場まで歩いて行く方法
明洞→徒歩→南山オルミ→ケーブルカー→Nソウルタワー。これがネットでは人気の行き方なんですが、南山オルミを使わなくていいなら、明洞からケーブルカー乗り場へ歩いて行った方が断然早いです。
南山オルミを使う行き方は、マップで表すとこんな感じです(赤いライン)。南山オルミ経由の行き方は遠回りをしているんですね。
既述のとおり、南山オルミは別に乗る必要もないので、このは遠回りはちょっと無駄です。
ということで、今度は、明洞からケーブルカー乗り場へ直接行く方法(マップのピンクのライン)をご紹介しておきましょう。
地下鉄明洞駅の3番出口からスタートします。
角にセブンイレブンがある小道を通って、パシフィックホテル(PACIFIC HOTEL)方向へ進みます。
パシフィックホテルのある分岐を右に進みます。
あとは基本的に道なりに緩やかな登り坂を進みます。
途中クランクのようなところもありますが、道なりの意識で問題ないと思います。
道沿いにはバックパッカーなんかが利用しそうな安めのホテルが並んでいます。
正面にウッドフェンスに囲まれた綺麗な建物が見えてきます。あれがケーブルカー乗り場です。
その横の階段を登れば、ケーブルカー乗り場に到着です。
ケーブルカー乗り場を正面に見て、右手の後ろ側から上がってくる感じです。
この行き方も、動画の方がわかりやすいという方はこちらをご覧ください。明洞からケーブルカー乗り場まで、テクテク歩いてきましたw
南山オルミという謎の乗り物がルートから外れただけで、スッキリしませんか?
明洞から歩いてケーブルカー乗り場へ行って、ケーブルカーに乗ってNソウルタワーへ行く。それだけです。
明洞からNソウルタワーまで歩いて行く方法
ケーブルカーに乗らなくても、Nソウルタワーへは歩いて行くことができます。
ただし、Nソウルタワーのある南山の標高は243メートル。微妙に高いですね。
ルートを見ておきましょう。
まずケーブルカー乗り場から右手へ。
ナムサン(南山)公園方面(1,400m)へ向かいます。
まずは公道をしばらく進みま。。
左手にNソウルタワーへルートの入口が見えます。
案内表示に、日本語で南山ソウルタワー(1,200m)と書かれています。この階段を登っていきます(この階段の左手に坂道がありますが、そっちではありません)。
階段が続きます。運動不足だと結構きついかもしれません。
でも時々現れる景色が結構キレイです。夜も絶対キレイですよね、ここ。
振り返るとこんな景色も。下りはこんな景色を見ながら歩いて行けます。
最後はケーブルカー乗り場(降り場)を通って、
南山八角堂を通って、Nソウルタワーです。
やっぱり歩きは結構大変ですね(笑)。
いやいや、私は体力があるから大丈夫です!という強者がいそうなので…、動画を撮ってきました。旅行の方は無理する必要はないと思います(笑)。
ただ、帰り(下り)は結構楽なので、歩いて帰るのもアリじゃないかなと思います。
どう考えても、バスで行くのがベストですけどねw
Nソウルタワーのチケットを一番安く買う方法
行き方も大事ですが、チケットの買い方も大事です。
Nソウルタワーのチケットは現地で買ってはいけません。損です(笑)。
ネットで買えば、割引クーポンやらなんやらで、かなり安く買えます。
チケット(バウチャー)は購入後、メールですぐに届きます。当日でも、ネットにつながっていれば、直前でも(Nソウルタワーのチケット売場の前にいても)割引価格でチケットを購入できます。
知ってしまった以上、Nソウルタワーのチケットは、ちゃんとネットで買って行ってくださいね^^。わざわざチケット売場にならんで、高いチケットを買うなんて、もったいなさすぎです。
NソウルタワーのチケットはKLOOKが最安値
NソウルタワーのチケットはKLOOK(クルック)で買うのが一番お得です。
チケット売場で買うより断然安く買えます。
買い方も超かんたんです。
メールアドレスを登録して、カードやPayPayで決済すると、バウチャー(eチケット)がメールで送られてくるというシンプルな仕組みです。たったこれだけのステップであっさり割引価格でチケットが手に入ります。
なんでそんなに安くなるの?
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