
ベトナム・ホーチミンで「フォー」と言えば牛肉が定番ですが、実はあっさりとして奥深い「鶏肉のフォー(フォー・ガー)」も絶大な人気を誇ります。
その中でも、「ここに行けば間違いない!」と地元民が口を揃え、さらにミシュラン・ビブグルマン(安くて美味しいお店)にも選出された名店があるのをご存知でしょうか?
それが、ホーチミン3区にある老舗「Pho Mien Ga Ky Dong(ミェン ガー キードン)」です。
黄金色に透き通った鶏出汁スープと、ホロホロに柔らかい鶏肉のコンビネーションは、一度食べたら忘れられない感動の味。朝食にも、旅の疲れを癒やす一杯にも最適です。
今回は、そんな名店「ミェン ガー キードン」へ実際に訪れ、絶品の鶏フォーを実食! 気になるメニューや値段、ローカル感あふれる店舗への行き方まで、たっぷりの写真とともに徹底レポートします。
Pho Mien Ga Ky Dong(ミェン ガー キードン)とは?
「ミェン ガー キードン」は、その名前の由来「ミェン(春雨)」と「ガー(鶏肉)」、すなわち鶏春雨を看板メニューとして営業されていた老舗食堂ですが、 2023年にミシュランビブグルマンを受賞してからは、「鶏出汁スープ」の「フォー(米麺)」の名店として人気を博しています。
見てください、この黄金色に輝くスープ! 一口飲むと、鶏の優しい旨味が身体中に染み渡ります。たっぷり乗せられた鶏肉はしっとり柔らかく、ネギやパクチーなどの薬味とのバランスも最高。細麺のフォーとの相性も抜群です。
朝食としてはもちろん、しっかり食べたいランチやディナーでも満足できる至福の一杯です。

お店の入り口横には、真っ赤なミシュランの看板と、これまでに獲得した認定証が誇らしげに飾られています。 「ビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)」の評価通り、リーズナブルな価格で本物の味を提供し続けている実力店です。

店頭では、大きな寸胴鍋で大量の鶏ガラがぐつぐつと煮込まれています。 手慣れた地元のお母さんたちが手際よく麺を湯がき、熱々のスープを注いでいきます。

お客さんは地元民が中心。おじいちゃんおばあちゃん、仕事をしている若い人、小さな子供を連れたファミリーまで、たくさんのお客さんで賑わう、これぞベトナムのローカル食堂といった活気を感じられます。
アクセス・行き方:ローカルな路地裏に潜む名店
お店があるのは、ホーチミン3区。観光客が多い1区からは少し離れていますが、Grab(配車アプリ)やタクシーを使えば簡単にアクセスできます。 大通りから一本入った路地裏にあり、隠れ家的な雰囲気も魅力です。
| ミェン ガー キードンの基本情報 | |
|---|---|
| 住所 | 14/5Bis Đ. Kỳ Đồng, Phường 9, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh 700000 |
| 営業時間 | 5時30分~22時30分(無休) |
| 所要時間 | 30分程度 |
| 予算 | 60,000~110,000ドン |
自力で行くと、もしかすると、お店への入り口は少し分かりにくいかもしれません。 大通り沿いにある、この緑色の大きな門(お寺の門)が目印です。ここをくぐって、路地の奥へと進んでいきましょう。

門をくぐると、そこは静かな路地裏。 バイクが行き交い、地元の人々の生活が感じられる風景が広がっています。ちょっと不安になるかもしれませんが、このまま真っ直ぐ進めば大丈夫です。

少し歩くと、左手に見えてくるのが「Pho Mien Ga Ky Dong」です。 大きな看板があるオープンエアのお店で、店頭にはたくさんのバイクが停まっているので、難なく発見できると思います。

メニューと注文方法:シンプルで分かりやすい!
メニューは入口左の壁に大きく掲示されています。 ベトナム語表記がメインですが、その下に英語がチョロット記載されています。観光客の私たちは、基本的にはチキンフォー一択。あとは「サイズ」をいうだけなので簡単です。

