ミシュラン獲得の謎の白い食べ物はうまいのか?楗柏水粿(Jian Bo Tiong Bahru Shui Kueh)

2021年からミシュラン・ビブグルマンを受賞し続ける謎の白い食べもの屋台、ジアン・ボー・シュイ・クエ(楗柏水粿|Jian Bo Tiong Bahru Shui Kueh)。白い食べものの正体は水粿(シュイ・クエイ、Shui Kueh)。シンガポールやマレーシアで広く親しまれる伝統的な軽食です。

もくじ

水粿とは?

水粿、読み方はシュイ・クエ(Shui Kueh)。

もともとは潮州系移民がもたらした料理で、朝食やおやつとして長く庶民に愛されてきました、シンガポール・マレーシアの軽食です。小さな蒸し皿で仕上げる白くもちもちとした米粉の台座に、香ばしく炒めた大根漬物(チャイポー)をのせて食べるのが定番です。

この料理の魅力は、米の優しい甘みとチャイポーの塩気・旨味のコントラストにあります。見た目は素朴ながら、ひと口で広がる奥深い味わいが特徴です。

米を一晩水に浸し粉にしてから蒸す。なめらかな食感を出すために、見た目とは裏腹に、調理には長い時間と手間がかかると言われています。この水粿の名店としてシンガポーリアンの心を掴んでいるのが「楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)」。熱烈なファンが多く、連日行列ができる人気店となっています。

楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)の基本情報

楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)は1958年創業の老舗で、シンガポールにおける水粿の代名詞的存在です。2021年にミシュラン ビブグルマンを初受賞し、以降も連続掲載されることで国内外から注目を集めています。

楗柏水粿の基本情報
住所30 Seng Poh Rd, #02-05 Market, シンガポール 168898
アクセスハブロック駅から徒歩5分
営業時間7時00分~20時00分(無休)
所要時間10分程度
料金5~10シンガポールドル
公式サイトミシュラン公式サイト

楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)は確かに人気店で行列ができていることが多いのですが、シュイ・クエ(Shui Kueh)は軽食という位置づけなので、皆さん行列の様子を見ながら並んでいる感じで、そこまで行列が長くなることはありません。回転も比較的早いので、行列が過度に長くない限り並んじゃっていいと思います。

楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)の場所・行き方

楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)があるのは、シンガポール屈指の人気ホーカー「チョンバルマーケット」の2階です。2025年の夏に全面改装して、概観もスッキリ。白地に赤でTIONG BAHRU MARKET(チョンバルマーケット)の文字。かっこよくなりましたね。

「チョンバルマーケット」へは、MRTイーストウエストライン(グリーンライン)のチョンバル(Tiong Bahru)駅からだと歩いて10分。トムソンイーストコーストライン(ブラウンライン)のハブロック(Havelock)駅からだと歩いて5分くらいです。

ハブロック(Havelock)駅の2番出口から行けば、体感では3分くらいで行けます。ブラウンラインができてシンガポールのグルメツアーはだいぶ便利になりましたね。

楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)のおすすめメニュー

おすすめメニューは、もちろん水粿(シュイ・クエ)。5個で3.80シンガポールドル、8個で6,00シンガポールドル、10個で7.60シンガポールドルです。

正直好みが分かれる食べ物なので、ミニマムの5個で十分でしょう。

白いのは米粉を蒸したもの。上にのっているのは、香ばしく炒めたチャイポーと呼ばれる大根の漬物です。

漬物?そうなんです。

なんか見た目から、または、シンガポールの軽食・おやつという響きから、お餅のようなものに甘いあんこのようなものがのっている甘味・スイーツ系かな…と思って食べたら、マジでまずいです(笑)。

あまいものだと思わずに食べたらどうか?

