シンガポール「偽ニュース防止法」施行!うそ情報サイトに10年以下の懲役、8,000万円以下の罰金




2019年10月2日、インターネット上の虚偽情報を取り締まる【偽ニュース防止法】が施行されました!偽情報を拡散したとして有罪になると、個人は10年以下の懲役、企業は100万シンガポールドル(約8,000万円)以下の罰金が科されます。

デマの情報を拡散すると、10年間も刑務所って、すご~😱😱😱

☟こちら、シンガポールで最も有名なニュース紙【ストレートタイムズ】の記事です。英語ですけどタイトルでお分かりいただけると思います。シンガポールのフェイクニュース法(Fake News Law)が、Oct 2(10月2日)に、施行(come into effect)と書かれています。

www.straitstimes.com

2019年10月1日の記事なので、正確には「to come into effect – 施行します」ですけど。いずれにしても、現時点ではフェイクニュース法はすでに施行されています。

このニュース自体がウソみたいですよね(笑)。

でも、「フェイクニュース防止法」は、シンガポールの国会で議論のうえ、成立した正真正銘の法律です。

ことの発端はこうです。

2018年、著名ブロガーのアレックス・タン氏のフェイクニュースを問題視したシンガポール政府が、国内の通信会社を規制して、国内通信を利用したサイトへのアクセスを遮断しました。(これくらいは、このフェイクニュース防止法施行前でも、できちゃうのがシンガポールです。)

しかしながら、同氏のフェイスブック上の投稿には対処できなかったため、フェイスブック社に対して、その投稿の削除を要請しましたが、フェイスブック社にそれを拒否したんですね。

その時、シンガポール政府は独自にフェイクニュースを規制する法律が必要だと考え、これを機につくられたのが、今回の「フェイクニュース防止法」です。

言論の自由だの、表現の自由だの、報道の自由だのと、世界中から批判をされつつも、事件からわずか1年で、この「フェイクニュース防止法」は成立し、あっさりと施行されました。

シンガポールと言う国は、もともとこうやって厳しい統制を引いて、安全を守り、外資を誘致し、発展してきた国ですので、シンガポール在住者としては、まったく驚きはありませんが…

シンガポールはもともと、とても厳しい罰金制度がありますから。

https://singapore.jpdesk.net/%e7%bd%b0%e9%87%91%e5%a4%a9%e5%9b%bd%e3%80%81%e5%9c%b0%e7%8d%84%ef%bc%9f%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%ab/

しかも、街のいたるところにカメラがあって、市民の行動は監視されているといわれています。どれくらい監視されているかは分かりませんが、街のいたるところにカメラがあるのは事実です。

当然ネットだって監視されているでしょうね。

ちょっと気持ち悪いですが、ルールを守って普通に生活をしている分には、とても安全な国です。

でも、ひとたびルールを破ると、非常に厳しい罰が待っています。

そうやって、シンガポールは、いろいろな国から人が集まる社会を安全に保っているんですね。

このニュースを見て、ちまたのブロガーさんがザワついているようです。

あの~個人のサイトも取り締まりの対象なんですか?

えっ?サイトにうその情報を書いてるんですか?

これだけは言えます。

シンガポールという国は法律違反には厳しい国です。とんでもなく厳しい国です。

法律違反者は徹底して取り締まります!そうすると、みんなビビッてそのあと違反する人が減るからです。いわば見せしめ、みたいなもんですね。

見せしめか…。そういう意味ではちょっと有名なサイトを小突いておくのが効果的かも。

でも、わざとじゃなければ大丈夫でしょ?

いや~ -_-;)、その平和ボケ感は、海外では通用しないです。

シンガポールは、犯罪を厳しく取り締まることで、国を管理し、治安を守り、外資を誘致し、経済発展を遂げてきました。

なので、シンガポールにとって、法律の制定することや法律違反者を取り締まることは、単に市民生活の安全を守るということだけでなく、それが自国の経済発展に直結するという意識があります。

だから、フェイクニュース防止法などという議論の余地大ありな法律も、たった1年で成立したりするんです。自国の経済に不利益なことは徹底的に排除していく、シンガポールの政策はどんなときも、その目的に対してブレることはないです。だから、厳しいんですね。

そういえば、このあいだDP(配偶者ビザ)ホルダーの駐在員の奥さんが、長年ブログでお小遣い稼ぎをしていたらしく、強制退去させられてましたね…。

配偶者ビザでシンガポールで仕事をするのは法律違反ですからね。見つかれば強制退去させられるのは当たり前です。

サイトをネットで公開しているわけですから、違反してます~、逮捕して~、って言っているようなもんです(笑)

所得税の申告もしてなかったみたいですね。脱税つきだったんじゃあ、そりゃあ罪は重いですよね。

法律を破ったら当然罰せられます。

そうじゃないと、法律作った意味がないです ^^;

 フェイクニュース防止法が施行される前に書いたブログならいいんでしょ?

一回刑務所に入って考えてください!

ウソの情報はもともと書いちゃダメです!

実は…シンガポールでは、申請しないでお金を稼ぐと退去させられます。駐在妻さんがしらずにユーチューブやって、旦那さんが国外退去とか…よくあります。気をつけましょう。




もくじ