2018年のWorld’s Best Airlinesがスカイトラックスから発表されました。World’s Best Airlinesは、利用者の航空会社に対する満足度調査をもとづいて、スカイトラックス者が決定するもので、今や航空会社にとって名誉ある賞の一つとなっています。
昨年2017年、World’s Best Airlinesに輝いたのはカタール航空、2015年以来の2年ぶりに通算4度目の受賞でした。2位はシンガポール航空、そして3位にはANAが初の総合ベスト3にランクインしました。その他の日系航空会社はJALが16位、ピーチ航空が96位。
さて、2018年のランキングはどうなったのでしょうか。
2018年 ベスト航空会社ランキング
2018年の調査は2017年8月~2018年5月にかけて、100か国以上、2千万人以上の人たちの協力を得て行われました。この結果、2018年度、世界335社の航空会社の頂点に立った航空会社は…
シンガポール航空
です!
シンガポール航空は、ベスト3の常連ですが、2008年から1位から遠ざかっていて、今回は10年ぶりの受賞となりました。おめでとうございます!
ベスト10を見るとこんな感じです。
順位 | 空港会社名 |
1位 | シンガポール航空 |
2位 | カタール航空 |
3位 | 全日空(ANA) |
4位 | エミレーツ航空 |
5位 | エバー航空 |
6位 | キャセイパシフィック航空 |
7位 | ルフトハンザドイツ航空 |
8位 | 海南航空 |
9位 | ガルーダインドネシア航空 |
10位 | タイ国際航空 |
トップ10の顔ぶれは概ね変わりありませんが、昨年8位だった、UAEのエティハド航空が順位を大きく下げて15位、変わって昨年の11位からタイ国際航空がランクインしました。
ANAは昨年度同じ3位、JALは昨年の16位から若干順位を上げましたが、依然としてトップ10圏外の13位。ちなみにピーチエアは91位。
その他のランキング
スカイトラックスではその他にもいろいろなポイントから航空会社をランクづけしています。ちょっと覗いてみましょうか。
格安航空会社のランキング
1位 エアアジア 2位 ノルウェーエアシャトル 3位 イージージェット
ピーチエアは13位に沈んでいます。
ベスト機内エンターテイメント
1位 エミレーツ航空 2位 シンガポール航空 3位 カタール航空
これは重大な問題かも。日本の航空会社はJALが17位、ANAが20位に撃沈。
客室内の清潔さランキング
1位 ANA 2位 エバー航空 3位 アシアナ航空
空港サービスランキング
1位 エバー航空 2位 ANA 3位 キャセイパシフィック航空
昨年まで3年連続で首位を守ってきたANAが陥落。
ファーストクラスランキング
1位 シンガポール航空 2位 エミレーツ航空 3位 エールフランス
ビジネスクラスランキング
1位 カタール航空 2位 シンガポール航空 3位 ANA
エコノミークラスランキング
1位 タイ国際航空 2位 シンガポール航空 3位 カタール航空
エコノミークラスのシート部門では、JALが1位を獲得するも、食事部門で9位、総合で10位に沈んでいます。ANAはシート部門で7位、食事部門8位、総合5位。ちょっと個別評価と総合評価のバランスがわかりませんが、日本の航空会社のエコノミーって結構いいと思っていたので、ショック…
自分にとっては、日本の航空会社は結構快適なんだけどなぁ。言葉の問題か。日本の航空会社の伸び悩んでいる感がもどかしい結果でした。
その他詳細はSKYTRAXのページ(英語)でご確認ください。
(ご参考 その1)ベスト空港ランキング
先だって空港のランキングも発表されています。シンガポールチャンギ空港強し。6年連続第1位でした。
(ご参考 その2)ベストエアポートホテルランキング
SKYTRAXは、ベストエアポートホテルランキングなんていうのも発表しています。
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