ベトナムハノイの新名所、2014年にオープンしたロッテセンタービルの38階〜61階に位置するロッテホテルハノイ。ビルの高さに制限のあるハノイ中心部からほど近い、西の日本人街のキンマーエリアにそびえる高層ホテルです。
ビルの65階にあるハノイスカイ(ロッテ展望台)、屋上のトップオブハノイ(ルーフトップバー)といった人気スポットへのアクセスも抜群。
韓国髄一のホテルサービスを誇るロッテホテルのベトナム・ハノイの旗艦ホテルというだけあって、宿泊者の評価も上々です。
今回は、そんな人気のロッテホテルハノイの宿泊レビュー。部屋のクオリティ、景色(夜景)、フィットネスやプール、大浴場(サウナ)などの館内施設、さらには、コスパ最強と言われる豪華朝食ビュッフェまで、写真を使ってくわしくレビューしていきたいと思います。
ロッテホテルハノイってどうなの?泊まるべき?と悩まれている皆さまのお役に立てば、うれしいです。
ロッテホテルハノイ
ロッテホテルハノイとは
ロッテホテルハノイは、2014年にオープンしたベトナムハノイのランドマーク、65階建てのロッテセンターハノイの38階~61階(フロントデスクは18階、客室は40階~61階)にある5つ星ホテル。
韓国最高ランクのホテルサービスを提供するロッテホテル&リゾートの運営です。
やっぱり一番の注目は部屋からの眺めです。これだけ綺麗な夜景が見られるホテルはハノイには少ないと思います。
ロッテホテルハノイの住所・アクセス・ロケーション
住所:54 P. Liễu Giai, Cống Vị, Ba Đình, Hà Nội 100000 ベトナム
ハノイ・ノイバイ国際空港から30km弱、タクシーなら3,000円くらい、grabなら2,000円くらいでしょうか。
ホーチミン廟やタンロン遺跡、ハノイ旧市街などの観光エリアから2km〜4km。気候がよければ、歩けなくはない距離感です。
エントランス・レセプションはこんな感じ
ロッテホテルハノイへは、ロッテセンターハノイ(ビル)を正面に見て、右手の入口から入ります。
レセプションは38階。奥にあるエレベーターに乗って、38階まで上がります。
38階で降りるとラウンジがあります。レセプションはその反対側です。
こちらがレセプションのあるロビーフロア(夜)。いやいや広いです。
まずはここでチェックインを済ませます。
続いて、客室フロア行きのエレベーターに乗ります。高層階のホテルの唯一の欠点はこの乗り換えですかね。壮大な景色が味わえるのと引き換えですが、ちょっと面倒です。
客室フロアのエレベーターホールです。ゴージャス!
この段階で部屋もゴージャス確定です。
廊下はちょっと狭めですかね。木目調の落ち着いたデザインで統一されています。
部屋はこんな感じ
今回宿泊したのは、41階のデラックスダブルルーム。いつも通りAgodaで予約しました。
海外の、特にアジア圏のホテルは、最近は迷わずAgodaですね。結局Agodaが安いので。アゴダで通算200泊くらいしてそうですw。
脱線しました^^。部屋の中を見ていきましょう。
5つ星ホテルなので部屋がキレイなのは確定済みです。
興味は、どれくらいキレイか、どれくらい凄いか、です。
部屋は桜デザイン。ベッドの後ろやカーペットに桜があしらってあります。
このデザイン。韓国ソウルの6つ星ホテル・同じくロッテが経営するシグニエルソウルと同じです。ソウルだとこの部屋☟が6万円。ハノイだとこの部屋☝が2万円。
ちなみにベッドは、ロッテホテルがシモンズと共同開発したロッテのオリジナルベッドマットhe:on(ヒーオン)。ネットで調べたら市販されているみたいですが、マットレスだけで37万円だとか。さすがに寝心地は最高です。
実際にとても深い眠りに就けましたね。旅先のホテルは疲れが残りがちですが、そんなこともなく。心地のいいベッドです。
部屋は奥から見るとこんな感じです。ベッド周りに十分なスペースがあるので、全体としてゆったり感がありますね。こういう無駄なスペースがいいホテルの証しだったりします。
デスクも広々。ビジネス用のホテルとしても使えそうです。
コンセントもバッチリ日本対応です。
ソファーもあるので、ゆっくり寛ぐのにも適しています。
冷蔵庫の中には飲み物の在庫がしっかり揃っています。1階へ行くのは面倒なので、これはありがたいですね(実は7階にコンビニがあります)。
ワイングラスが用意されているところなんか、高級ホテルっぽいです。ワインが用意されているわけじゃないですけど…^^;
無料のミネラルウォーターは2本。洗面所に置かれています。
海外だと、歯みがきの後の口をゆすぐのに使う方が多いと思うので、ここで正解かなと思います。
水回りを見てみましょう。
大理石のタイルで造られた大きめのバスルーム。とても綺麗で清潔です。
バスタブとは別にシャワールーム。
シャワーの水圧も問題なしです。快適に使えます。
そしてその隣りにトイレというスタイルです。
シャンプー類はオーストラリアのグロウンアルケミスト。日本のホテルでは、まずお目に掛かれない代物。シャンプーなんか200mlで5千円くらいする超高級品です。
アメニティもボックスに収納。必要なものはすべて揃っています。
バスローブは入口横のクローゼットに掛けられています。
