
香港へ行くならオクトパスは必須アイテム。オクトパスは、MTRやバスなどの交通機関だけでなく、コンビニやレストランなどの支払いにも使える電子マネーです。現在はカード型だけでなく、スマホアプリも出ており、香港へ行くならオクトパスアプリのダウンロードが必須、といえるかもしれません(日本で交通系アプリがあった方が断然便利なのと同じです)。
今回、実際にiPhoneに旅行者向けのオクトパスアプリ「Octopus for Tourists」を入れて、香港で使ってみました。改札ではiPhoneをかざすだけで、Face IDやアプリの起動は不要。残高や利用履歴もスマホですぐ確認できます。例えば、電車に乗車中にその旨が表示されたり、残高以下(マイナス残高)まで使えるケースがあるなど、日本のSuicaにはない便利な機能がある一方で、Apple Walletからはチャージができないなど、Suicaとは違うところもあって迷いました。
この記事では、香港オクトパスアプリのダウンロード方法や始め方、初期設定の仕方やApple Walletへの登録方法、チャージ(Top Up)方法、MTRやコンビニでの使い方、残高不足になったときの対処法などなど、オクトパスのアプリの使い方を、実際の画面と写真を使ってくわしく解説します。
皆さまの快適な香港旅行の一助になったらうれしいです。
香港のオクトパスとは?カード型とアプリ型の2種類
オクトパスは、香港の交通機関や店舗で使える電子マネーです。MTR、バス、トラム、フェリーなどの公共交通機関に加えて、コンビニ、自販機、飲食店などでも使えます。
感覚としては、日本のSuicaやPASMOにかなり近いです。香港旅行のオクトパスも、日本と同じく、従来からあるカード型と、スマホに入れて使うアプリ型(モバイル・オクトパス)があります。
カード型は、改札や店舗の端末にカードをかざして使います。チャージ(トップアップ)もコンビニや駅で、現金でできます。

一方、アプリ型(モバイル・オクトパス)なら、カードを持ち歩く必要がなく、紛失等の心配は少なくなります。チャージ(トップアップ)はスマホ上で出来ますが、当然電波が通じてないといけないのでsimカードが必要だし、決済のためのクレジットカードも必要になります。

香港オクトパスはアプリでも使える|iPhoneなら「Octopus for Tourists」
香港のオクトパスはスマホアプリが便利です。今回実際に使ったのは、iPhone向けの旅行者用アプリ「Octopus for Tourists」です。
一度設定してしまえば、MTRではiPhoneを改札にかざすだけ。切符を買う必要はなく、コンビニやレストランなどの支払いにもそのまま使えます。残高や利用履歴の確認やチャージ(トップアップ)がスマホでできるのも、カード型にはない使いやすさです。
香港の駅には乗車券の券売機がありますが、Mobile Octopusを設定していれば、そのまま改札へ向かえます。香港民はもはやほとんどアプリ派なので、切符売り場はご覧の通りガラガラです。

香港オクトパスアプリのダウンロードと初期設定
ここからは、iPhoneでオクトパスのアプリを使い始めるまでの設定について解説していきます。
設定自体はそれほど難しくないので、香港についてからでも余裕ですが、ダウンロードも含めて初期設定にはWi-Fi環境が必要なので、出発前に済ませておいた方が無難です。香港空港に到着後すぐに使えるのも何かと便利です。
1. Octopus for Touristsをダウンロード
香港旅行者向けのオクトパス公式アプリ。iPhoneへのオクトパス登録、チャージ(Top Up)、残高・利用履歴の確認ができます。
App Storeで見るまず、App Storeから「Octopus for Tourists」をダウンロードします。
ダウンロード後、アプリを起動すると、Octopus for Touristsの特徴を紹介する画面が続きます。
日本語表示ではありませんが、最初の設定は画面に沿って進めれば問題ありません。

2. Apple Accountでサインイン
案内を進めると「Sign in with Apple」が表示されます。
ここはApple Accountでサインインしておくのがおすすめです。このあとApple Walletへの登録やカード連携へそのまま進めるので、設定の流れがスムーズです。
さらに、一度設定しておけばOctopus for Touristsを開くときもFace IDでサインインできます。旅行中にたまにしか開かないアプリだけに、別のパスワードを覚えておくよりこちらの方が楽です。
Octopusアプリ側は英語ですが、Appleの認証画面に移ると日本語で表示されます。

3. 「Add New Octopus」からAdultを選択
新しくオクトパスを作る場合は、「Add Octopus」からAdultを選択します。物理カードをiPhoneへ移すメニューもありますが、今回のように新規で作るならAdultを選べばOKです。

4. 初回はHK$150をチャージ
ここから最初のチャージを行います。
Octopusでは、チャージのことを「Top Up(トップアップ)」と呼びます。アプリ内でも「Top Up Amount」「Top Up」などの表記が出てくるので、覚えておくと迷いません。
新規発行時は、最初にHK$150を入れます。このうちHK$50は解約時に返金可能なデポジットになります。つまり、最初にHK$150支払いますが、実際に使える残高はHK$100です。
画面では「Top Up Amount HKD 150」「Refundable Deposit HKD 50」「Total Amount HKD 150」と表示されました。