お餅みたいな風貌なのに一切モチモチしていない食感と、上にのってる黒いやつは、甘そうな見た目なのに結構しょっぱくて、炒めてあるから脂っこい。正直美味しくはありません(笑)。

地元民には人気のある食べものですが、観光客的には有名な食べものというわけでもないので、旅行者の方は食べなくていいと思います。

楗柏水粿(ジアン・ボー・シュイ・クエ)のある「チョンバルマーケット」には、シンガポールのミシュラン屋台がいくつかあるので、ここで食べるくらいなら、そっちに行った方がいいですね。

【チョンバルマーケットのミシュラン屋台特集】

「チョンバルマーケット」はミシュラン屋台の宝庫。鹵麵178(Lor Mee 178)他にも、有名なミシュラン屋台がいっぱいあります。

あわせて読みたい
ミシュラン連続受賞!チキンライスの名店「チョンバル・ハイナニーズ ・ボンレス・チキンライス」がうま... ミシュランのB級グルメシリーズ・ビブグルマンを毎年受賞しつづけているチキンライスの名店、それがチョンバル ハイナニーズ  ボンレス チキンライス(中峇魯...
あわせて読みたい
シンガポールで一番美味しいホッケンミー|ミシュラン屋台「ホンヘン・フライド ・ソトン・プラウンミー」 シンガポールでミシュラン・ビブグルマンを受賞し続けるシンガポールのB級グルメの代表格「ホッケンミー」のミシュラン屋台、ホン ヘン フライド ソトン プラウン ミー...
あわせて読みたい
シンガポールのミシュラン屋台「許兄弟猪什湯」の透き通るホルモンスープ シンガポールのミシュラン・ビブグルマン受賞店、透き通るホルモン(モツ)スープが人気のコーブラザーズ・ピッグ・オルガンスープ(許兄弟猪什湯店|Koh Brother Pig's...
あわせて読みたい
恐怖のシャークナゲット!元ミシュラン屋台の鹵麵178(Lor Mee 178)へ行ってみた。 シンガポールのミシュラン屋台の宝庫「チョンバルマーケット」でかつてミシュラン・ビブグルマンを受賞したことがある、ローミー(鹵麵・Lor Mee)の人気店、ローミー17...

【シンガポールのミシュラングルメ特集】

シンガポールに来たらローカルフードを楽しんでいってほしいですね。そして、どうせ行くならミシュラン屋台を狙ってください。

この記事では、シンガポールの、ミシュラン屋台飯をどんどん紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね。

あわせて読みたい
在住者おすすめ!シンガポール【2025年】ミシュラン屋台10選 シンガポールは多民族文化が織りなす食の宝庫。その中でも、ホーカーと呼ばれるフードコートで提供される屋台料理は地元の人々の生活に密着し、観光客にも愛され続けて...
あわせて読みたい
ミシュランの聖地!アモイストーリートフードセンターの屋台に全部行ってみた シンガポールのCBD*の真ん中にミシュラン・ビブグルマンに掲載されたいわゆる「ミシュラン屋台」が集まるホーカーがあると聞いたので、シンガポーリアンの同僚と一緒に...
あわせて読みたい
激うま!シンガポールのミシュラン屋台飯「ホーカー・チャン」は本店が断然おすすめな理由!!! 屋台飯にしてミシュラン一つ星を獲得し、世界を驚かせたシンガポールのリャオ・ファン・ホーカー・チャン。その後店舗を増やし、今ではシンガポール内に4店舗を構える人...
あわせて読みたい
ミシュラン1つ星の屋台飯!安い!タイホア・ポークヌードルの行き方とおすすめメニュー 2025年版ミシュランシンガポールで唯一ホーカー屋台飯で1つ星に選出されたヒルストリート・タイホア・ポークヌードルのアクセス・行き方、おすすめメニューをご紹介しま...
あわせて読みたい
ミシュラン掲載!シンガポールのバクテーの有名店「ソンファバクテー」 チキンライス・チリクラブ・ラクサとともにシンガポールの名物料理に挙げられるバクテー(漢字表記:肉骨茶)の人気店・ミシュランガイドのビブグルマンに毎年掲載され...

【シンガポール旅行情報】

現地駐在員がシンガポールの人気観光スポットを完全ガイド!

もくじ