
台南・安平(アンピン)に来たら絶対に外せないスイーツ、それが「同記安平豆花」の豆花です。 あまりの人気ぶりに、お店の前にはいつも行列ができていますよね。
実はこの同記安平豆花、安平エリアを中心に3つの店舗があることをご存知でしょうか?
多くのガイドブックでは本店が紹介されますが、 「せっかくなら本店に行くべき?」 「並ぶのは嫌だから、空いている店舗を知りたい」 「味やメニューに違いはあるの?」 と、どのお店に行くのがベストなのか迷ってしまう方も多いはず。
そこで本記事では、同記安平豆花の全3店舗を実際に訪れて食べ歩いた筆者が、各店舗の特徴や違いを徹底比較しました!
これを読めば、雰囲気抜群の本店に行くべきか、クーラーが効いて快適な2号店を狙うべきか、それとも台南市街にある台南店でもOKなのか、がわかります。台南・安平観光を効率よく楽しむためのお店選びの参考になったら嬉しいです。
同記安平豆花とは?台南を代表するスイーツの伝説

豆花(トウファ)は、大豆から作られる台湾の伝統的なスイーツ。なめらかでとろけるような食感が特徴で、甘さは控えめ。黒糖シロップや砂糖水をベースに、あずき、タピオカ、ピーナッツ、レモンなど好みのトッピングを加えて楽しみます。
暑い台湾では定番のひんやりデザートで、朝食代わりから食後のデザート、食べ歩きまで幅広く親しまれています。
同記安平豆花とは?台南を代表するスイーツの伝説
「同記安平豆花」は、台南・安平エリアで創業40年以上続く豆花(トウファ)の専門店です。
かつては屋台から始まり、今では台南を代表する「必食グルメ」として、平日でも行列が絶えないほどの人気を誇ります。 防腐剤や添加物を一切使わず、昔ながらの製法で作られる滑らかな豆花が地元民から愛され続けています。
同記安平豆花の注文方法

どの店舗もメニュー・料金は同じです。
旅行中何度も食べる予定のない方は、基本の傅統白豆花系列がいいと思います。
傅統白豆花系列はトッピングが2種類選べます。といっても、
・原味(オリジナル): キビ砂糖の優しい甘さ。
・檸檬(レモン): さっぱりとした酸味が暑さに効く!人気メニュー。
・紅豆(あずき): じっくり煮込まれた優しい甘さ。
・緑豆: さっぱりしていて食感が良い。
・珍珠(タピオカ): 小粒でモチモチ!一番人気のトッピング。
人気の組み合わせは、こちらです。
①原味(オリジナル)+紅豆(あずき)
②檸檬(レモン)+珍珠(タピオカ)
日本の方はほとんど、②レモン+タピオカを注文するんだとか。迷ったらレモンとタピオカと言ってください。ほぼ間違いなく日本語で通じます。
【徹底比較】安平の「安平総店」「安平二店」と「台南店」どこに行くべき?
「同記安平豆花」といえば安平の本店(総店)が有名ですが、実は安平エリアにもう1店舗、そして台南市内にも1店舗あり、計3つの店舗を展開しています。
ガイドブック通りに本店に行くのも良いですが、実は店舗によって「混雑具合」や「エアコンの有無」といった環境が大きく異なります。今回、私はこれら3店舗すべてを実際に訪れて食べ歩いてきました。
その実体験をもとに、それぞれの店舗が「どんな人におすすめか」を正直に比較・解説します。
同記安平豆花(安平総店:本店)

| 同記安平豆花(安平總店:本店) | |
|---|---|
| 住所 | 台南市中西區民族路二段383號 |
| 電話番号 | +88663915385 |
| アクセス | 台南市中心エリア(赤崁樓周辺) |
| 営業時間 | 9時00分~23時00分(無休) |
| 予算 | 50台湾ドル程度 |
まずは総本店。ガイドブックで紹介される「同記安平豆花」は、ほとんどこの本店です。店内には昔ながらの円卓や木の椅子があり、ザ・台湾の老舗という活気があります。
雰囲気はいいんですが、オープンエアで空調が整っていないため、真夏は暑いのが難点です。
本店を目指す人が圧倒的に多いようで、店頭には常時行列ができていますが、席数が多いので、お客さんの回転は上々。長く待たされるようなことはありません。

安平の観光名所の安平古堡、安平樹屋、安平老街からは1キロくらい。若干距離があるのも難点です。道路が整備されているが故に、まっすぐの道のりが、絶望的に遠く感じます(笑)。
あんまり歩きたくないな…という方は、次にご紹介する安平2号店がいいと思います。メニュー・味・値段は同じです。