5. Apple Walletにオクトパスを追加
支払いが終わると、そのままOctopusをApple Walletへ追加します。
Apple側の画面に切り替わるので、利用規約に同意して進めます。

設定が完了すると、オクトパスはエクスプレスカードとして使えるようになります。
これで準備完了です。

香港オクトパスアプリのチャージ方法
残高が少なくなったら、Octopus for Touristsアプリから追加チャージします。
アプリではチャージのことを「Top Up(トップアップ)」と表示します。最初の画面にTop Upと書かれているボタンがあるので、それをタップします。

次の画面でチャージしたい金額を入力し、Apple Payに登録したカードで支払えば完了。すぐに残高に反映されます。
今回はHK$100を追加チャージしました。

【重要】チャージはApple WalletではなくOctopusアプリから
ここは、日本人のiPhoneユーザーが一番迷うところです。自分も実際迷いました。
改札でアプリをタップしたら「このカードは使用できません」と表示され、しかも「このカードを削除して、追加し直してください」と表示されたんです…。えっ?

実はこれ残高不足で使えない時にも表示されるアラートです。
ということで、ウォレットに入っているオクトパスアプリを開いてチャージをしようとすると…今度は「支払い方法を追加」「ウォレットに利用できるカードがありません。対応している地域のカードを追加してからやり直してみてください。」というアラートが出てチャージが出来ません。

終わった…となる前にちょっと待ってください(笑)
まず、「ウォレットに利用できるカードがありません。対応している地域のカードを追加してからやり直してみてください。」というアラートの意味ですが、ウォレット上のオクトパスから直接チャージできるのは香港発行のVisa・Mastercard・UnionPayカードだけ。なので、普通の日本人旅行者はウォレット上のオクトパスからチャージできないということです。「カードを追加」なんて出てますが、日本で作った別のクレジットカードを追加してもチャージはできません。
ではどうしたらいいか?
ウォレット上のオクトパスではなく、先ほどダウンロードしたオクトパスのアプリ(スマホのホーム画面のどこかにあるはずです)からチャージするんです。目から鱗ですね。そういえば、利用開始時にはアプリから入金(チャージ)しましたよね。同じ要領でチャージすればいいんですね。
この発想が、日本のSuica(交通系電子マネー)の感覚で使っていると、出てきにくいんです。だから、ここで皆さん混乱するみたいですね。
なので一つだけ覚えておきましょう。
香港MTRでオクトパスアプリを使う方法
設定が終われば、MTRでの使い方は驚くほど簡単です。
駅に着いたら、緑色の矢印が表示されている改札へ進みます。

そして改札にスマホをタッチ。この流れは日本の交通系モバイルアプリ(モバイルSuicaなど)と全く同じです。

MTR利用時は、利用状況・運賃・残高をタイムリーに確認できる
改札を出ると利用金額と残高がiPhoneに表示されます。例えば、今回HK$4.60利用したときは、残高がHK$77.30からHK$72.70になったことがすぐ確認できました。

移動中(乗車中)もその旨と残高が表示されます。これがなんの役に立つのかは不明ですが、日本のSuica等にはない機能ではあります。

香港のコンビニでもオクトパスアプリが使える
オクトパスは電車だけのものではありません。香港ではコンビニ、自販機、飲食店など、Octopusマークのある場所でそのまま支払いに使えます。
使い方はどこでも同じです。レジの近くのオレンジのリーダーにiPhoneを近づければ決済できます。このあたりはSuica等と同じですね。

オクトパスは残高不足でも最大HK$50まで使える
実際に使っていて面白かったのが、残高が足りなくても一定範囲なら支払いが通ることです。
利用前の残高がプラスなら、1回の取引で最大HK$50までマイナス残高にできます。
今回、HK$100をチャージしたあとにHK$61、さらにHK$40を使いました。合計HK$101なので、残高はHK$1のマイナスです。
アプリの利用履歴を見ると、MTR、コンビニ、飲食店、トップアップまでひとつの画面に並びます。

残高が0以下になると次の利用はできない
マイナスまで使えるのは便利ですが、そのまま続けて使えるわけではありません。
残高がすでに0またはマイナスになっている状態では、次の支払いはできません。
実際、HK$1のマイナスになったあとMTRの改札を通ろうとすると、「このカードは使用できません」と表示されました。

ここで慌ててApple Wallet(ウォレット)を開かずに、Octopus for Tourists(アプリ)からチャージ(Top Up)します。
カード型オクトパスならコンビニでチャージできる
カード型の場合は、コンビニなどで現金を使ってチャージ(トップアップ)できます。
スマホの設定が苦手な方は、カードの方が分かりやすいです。


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