台湾の古都・台南といえば、台湾きっての「美食の街」!小吃(シャオチー)と呼ばれる安くて美味しいB級グルメの宝庫です。そんな台南を訪れたら絶対に外せないのが、歴史を紡ぐローカルグルメ。中でも、創業100年以上の歴史を誇る老舗中の老舗「再發號百年肉粽(ザイファーハオバイニエンロウゾン)」は必訪です。
2022年にミシュランビブグルマンにも掲載されたここ「再發號」の名物は、器からはみ出すほどのボリュームと豪華な具材が詰まった「特製八宝肉粽(肉ちまき)」。地元の人から観光客まで、多くの人々を虜にし続けるその味は一体どんなものなのでしょうか?
本記事では、台南へ行ったら絶対立ち寄りたい名店「再發號」を実際に訪れた筆者が、おすすめメニューや店内の様子、アクセス方法まで詳しくレポートします。「本当に美味しい台南のちまきが食べたい!」という方は、ぜひチェックしてみてください。
再發號百年肉粽 とは
「再發號百年肉粽」は、1872年(清朝の時代!)に創業した、台南を代表するちまき専門店です。現在は5代目がお店を切り盛りしており、創業当時から変わらない伝統的な製法と味を守り続けています。
お店は、台南の観光名所である赤崁樓(チーカンロウ)や林百貨からも徒歩圏内の、風情ある街並みの中にあります。

店頭には「百年老店」と書かれた赤い提灯がぶら下がっていて、老舗の風格が漂います。お店の前を通るだけで、ちまきを蒸す笹の葉のいい香りが漂ってきます。
入り口の横には、お店の歴史を物語る看板や、数々のメディアで紹介された記事がびっしりと貼られています。ミシュランのマークは右端にこっそり。この控えめな感じが老舗の風格でしょうか。

| 再發號百年肉粽の基本情報 | |
|---|---|
| 住所 | No. 71號, Section 2, Minquan Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700 |
| 電話番号 | +886 6 222 3577 |
| 営業時間 | 10:00~20:00(無休) |
| 予算 | 100~200台湾ドル |
特徴: イートイン(内用)とテイクアウト(外帯)どちらも可能です。食事時は混み合いますが、回転が早いので少し待てば座れることが多いです。
店内は、昔ながらの食堂といった雰囲気で、ノスタルジックな落ち着く空間です。

壁にはお店の歴史を伝える新聞記事や、有名人のサインがたくさん飾られていて、眺めているだけで、このお店が愛され続ける名店であることがわかります。

再發號百年肉粽 の場所・行き方・アクセス

再發號百年肉粽は、台南市の中心部である中西区に位置しています。主要な観光スポットからのアクセスも良好です。
- 台南駅からの行き方: 台南駅(臺中火車站)からは、タクシーで約5〜10分程度で到着します。歩くことも可能ですが、20〜30分ほどかかるので、タクシーやバス、またはレンタサイクル(YouBike)の利用が便利です。
- 周辺の観光スポットから: 赤崁樓や林百貨などから徒歩10〜15分程度なので、観光の合間に立ち寄るのにもぴったりの立地です!
再發號百年肉粽 のおすすめメニュー&実食
席に着いたら、テーブルに置いてある注文シート(オーダーシート)に記入して注文します。
メニューはちまき(粽類)のほかに、麺類やスープ類(湯類)、ご飯もの(飯類)など、色々と揃っています。日本語のメニュー名はありませんが、漢字からなんとなく想像できると思います。

注文シートの希望するメニューの横に、赤い色鉛筆で数量を書き込み、店員さんに渡します。今回は、一番豪華な「特製八寶肉粽(180元)」と、ちまきのお供にぴったりな「魚丸湯(40元)」を注文しました!お会計は先払いです。

注文してしばらくすると、熱々のちまきとスープが運ばれてきました! これが創業100年を超える老舗の味、「特製八寶肉粽」です!大きくてずっしりとした存在感にテンションが上がります。

こちらが「特製八寶肉粽」。お皿の上にドーンとそびえ立つ山のようなボリューム!たっぷりとかけられた特製の甘辛いタレと香草の良い香りがたまりません。

早速お箸を入れて中を開いてみると……見てください、この具材の量! 「八寶(8つの宝)」という名前の通り、もち米の中にはこれでもかというほど様々な具材がぎっしりと詰まっています。もち米よりも具材の方が多いのでは!?と思ってしまうほどの贅沢さです。

一つ一つの具材も大きくて存在感抜群。例えば、こちらのしいたけ!しっかりと味を吸い込んで、噛むほどにしいたけの旨味と甘辛いタレがジュワッと口いっぱいに広がります。

さらに、ホクホクの大きな栗(クリ)も丸ごとゴロッと入っていました! トロトロに煮込まれた豚の角煮(豚バラ肉)、干し貝柱、干しエビ、塩漬けの卵の黄身(鹹蛋)、しいたけ、栗など、それぞれの具材の旨味が、もっちもちの甘いもち米にしっかりと染み込んでいて……もう言葉にならない美味しさです!

そして、濃厚なちまきのお供には絶対に欠かせないのがこちらの「魚丸湯(つみれスープ)」です!

サバヒーなどの魚の出汁がほんのり効いた透明なスープは、とてもあっさりしていて優しい味わい。 中に入っている白い魚丸(つみれ)は、台湾ならではの「プリップリ」を通り越して「ブリンブリン」の弾力!濃厚でパンチのあるちまきと、あっさりしたスープを交互に食べれば、まさにエンドレス。無限ちまきの世界が広がります。

定番の「肉粽」との違いは?
ちなみに「特製八寶肉粽(180元)はちょっと大きすぎるかも…」という方のために、前回訪問時に注文した一番スタンダードな「肉粽(70元)」もご紹介しておきますね!

こちらは特製に比べると少し小ぶりで、具材もシンプルになりますが、それでも中にはトロトロの豚肉の塊がしっかりと入っています!

もち米のモチモチ感や、笹の葉の良い香り、そして甘辛い特製タレの美味しさはベースが同じなので、小腹が空いた時や「とりあえず老舗の味をちょっと試してみたい」という時には、この定番の「肉粽」でも十分に感動できる美味しさです。

台南はおいしい食べ物がたくさんあるので、いろんなお店に行きたい時(グルメツアーの場合)には、この小さい肉粽(ちまき)だけでもいいかも。

まとめ
創業100年を超える台南の超老舗「再發號百年肉粽」。 清の時代から受け継がれてきた伝統の味は、ミシュラン・ビブグルマンに選ばれるのも納得の、深く、優しく、そして記憶に残る美味しさでした。
台南を訪れた際は、ぜひこの歴史ある空間で、最高級の「特製八寶肉粽」を頬張ってみてくださいね。具材の多さとその美味しさに、きっと驚くはずですよ!
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