JALやANA、それにタイ国際航空の直行便が到着するのがタイ・スワンナプーム空港。空港からバンコク市内まで行く方法は、電車、タクシー、送迎サービスの3通り。今回は、その3つの行き方を詳しく解説します。
一番かんたんで安全な行き方は送迎サービスですね。以前はタイ初心者向けの交通手段という印象でしたが、現在は価格がだいぶ落ちてきてタクシーと変わらないような料金になって、忙しいビジネスマン、家族旅行やグループ旅行で使う人が増えています。一度覚えるととても楽です。
旅慣れている方は自力で電車かタクシーで移動しちゃいましょう。電車やタクシーの乗り方、所要時間、料金や相場観、乗り換えの仕方など、写真を使いながらくわしく解説していますので、是非参考にしてください。
スワンナプーム空港からバンコク市内へは、送迎サービスがおすすめ
タイのスワンナプーム空港までドライバーさんがお出迎え、ホテルまで専用車で送ってもらえるのが送迎サービスです。
オンラインの割引チケット会社が低価格の送迎サービスを開始して、とても使いやすくなっています。手続きがもとても簡単なのが特徴です。
旅先での移動に不安は付きもの。そんな不安を一掃してくれるのが空港送迎サービスです。とても便利なので、最近利用者が急増中。利用者が増えると、料金が下がり、サービスが良くなるという好循環に入っています。
送迎サービスのメリット
✅ 体力温存
移動で体力を消耗するなんてもったいない。ただでさえ日本から6時間も7時間も飛行機に乗って疲れているんです。そこからさらに、電車?タクシー?
たった数千円節約するために、そんなに疲れてどーするの。
旅は移動したあとが本番です。体力は移動に使わず、思いっきり旅をエンジョイするためとっておきましょう。
✅ 時間節約
電車の乗り場を探して、チケット買うのに悪戦苦闘。どこで降りるのかもわからなければ、降りた後も右往左往…。タクシーに乗ったら大渋滞だし、ドライバーは道に迷うし、ボラれたかもって心配になる…。旅先の限られた時間の中で、そんな事やっている場合じゃないです。
空港送迎サービスなら、空港に着いたら専用車でホテルへ直行!2時間後には、チェックインを終えて、タイマッサージを受けています。
タイムイズマネーですよ。旅先の時間を移動なんかに使ってたらもったいない。
✅ 安全第一
海外でバスが横転なんてニュースありますよね。海外で誘拐されたなんてニュースもあるじゃないですか。無い無い。そうです、まずありえないんです。
事故とか犯罪に巻き込まれることは大抵無いですけど… そのリスクをどれだけ減らせるか。安全が最優先です。
送迎サービスなら素性の知れたドライバーが担当です。変なことに巻き込まれる可能性は限りなくゼロに近くなります。
✅ 大人数で利用できます。
送迎サービスはグループ旅行にもおすすめです。送迎サービスなら、最大10名まで乗れるバンや小型バスもチャーター可能です。同じ車でワイワイ移動。いいじゃないですか。
人数が増えれば、1人あたりの料金はたった数百円。公共の交通機関で行くのと料金も変わりません。
✅ 教育されたドライバー
ちゃんとしたドライバーが空港からホテルまで送ってくれます。
普通のことですが、タイでそれが難しいです。タイのタクシードライバーは、愛想はないし、遠回りはするし、ボッタぐろうとするし。それを気にしている労力がもったいない。
✅ 明朗会計
空港からタクシーを利用すると、タクシー料金+高速料金(実費)+空港利用料(サーチャージ)。いくらが適正か分かりますか?
