こんちわ。シンガポール在住のサラリーマン、けんたです。
今回はタイ・バンコクへ出張中です。うまいローカルフードは食べたい。でも有名店を一軒ずつ回る時間はない。特にバンコクは渋滞が激しいので、下手に有名店を狙い撃ちしようとすると、思いのほか時間がかかったりして…ミシュラン屋台、美味しいのはわかっていてもなかなか狙いにくいですよね。
今日はどこで食べる?と今日も思案中…
そんな出張族や短期旅行者にも刺さるのが、サイアムパラゴンのG階にある巨大フードコート「GOURMET EATS(グルメ・イーツ)」。バンコクの有名店、ローカルフード、ミシュラン掲載実績を掲げる屋台が、ぎゅーっと集まっています。
まさに迷ったらここ。というか迷わなくてもここでOKという穴場なんです。

今回はその中から、蟹チャーハンのHERE HAI(ヒア・ハイ)と、カオマンガイのGo-Ang Pratunam Chicken Rice(ゴーアン・プラトゥーナム・チキンライス)を実食。
やっぱりいいわ…「バンコクのうまいものを、涼しい場所で、短時間にまとめて攻略する」ならBTSサイアム駅直結のサイアムパラゴンのフードコート「グルメイーツ(GOURMET EATS)」。高級モールの中に現れるタイローカルの屋台村。冷房あり、清潔な席、英語入りメニュー、観光客にもやさしいフードコートです。
グルメイーツ(GOURMET EATS)とは?サイアムパラゴンの巨大フードコート
グルメイーツ(GOURMET EATS)は、サイアムパラゴンのG階に広がるフードホールです。タイのG階は日本の感覚なら1階にあたるフロアで、Gourmet Marketやレストラン街、地下の水族館へ向かう動線とつながっています。

落ち着いた高級ショッピングモールから、このフードコートに一歩を踏み入れると雰囲気は一変。タイ語、中国語、ネオン看板、赤いミシュランのプレートが四方から飛び込んできます。デパートのフードコートというより、バンコクの人気屋台街を屋内へ丸ごと移したような熱量です。

選択肢はタイ料理だけではありません。海南鶏飯、上海の焼き小籠包、シンガポール料理まで同じフロアに並びます。家族やグループで食べたいものが割れても、ここなら全員の要望を一か所で回収できます。
ミシュランの星とビブグルマンは何が違う?
売り場を歩くと、赤い「MICHELIN」の看板が次々に現れます。ただし、赤い看板がある店を全部「星付きレストラン」と呼ぶのは違います。
| 区分 | 意味 | 旅行者目線でいうと |
|---|---|---|
| 星付きレストラン | 料理の質を評価し、1〜3つの星でランク付けされる。 | 食事そのものを目的に出かける価値のあるレストラン。高級店が多い。 |
| ビブグルマン | 良質な料理を手頃な価格で楽しめる店が選出される。 | うまい、安いが選定基準。旅行中に組み込みやすいリーズナブルなお店が多い。 |
| ミシュラン・セレクテッド | ミシュランの調査員が推薦するお店。将来の選出候補。 | 星付きやビブグルマンとは別枠。新鋭の注目店。 |
グルメイーツ(GOURMET EATS)には、現在のビブグルマン、セレクテッド、過去の掲載実績を持つブランドの支店が混在しています。店頭のプレートに年号がずらりと並ぶのは、その店が積み重ねてきた掲載歴です。
旅行者にとって大事なのは、星の数よりも、ミシュランに選出された事実。一定以上のクオリティが約束されているという点です。「失敗しないお店選び」、一発勝負の旅行者にとって、これはめっちゃ重要ですよね。
そんなミシュラン掲載店がわんさか。一か所で様々なミシュラン掲載店を選べる、これがグルメイーツ(GOURMET EATS)の最大の推しポイントです。

グルメイーツ(GOURMET EATS)で見つけたミシュラン屋台・注目店一覧
グルメイーツ(GOURMET EATS)の主なミシュラン掲載実績店はこちら。
| 店名 | 主な料理 | ひとこと |
|---|---|---|
| HERE HAI ヒア・ハイ | 蟹チャーハン、蟹オムレツ | 白い蟹肉を山ほど積む海鮮系。今回の本命 |
| Go-Ang Pratunam Chicken Rice ゴーアン | カオマンガイ | 蒸し鶏と揚げ鶏を一皿で食べ比べできる |
| Cheung Hing Kee 祥興記 | 上海焼き小籠包 | 香港発。底を香ばしく焼いた生煎包 |
| Nai Uan Yentafo ナイ・ウアン | イエンタフォー | 紅腐乳スープで食べるピンク色の麺 |
| Elvis Suki by Nuch エルビス・スキー | タイスキ | 具材と春雨を炒めた香ばしい屋台料理 |
| Charm Samsen Eat チャーム・サムセン・イート | タイカレー、ぶっかけご飯 | おかずを指差しで選べるローカル食堂型 |
| Rod Dee Ded ロット・デット | 牛肉麺、煮込み肉 | 肉と濃いスープを欲している日に直球 |
| Chuan Kitchen チュアン・キッチン | 海南鶏飯、ラクサ、肉骨茶 | シンガポール、マレーシア系の味も拾える |
Cheung Hing Kee|上海焼き小籠包