安平本店がおすすめな人:
・台湾らしい写真を撮りたい人
・安平の観光スポットから多少遠くてもOKな人
・少しくらい暑くてもOKな人
食べたもの:傅統白豆花系列(レモン+タピオカ)
本店では、日本人のNo.1人気のトッピングである レモン+タピオカ をチョイス。レモンの爽やかな酸味が加わることで、一気にさっぱり系の豆花に変化します。

タピオカは超小粒。これが豆花にあっていておいしいという人が多いみたいです。

タピオカのもちもち食感がアクセントになり、甘さ・酸味・食感のバランスがとても良い一杯です。
暑い日の食べるなら、この組み合わせはかなりおすすめですね。
同記安平豆花(安平2号店)

| 同記安平豆花(安平2号店) | |
|---|---|
| 住所 | 台南市安平區安北路141-6號 |
| 電話番号 | +88662262567 |
| アクセス | 安平老街の北側エリア |
| 営業時間 | 10時00分~22時00分(無休) |
| 予算 | 50台湾ドル程度 |
安平2号店のおすすめポイントは何といってもその立地です。安平老街の入り口から100メートル。安平古堡、安平樹屋からも2~300メートルしか離れていないので、観光効率が最高です。

観光スポットに近いため観光客も多く、集中するとそれなりに行列ができます。ただ、本店ほどではないですが席数が多いので、長く待たされるようなことはないと思います。
店内奥に区切られた空調の部屋がある部屋がある暑い日はここで暑さをしのぐことができます。そのため暑い日は安平2号店がおすすめといわれています。トイレも台南にしては比較的キレイなので、まあまあ落ち着けると思います。
メニュー・味・値段は、本店と同じなので、本店の雰囲気を重視する方以外は、安平2号店でいい気がします。

安平2号店がおすすめな人:
・子連れファミリー旅行者
・安平の観光スポットから遠くまで歩きたくない人
・真夏の観光で豆花を食べながら涼みたい人
食べたもの:傅統白豆花系列(レモン+あずき)
オリジナル+あずきは想像通り。これまで何度もたべたことがあるので、ここは敢えてのレモン+小豆をチョイス。意外ですが、これ結構アリです。
レモンの爽やかな酸味とほっこりした甘さが同時に楽しめる組み合わせ。レモンはそんなに主張していないので、後味がさっぱりするという程度です。「さっぱりしたいけど甘さも欲しい」 という時にちょうどいいかもしれません。

同記安平豆花(台南店)

| 同記安平豆花(台南店) | |
|---|---|
| 住所 | 台南市中西區民族路二段383號 |
| 電話番号 | +88662231188 |
| アクセス | 台南市中心エリア(赤崁樓周辺) |
| 営業時間 | 10時00分~22時00分(無休) |
| 予算 | 50台湾ドル程度 |
台北から台南の弾丸ツアー(台南1日観光)みたいなスケジュールだと、なかなか安平まで足を延ばすことができないかもしれません。
そんな時に利用したいのが台南店です。台南の観光名所である赤崁楼や大天后宮から100メートル程度と、観光の合間に立ち寄れるロケーションが最大のポイントです。
メニュー・味・値段は、本店と同じです。そんなこと言って、本店の方がおいしいんでしょ~?という声が聞こえてきそうですが、全く違いがありません。そこまで特殊な料理ではないので、お店ごとに味が変わりようがない、と言ってもいいかもしれません。それくらい、味も食感も全く同じです。
台南の同記安平豆花が盲点なのか、意外と混んでないのもいいところ。台南観光の合間にサクッと立ち寄れる観光効率のいいお店です。
台南店がおすすめな人:
・安平に行く予定がない人
・台南観光の合間にサクッと食べたい人
食べたもの:傅統白豆花系列(オリジナル+あずき)
ここでは、王道の オリジナル+あずきをチョイス。
豆花はとてもなめらかで、大豆の風味が感じられる優しい味。そこに甘すぎないあずきが加わり、どこか懐かしさのある組み合わせです。派手さはありませんが、「これぞ台湾の豆花」 という安心感のある一杯。
レモン+タピオカよりも、個人的にはこっちの方が好きです。実は。
おいしいです♪

まとめ:台南・安平に行ったら同記安平豆花は外せない!
台南・安平のシンボルとも言える「同記安平豆花」。 どこか懐かしい味わいと、とろけるような食感は、一度食べたら忘れられない美味しさです。
- 雰囲気を味わうなら「総店」
- 涼しく快適に過ごすなら「2店」
- 市内でサクッと食べるなら「台南店」
ご自身の旅のスタイルに合わせて店舗を選んでみてください。安平老街や安平樹屋の散策の合間に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
台南を1日で制覇するならこのコース!台南の美味しいもの、全部食べられます。