送迎サービスならすべてコミコミの料金です。タクシーの料金体系を調べるなんて、無駄なことをする必要はありません。
✅ 往復手配ができる
帰りの空港送迎車もネットで手配できちゃいます。最終日は、時間にホテルのロビーへ行くだけ。何の心配もいりません。
なんか、現地の交通機関を使って移動できる俺カッコいいみたいな風潮ありますけど、本当にそうですかね。
便利なものを使わないなんて、単純にもったないと思います。
送迎サービスの手順
送迎サービスの手順もすっごく簡単です。予約時に到着便と名前を入力して、決済してしまえば、あとは勝手に事が進みます。
流れはこんな感じです。
① 予約時に、飛行機の便名と到着時間、ご自身の名前を登録します。
② 当日、飛行機を降りたら、入国審査をして普通に出口へ向かってください。
③ 管理区域を出たところに、ドライバーが登録したあなたの名前を書いた大きな紙を持って立っています。そのドライバーのところに行って、名前を言えば、送迎車に案内してくれます。
※ 管理区域の出口には、他の送迎ドライバー(同じように名前の書いた紙を掲げて待っています)がたくさん待っていますので、場所は必ずわかります。
あとは、ホテルに着くまで乗っているだけです。
おすすめの送迎サービス
送迎サービスの予約は、日本語で予約できる日本の代理店サイトがおすすめです。
今年にはいってから、オンライン割引チケット会社がこの市場に次々と参入して、タクシーと変わらない料金での送迎サービスを開始しています。
スワンナプーム空港からバンコクのホテルまで、セダン(3人まで)が2,000円そこそこの料金です。料金が安くなったので、バンコクへ初めて行く場合や人数が多い旅行の場合には、かなり有力な選択肢になりました。
お得な送迎サービス
スワンナプーム空港~バンコクの送迎サービス
⭐ 【KLOOK】はソフトバンクが出資する会社で100%安心ですが、初めて利用する方のために、【KLOOK】の概要と予約の仕方、使い方をスクショを使って解説しましたので、参考にしていただければと思います。
【KKday】も割安送迎サービスを開始しました!
人気のサービスなので取り扱う企業がどんどん増えますね。普通に激安なので当たり前ですかね(笑)。これからの送迎サービスはこのスタイルが主流になりそうです。
▶ スワンナプーム空港~バンコクの割安送迎サービス【KKday公式ホームページ】
【KKday】についても、こちらの記事で、会社情報とともに予約の仕方や使い方を、スクショを使いながら詳しく解説しました。
スワンナプーム空港からバンコク市内へ タクシーで行く方法
ある程度旅慣れていて、タイ・バンコクにも何度か行ったことがあるという方は、タクシーが便利です。
料金(メーター料金・高速代・空港利用料)
スワンナプーム空港からバンコク市内までのタクシー料金は、250バーツ~350バーツ(バンコク市内は渋滞が激しいので、渋滞次第で料金は変わります)。
スワンナプーム空港からバンコク市内へ行く場合は通常高速道路を使用します。高速料金は、高速道路の入り口で、ドライバーから実費を請求されます。時間帯や利用区間によって金額が異なるので、ドライバーさんの求めに応じて払えばOKです。100バーツくらいです。
それに、空港でタクシーに乗った場合には、上記のメーター料金と高速代に加えて、空港利用料が50バーツ上乗せされます。
トータルで400バーツ~500バーツくらいと考えておけばいいでしょう。
所要時間
ホテルの場所や道路の混み具合によりますが、スワンナプーム空港からバンコク市内までは、だいたい1時間くらいです。
スワンナプーム空港でのタクシー乗り場
スワンナプーム空港空港の到着ゲートは2階。タイの入国手続きを済ませて管理区域外に出てくると、いくつもエスカレーターがあります。階段式のものもあれば、写真のような坂になっているタイプのものもあります。エスカレーターの上には、写真のように案内板がありますので、Public Taxiと書かれている案内に従って1階におります。
1階に行ったら建物の外にでましょう。