大きな鉄板で底を焼く上海の生煎包が主役。タイ料理が続いたところへ、肉汁たっぷりの焼き小籠包を挟む。この寄り道は強いです。
Nai Uan Yentafo|ピンク色の麺、イエンタフォー

日本ではまず見ないピンク色のスープ。見た目は派手ですが、魚介の具をまとめる甘酸っぱさがバンコクらしい一杯です。
Elvis Suki by Nuch|香ばしいタイスキ

タイスキといっても、日本の鍋料理を想像すると別物。春雨や肉、野菜をタレで炒めるドライタイプは、香ばしさでご飯まで呼びます。
Charm Samsen Eat|指差しで選べるタイのおかず

料理名が分からなくても、目の前のおかずを指差せば注文完了。ローカル食堂の楽しさを、旅行者向けの分かりやすさで味わえます。
Rod Dee Ded|肉を食べる牛肉麺

麺より肉が気になる店構え。牛肉の煮込み、肉団子、濃いスープという、疲れた日の胃袋に分かりやすく効く布陣です。
Chuan Kitchen|シンガポール料理も参戦

シンガポール在住者としては素通りできない顔ぶれ。タイの屋台料理の合間にラクサや肉骨茶まで選べるあたり、このフードコートの守備範囲は相当広いです。
実食1店目|HERE HAIの蟹チャーハン

まず向かったのはHERE HAI。バンコクのエカマイに本店を持つ海鮮料理店で、蟹肉を惜しげもなく使うチャーハンが看板です。

看板メニューは蟹肉を積んだ「INSANE」チャーハン

メニュー名はINSANE LUMP CRAB MEAT FRIED RICE。自分で「正気じゃない」と名乗るだけあり、写真の時点で蟹が多い。フードコート飯としては高いです。でも、ここで値段だけ見て引き返すとHERE HAIへ来た意味がありません。


蟹が具ではない。蟹が主役です
皿が来た瞬間、これは笑います。蟹チャーハンによくある「蟹っぽい感じ」だけではありません。スプーンをどこへ入れても蟹。具として散らしているのではなく、チャーハンの上に主役を堂々と積んでいます。

蟹肉はふっくらして甘く、米は濃いめの色から想像するより重くありません。鍋肌で焼けた香ばしさが入り、卵と青ねぎが蟹の甘さを持ち上げます。高級な蟹料理を、スプーンで豪快にかき込む。この乱暴なぜいたくが最高です。

添えられた緑のシーフードソースは、青唐辛子と酸味が鋭いタイ味。最初から全部かけず、後半に少しずつ足すのが正解です。ライムも搾れば、同じ一皿が後半戦で別の顔になります。

実食2店目|ゴーアンのカオマンガイは95バーツ

2店目は、ピンクの制服で知られるプラトゥーナムのカオマンガイ店、ゴーアン。HERE HAIの隣にあり、蟹チャーハンからカオマンガイへの移動は数歩です。この距離感、食べ歩きというより横移動です。

蒸し鶏と揚げ鶏、迷うなら両方
注文したのはミックス・チキンライス、95バーツ。蒸し鶏と揚げ鶏の両方を一皿に盛り、スープ、甘辛いタレ、濃いしょうゆダレが付きます。初めてなら、これ一択でいいです。

米は鶏のだしと脂を吸い、粒の内側までうまい。カオマンガイは鶏だけを評価しがちですが、最後に皿から消えるのはこのご飯です。

蒸し鶏はつるりとやわらかく、穏やかな味。タレを少し付けるだけで完成します。強い味で押してこないので、HERE HAIの蟹チャーハンと続けて食べてもぶつかりません。

揚げ鶏は一転して、パリッと香ばしい。蒸し鶏のしっとり感と交互に食べると、95バーツの一皿が最後まで単調になりません。

そして忘れてはいけないのが血豆腐。見た目で一瞬止まりますが、味は穏やかで、ぷるりとした食感です。旅先で知らないものが皿に乗っていたら、まず食べる。こういう一口が、後からいちばん記憶に残ります。