主なメニュー構成は以下の通り(価格は変更になる場合があります)。
- To Lon(大サイズ): 70,000 VND(約420円)
- To Nho(小サイズ): 60,000 VND(約360円)
席に座ると英語のメニューを持ってきてくれると思います。
ミシュランビブグルマンに掲載されているので、観光客が多いのでしょう。お店のスタッフも手慣れたもので、雰囲気を見て観光客的にやさしく対応してくれました。
こちらが英語表記のメニュー。Smallサイズは一律60,000ドン、Bigサイズは一律70,000ドンの明朗会計です。


麺は、「Pho(米麺)」のほか「Mien(春雨)」「Vermicelli(細いパスタ麺)」「Mi(中華麺)」など、好みの麺を選べます。
鶏肉の部位(胸肉、もも肉、手羽など)も選べます。何も指定しなければミックスで提供されますが、こだわりがある場合は、指差しで注文してみるのも良いでしょう。
特に強いこだわりがなければ、「チキンフォー・スモール(またはビッグ)」と言えばOKです。相手もそれくらい(の英語)しかわかりませんから(笑)。
それにしても安い。ミシュランの味をこの価格で楽しめるのは、ベトナムならではの贅沢です。
【実食】絶品鶏出汁スープがたまらない!名物フォー・ガーを堪能
にっこりと近づいてきたスタッフのおばちゃんに「チキンフォー・スモール」と注文してからわずか数分。待ちに待った「鶏肉のフォー(フォー・ガー)」が運ばれてきました! ミシュランも認めたその味を、実際にいただいてみます。
黄金色のスープとたっぷりの鶏肉
まずはそのビジュアルに感動。透き通った黄金色のスープに、これでもか!というほどたっぷりの鶏肉が盛られています。 別皿で提供される新鮮なハーブ(バジル、ノコギリコリアンダーなど)と、シャキシャキのモヤシをお好みでトッピングしていただきます。

鶏の旨味が凝縮!感動のスープ
まずはスープを一口。 「美味しい…!」と思わず声が出るほど、鶏の旨味が凝縮されています。濃厚なのに脂っこさはなく、じんわりと体に染み渡る優しい味わい。 何時間も煮込まれた鶏ガラの深みを感じますが、決して臭みはありません。これぞ老舗の技です。

柔らかジューシーな鶏肉と滑らかな麺
主役の鶏肉は、しっとりとしていて柔らか。皮の部分はプルプルで、噛むほどに甘みが広がります。 「パサパサしている」という鶏肉フォーのイメージを覆す、ジューシーな食感です。

米麺(フォー)は角のある細麺。 程よいコシがあり、ツルツルとした喉越しがたまりません。鶏出汁スープの旨味を適度に吸い込み、鶏肉やネギと一緒に頬張ると最高のバランスになります。

自分好みに「味変」を楽しむ
卓上には様々な調味料が用意されていますが、おすすめは「ライム塩コショウ」です。 小皿に塩コショウを出し、ライムを絞って特製ダレを作ります。ここに鶏肉をちょんちょんと付けて食べると、酸味と塩気が鶏肉の甘みを引き立て、また違った美味しさを楽しめます。

暑いホーチミンには欠かせないドリンク
熱々のフォーを食べながら、冷たいドリンクでクールダウンするのもベトナム流。 今回は甘くて濃厚なベトナムコーヒー(カフェ・スア・ダー)も注文しました。他にも、さっぱりとした「チャ・ダー(冷たいお茶)」や「サトウキビジュース」なども人気です。
この雑な感じがベトナムらしくて最高です(笑)。

まとめ: 「ミェン ガー キードン」のフォーガー(チキンフォー)は、シンプルながらも奥深いスープが唯一無二の、今までベトナムで食べたチキンフォーよりも美味しいチキンフォーでした。 ミシュランガイドに掲載されるのも納得です。
ホーチミンで「本物の鶏肉フォー」を味わいたい方は、 ぜひ「ミェン ガー キードン」に足を運んでみてください。ちょっと遠いけど、その価値は絶対にあります!
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