スワンナプーム空港ではタクシーのマッチングを機械で行います。といっても簡単です。まずはタクシーの順番待ちの列に並びます。
レギュラータクシー(普通車)、ラージタクシー(大型車)、とショートディスタンス(短距離)のレーンがあるので、黄色い目立つ看板のレギュラータクシー(普通車)の列に並びます。
自分の順番になったら、機械の前に行って、画面をタッチしてください。自分に割り当てられたタクシーのレーン(停車している場所)が書かれた紙が発行されます。
そのまま進むと前方に緑色の電光掲示でレーン番号が表示されていますので(下の写真で天井に緑で光っている奴です)、そこへ行けば自分のタクシーが待っています。
要するに、この機械はタクシーをアテンドするだけなんですが、発券される紙には、あらかじめ登録されたタクシー番号やドライバーの名前など、これから乗車するタクシーの情報が記載されているので、あとでトラブルがあった時のためにその紙はしばらく手元に保管しておきましょう(少なくともタクシーを降りるまでは)。
スワンナプーム空港でのタクシー乗り場・注意点
タクシーは割り当てられただけですので、行き先をドライバーに告げる必要があります。
黙ってメーターのスイッチを押せばいいのに、金額交渉をしてくるドライバーが多いです。
メーター!メーター!と言ってメーターをオンにさせましょう。
トラブル防止のために現地の仕組みやその注意点を知っておくとよいでしょう。
料金面:
✔ 初乗りは35バーツです。
✔ 高速料金は別途、高速入口で実費を請求されます(そのための小銭の用意も必要です)。
✔ 空港利用料50バーツが降車時のメーター料金に加算されて請求されます。50バーツ上乗せされても、それは正規の料金ですので、怒ったりしないようにしましょう。
✔ タクシーのドライバーはたくさんのおつりを持っていないことが多いので、細かい紙幣(100バーツ、50バーツ、20バーツ)で500バーツくらい用意しておきましょう。
乗り方:
✔ 「ハイウェイ?」と聞かれたら「イエス」です。高速料金は50バーツから100バーツ程度なので、時間節約のため高速道路は必ず使いましょう。
✔ ドアの開閉は手動です。自分で開けて、自分で閉めます。特に目的地に到着してドアを開ける時には周りに注意しましょう(追い越してくるバイクなど)。
✔ グーグルマップを開いて経路をチェックしましょう。遠回りして料金を稼ぐドライバーがいますので、経路はチェックした方がいいです。
スワンナプーム空港からバンコク市内へ 電車で行く方法
スワンナプーム空港からはエアポートリンクという電車が市内に向けて走っているので、旅慣れた方には、この行き方がおすすめです。
電車の乗り換え方や最寄り駅からホテルまでの行き方がわからないと大変なので、ある程度の土地勘も必要になります。
行き先ごとに行き方は当然変わりますが、今回はソイカーボーイのあるMRTのスクンビット駅(BTSアソーク駅へ乗り換え可能。アソーク駅はナナプラザのあるナナ駅のとなり)に行く行き方をご説明します。
料金(電車)
電車は路線ごとに会社が異なり、エアポートリンク・BTS・MRTがあります。観光客向けには相互乗り入れのような便利な仕組みはないので、それぞれの路線で切符を買う必要があります。
① 電車(エアポートリンク)35バーツ
② 電車(MRT)17バーツ
② 電車(BTS)17バーツ
所要時間
30分~40分(乗り換えの時間を含む)
スワンナプーム空港からバンコク市内への行き方
この行き方は結構詳しく説明しないと役に立たないと思いますので、写真付きでくわしくご説明します。ここで説明する通りにフォローしていただければ、スクンビット駅までは辿り着けます。
(行き方の概要)
エアポートリンク(電車)でスワンナプーム空港からマッカサン駅へ行く(5駅)
マッカサン駅からMRTのベッチャブリー駅へ行く(乗り換え、徒歩5分)
MRTでベッチャブリー駅からスクンビット駅へ行く(1駅)
これを順を追ってみていきましょう。
エアポートリンク(電車)でスワンナプーム空港からマッカサン駅へ行く(5駅)