GOURMET EATSの注文方法・支払い・席取り
注文は写真付きメニューを指差せば完了
各店のカウンターに写真付きメニューがあり、英語表記も充実しています。料理名を正確に発音する必要はありません。番号か写真を指差し、サイズを伝えれば注文できます。
現金はプリペイドカード、カード対応店はその場で決済
現金で食べる場合は、フードコートのカウンターでプリペイドカードへチャージして使います。クレジットカードに対応する店は、その店のレジで直接決済できます。注文後は料理をその場で受け取る店と、HERE HAIのように呼び出しベルを渡す店があります。
2人以上なら、1人が席を確保
昼と夜のピークは客席が埋まります。2人以上なら、1人が席を取り、もう1人が注文へ。全員で料理を探しに行くと、トレーを持ったまま席を探すことになります。一人なら壁際やカウンター席から当たると早いです。
- 1品だけ:20分~30分程度
- 2店を食べ比べ:45分~60分程度
- 家族で複数店:先に席を確保して、手分けして料理を確保。トータル60分程度?(お子様の食べるスピードなどによりますね)
バンコクの有名店を2軒回れば、移動だけでこの時間を使います。ここなら1時間もあれば2軒くらい余裕で回れます。うまい、手軽、時短。3拍子揃った短期滞在者の強い味方です。
サイアムパラゴンとGOURMET EATSへの行き方

最寄り駅はBTSサイアム駅(Siam/CEN)。スクンビット線とシーロム線が交差する、バンコク中心部の乗換駅です。


3番出口から館内へ入り、案内の「GOURMET MARKET」「GOURMET EATS」を追ってG階へ進みます。建物が大きいので、店名を探すより「G階」を先に目指す方が早いです。
| 店名 | GOURMET EATS(グルメ・イーツ) |
|---|---|
| 場所 | サイアムパラゴン G階 |
| 営業時間 | 10:00〜22:00 |
| 最寄り駅 | BTSサイアム駅(CEN)3番出口直結 |
| 住所 | 991 Rama I Road, Pathum Wan, Bangkok 10330 |
| 公式サイト | Siam Paragon Dining |
おすすめの使い方1|水族館の前後にローカルフード
GOURMET EATSを最も効率よく使える組み合わせが、同じサイアムパラゴンにあるシーライフ・バンコク・オーシャンワールドです。水族館はB階、GOURMET EATSはG階。暑い屋外へ出ず、エスカレーターで移動できます。
午前に水族館を見て、昼にミシュラン屋台を食べ歩く。逆にGOURMET EATSで早めの昼食を済ませ、人が増える前に水族館へ入る。子連れなら、この館内完結ルートが圧倒的に楽です。
水族館の見どころ、所要時間、チケットの買い方は、シーライフ・バンコク・オーシャンワールド完全ガイドで写真たっぷりに紹介しています。

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おすすめの使い方2|アジアンティークへ向かう前のワンクッション
夕方からアジアンティークへ行く日にも、GOURMET EATSは使えます。ホテルから直接アジアンティークへ向かうと、夕方までの時間が少し余る。そこで昼すぎにサイアムへ入り、買い物とミシュラン屋台を挟んでから川沿いへ移動します。
- サイアムパラゴンで買い物または水族館
- GOURMET EATSで15時前後に遅めの昼食
- BTSサイアム駅からシーロム線でサパーンタクシン駅へ
- サトーン船着場からアジアンティークへ
- 夕方からジュラシック・ワールドと夜景を楽しむ
大きな荷物を持って屋外の屋台を回る必要がなく、冷房の中で食事と休憩を済ませてから移動できます。特にHERE HAIとゴーアンを2人でシェアすれば、夕方まで腹持ちも十分です。
アジアンティークの新アトラクションへ行くなら、ジュラシック・ワールド:ザ・エクスペリエンス体験記もどうぞ。チケット、所要時間、BTSサパーンタクシン駅からの行き方までまとめています。

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まとめ|バンコクのローカルフード攻略はここから始めればいい
グルメイーツ(GOURMET EATS)は、安いだけのフードコートではありません。バンコクとアジアの有名店を、涼しく、清潔に、短時間で食べ比べる場所です。
- サイアム駅直結で、初めてのバンコクでも行きやすい。
- ミシュランのビブグルマンや掲載実績を持つ屋台が密集。
- 写真付きメニューでローカルフードを注文しやすい。
- HERE HAIの蟹チャーハンは、蟹の量がすごい。
- ゴーアンのミックスカオマンガイは95バーツで2種類の鶏を楽しめる。
- 同じ建物の水族館、夕方のアジアンティーク観光と組み合わせやすい。
一皿目は、財布にやさしいゴーアン。二皿目は、財布を開いてHERE HAI。この順番なら、バンコクの庶民派ローカルフードと豪快な蟹料理を一気に味わえます。
出張の隙間でも、家族旅行の昼食でも、水族館帰りでも大丈夫。バンコクで「何を食べるか決めきれない」ときは、まずサイアムパラゴンのG階へ。決められないまま行っても、歩けばお腹が決めてくれます。
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