肉厚のしっかりしたタオル地です。
もちろんタオルも最上級クラス。しっかり厚手でやわらかいホテルタオルです。
余談ですが、ルームスリッパもソールが厚い最上級クラスです。
部屋からの眺めはこんな感じ
部屋の設備も最高ですが、部屋からの眺めも最高です。
ライトを落とすと宝石のようなハノイの街並みが窓一面に広がります。
ハノイの夜景も侮れないですね。結構キレイです。
ちなみに日中の景色もキレイです。
キレイというより面白いって感じかもしれません。道路を忙しなく走るバイクの群れを見ていると結構楽しいです。
ロッテホテルハノイの朝食ビュッフェはこんな感じ
朝食会場は63階のレストラン「グリル63」です。
フロアは2階分。大きな吹き抜けが印象的な巨大空間。
大きな窓からハノイの街並みやレッドリバーが一望できます。
各国のロッテホテルに泊まっていますが、やはりロッテホテルのバイキングは秀逸です。
特にペイストリー(菓子パン)が上手なんですよね。ロッテだからでしょうか。
こういうドーナッツとか、他のホテルバイキングではちょっと見かけない珍しいメニューがあったりします。
料理もちゃんとしています。出来合いのメニューなんか一切なしです。
中華料理系が多めなのは、宿泊客の傾向を考慮して、でしょうか。
飲茶なんかもあります。
これだけクオリティの高い料理がズラッと並ぶとワクワクしますね。何を食べようかな〜って悩みます^^
サラダの種類もベトナムにしては豊富かな。葉物はドレッシングが絡みやすいように、ちゃんと水切りがしてあるあたり、ここのシェフ、タダ者ではありませんね。
やっぱり南国ですからね。フルーツはがんばってきます。種類は豊富だし、何より新鮮でおいしいです。
ドリンクもナチュラル系で攻めてきます。しぼりたてのフルーツジュースはやっぱり無条件に美味しいです。
ライブキッチンコーナーもあります。
ここには作りたてのあったか料理がズラッと並べられています。
韓国資本のロッテホテルなのでサムギョプサルみたいなのもあります。
定番の卵料理のライブクッキング。オムレツ、スクランブルエッグ、フライドエッグ(サニーサイドアップ)などなど。
そしてベトナムらしく、フォーのライブクッキング。チキンとビーフが選べます。
そして、こちらが本日の朝食プレートです。一品一品のクオリティの高さを感じていただけるのではないでしょうか。おいしそ〜^^
やっぱりロッテホテルのペイストリーは絶品です。
料理も全品手作り。手抜きは一切なしって感じです。
そしてフォー。本日はビーフをチョイス。
地元民が食べる街中のフォーも美味しいですけど、高級ホテルが本気を出して作った庶民料理というのは、格別です。
ロッテホテルが本気出したスープとか。美味しいに決まってます。
素敵な景色と美味しい料理。間違いなくいい時間を過ごせます。
ロッテホテルハノイに泊まるなら朝食付きプランがおすすめですね。完全に。
ロッテホテルハノイ
フィットネスジム・プール・サウナはこんな感じ
ロッテホテルハノイのフィットネスジム、プール、サウナなどの施設は7階に集中しています。
まずはフィットネスジム。
ロッテホテルのジムはどこも大きいんですが、ここロッテホテルハノイのジムも超大きいですね。
機材もこれでもかというくらい揃っています。
ただ、7階という低層階なので、眺めがいまいちです。
屋外プールもあります。ホテルのレセプションのある38階より下はオフィスフロアなので、人目が気になるといえば気になります。
25mの大人用プール。深さは1.5mとちょっと深めです。
こども用プールもあります。深さは60㎝。ちょうどいいですね。
デッキチェアーでゆっくり過ごすのもいいですね。
サウナと言っても、サウナだけでなく、お風呂も付いています。いわゆる大浴場ですね。
プールから直結。タオルも備え付けがあるので、用意なしでお風呂に入れます。
温かいお風呂と冷たいお風呂があります。
サウナは広めですが、温度が中途半端かな。
サウナ室の温度表示は68℃。ビシッと整うのは期待できなさそう。お風呂は気持ちがいいので、大浴場という感じで割り切って使うのがいいかもしれません。
余談ですが、このサウナの横にはSKY MARTという小さなコンビニがあります。
外へ出て買い物するのも結構大変なので、ちょっとした買い出しは7階で済ますのがいいと思います。
(まとめ)ロッテホテルハノイに泊まるべきか
部屋やレストランから見える絶景、部屋のクオリティ、ミシュランクラスの朝食ビュッフェ、そしてロッテホテルのホスピタリティ。
ハノイの雑踏から洗練された静寂の世界へ。スーッと心が落ち着いていくのが分かります。
部屋から見えるソウルの夜景はプライスレスです。
他の国なら4,5万円はしそうなロッテホテルが、ほぼ同じクオリティで2万円前後ですからね。選択肢の一つにしても、いいんじゃないかと思います。
なお、海外ホテルのNo.1予約サイトAgoda(アゴダ)の料金表示は1部屋の料金です。2人で泊まれば、1人あたりの料金は表示価格の半分。なかなか、いい感じじゃないでしょうか。
ロッテホテルハノイ
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