まず、スワンナプーム空港から駅へ向かいます。
タイの入国手続きを終えて到着ゲート出てくるとそこは空港ビルの2階です。そこから、エスカレーターに乗って、地下1階までおります。
エスカレーターには、タクシー乗り場と同じように、Air Port Linkの案内表示があるので、その案内に従って行けば、駅に行けます。
到着ゲートから5分くらい。駅の入り口には長いエスカレーター(歩く歩道)があるので、それが目印です。
改札の前に、券売機があるので、そこで切符を購入します。タッチパネル式なので、行き先をタップすれば料金が表示されます。5つ目の駅、Makkasanをタッチすると、料金35バーツと表示されますので、お金を投入しましょう。
BTSの発券機と違い、紙幣も使えます。
この段階でバーツの用意がなくても、改札のすぐ隣にたくさん両替所がありますので、ご安心ください。市内で両替するよりも、1万円の両替で20バーツくらいレートが悪いので、両替は最低ロットの1万円だけにしておきましょう。空港内よりはレートがいいので、電車を利用する場合は、ここで両替をしましょう(空港で両替する必要はありません)。
たくさんの外国人が両替をしています。皆さん良く知ってます。
発券機で発行される切符はこんなやつです。黒いコインのようなものです(写真映えしないんですが、分かりやすいので、写真をのせますね)。
これを、改札機にタップします(コインの形のくせに投入じゃないです)。
改札に入ったら、もう一度セキュリティがあります。まったく警戒心のないゲートです。金属探知機?ピーピーなりますが、気にせずスルーです。
右へ行ってエスカレーターを下るとホームです。スワンナプーム空港駅は始発ですので、着た電車に乗りましょう。
そこから5駅。マッカサン駅を目指します。空港への移動電車なので、駅の間隔は広く、20分強かかります。
出るときは、コインを改札の投入口い入れます。
入るときはタップして、出るときは投入する。ただ、それだけですけど😁
これでまずはエアポートリンクのマッカサン駅を出ることができました。
次は、乗り換えです。MRTのベッチャブリー駅へ歩いて移動します。
マッカサン駅からMRTのベッチャブリー駅へ行く(乗り換え)
歩いて5分くらいです。
マッカサン駅の改札を出たら左方向にまっすぐ伸びている通路がありますので、そこをまっすぐ進みます。
すると一旦建物の外の歩道橋にでますので、歩道橋に沿って進みます。すると赤い看板が見えてきます。MRTのMの字が目印です。あとは、この看板に従って進んでいきます。
歩道橋は下の写真のような感じ。大通りの反対側に駅があるため、歩道橋でこの大通りを渡るという感じです。
歩道橋をエスカレーターで降りるとさらに地下へ向かうエスカレーターがあるので、それに乗ってください(MRTと書かれた赤い看板に従って進めばOKです)。
エスカレーターを降りると右手にベッチャブリー駅が見えます。
MRTでベッチャブリー駅からスクンビット駅へ行く(1駅)
ベッチャブリー駅で切符を買います。
ここの券売機は10バーツ以下のコインしか使えないので、コインを持っていない場合(紙幣しかバーツを持っていない場合)は窓口で切符を買います。
切符は先ほどと同じコイン型です。駅への入場と出場の仕方も同じです。
ベッチャブリー駅からスクンビット駅はたったの1駅。すぐです。
駅に着いたら降りて改札を抜けて行くだけ。
通路の上に、案内表示がありますので、BTS Asork Staitonという方(3番出口の方)へ進んでいけば、3分くらいでBTSアソーク駅につくことができます。
アソーク駅はこんな感じ。ターミナル21という大型ショッピングモールに隣接していますので、すぐにわかるはずです。
このアソーク駅からBTSという電車に乗れば、1駅でナナプラザのあるナナ駅、プロンポン駅、エマカイ駅、サイアム駅などなど、有名どころのエリアへ行くことができます。
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