シンガポール旅行で絶対行くべき観光スポット。マリーナベイサンズの夜のショースペクトラ(SPECTRA)を徹底解説!上演時間、上演される場所、観賞する場所・ポイント、それに最近人気のクルージングしながら船の上から観る方法もご紹介します。
現地のことは現地のひとに聞け。シンガポールのことはシンガポールの人に聞け。ですよね。
今回も、日本の皆様にシンガポール旅行を心から楽しんでいただけるよう、シンガポール旅行に役立つ情報を、魂を込めてお伝えいたします!
光と水のショー【スペクトラ】とは?
マリーナベイサンズで行われる光と水の噴水ショー【スペクトラ】は、最先端のレーザー装置とジェット噴水、そして最新のプロジェクション技術を駆使した、音楽、水、光のナイトショーです。
舞い踊る噴水、色鮮やかなビジュアルアート、刺激的なオーケストラのサウンドトラック、そしてレーザーやプロジェクションを使った鮮烈かつ複雑な照明デザイン!
シンガポールが、世界の最新技術と英知を結集し、2年の歳月をかけて作り上げた壮大なファンタジーショー。それが【スペクトラ】です。
現在では、ガーデンバイザベイの【ガーデンラプソディー】とともに、シンガポールの2大名物ショーと言われています。
【スペクトラ】観賞はシンガポールに来たら必ずやっておかなければならないことのひとつです。まさに、必見です!
数年前は観客もまばらなショーでした
2017年まではワンダフルというちょっとダサい名前でやっていました。名前もダサかったんですが、ショーもしょぼかったですね。それでも、当時は最新だったんですけど…😓
ワンダフルのショーの写真…ありました。シンガポール生活が長くなると、貴重な古い写真を持っていたりします(笑)
ショボっ😱。我ながらビックリしています。人もまばらですね。これがたった2~3年前の様子です。
改めてシンガポールと言う国は変化の早さを痛感します。
これが、シンガポール旅行者のブログ情報は常に古い!といわれる理由です。ワンダフルの写真使ってるサイトなんかもってのほかです。グーグル検索上位にもたくさんあります。気を付けてくださいね。
2017年6月【スペクトラ】始動!
2017年6月に、それまでのスクリーン映像重視のショー構成を刷新!
高く舞い上がる噴水、鮮烈な照明デザイン、リーナベイサンズから照射される鮮烈なレーザー光線を組み合わせた、エキサイティングな噴水ショー【スペクトラ】に生まれ変わりました!
スペクトラ(spectra)というのはスペクトル(spectrum)の複数形。スペクトルは、光をプリズムなど分光器を通した時(光の成分の波長によって屈折率が違うため)できる、虹(にじ)のような光のことです。
マリーナベイサンズの光と水のショー【スペクトラ】は、その名の通り、七色の複雑な光が交差するビジュアル重視のナイトショーとなり、高い評価を受け続けています。
今もなお進化し続けています!
シンガポールに住んでいれば、【スペクトラ】を観る機会が間々あります。しっかり腰を据えて最初から最後まで見る機会は少ないですけど…
その都度、あれ?変わった?と思わされます。
シンガポールが国の命運をかけて取り組んできたマリーナベイサンズの噴水ショー【スペクトラ】は、実際に今もなお最新技術を積極的に取り込みながら進化を続けています。
昔は横眼で見ながら通りすぎて行っていた人たちも、今は足を止めてマリーナベイサンズのレーザー光線を見上げます。マリーナベイサンズの前のメイン会場の観客は徐々に増え、ショーのあとに自然と拍手喝采が起きるようになりました。
シンガポールの成長とともに【スペクトラ】も日々進化しています。
最新のスペクトラ
ユーチューバーじゃないんで、なんども撮影する必要はないんですけどね(笑)
何にも変わらない…なんて言っている人がいるみたいなので、また撮ってきました。一番変わっているのは、注目度じゃないかなと。観客がどんどん増えています。
【スペクトラ】のショーの構成・ストーリー
ビジュアル重視なので、厳密なストーリーを知る必要はないですが、アウトラインを掴んでおいた方が、ショーは楽しめます。
【スペクトラ】のストーリーはこんな感じです。
第1幕: たった1つのビジョン – 起源
第2幕: 多様性のプリズム – 花開くアイディア
第3幕: 万華鏡 – 文化・テクノロジー・情熱の融合
第4幕: 目指す未来 – 夢の実現
前半は、シンガポールが、複雑な歴史や文化を背景に成長を続け、経済大国となるまでの過程を、比喩的に表現しています。音楽や噴水は、比較的緩やか。映像表現が多めです。
後半は、それらの文化が融合して、未来に向けて飛躍するイメージが表現されています。音楽はアップテンポになり、ジェット噴水はより強くより高くなり、レーザー照射が多く用いられる鮮烈な演出となっています。
後半3分くらいのド迫力の噴水&レーザー演出は、未来への飛躍や夢の実現を表現しているんですね。
【スペクトラ】の料金、開催時刻、上演時間
スペクトラの料金
【スペクトラ】の観賞は無料です。
スペクトラの開催時間
開催時間は曜日によって違うので注意が必要です。
日曜日~木曜日:午後8時と9時の2回
金曜日と土曜日:午後8時、9時、10時の3回
曜日によってショーの回数が違います。金曜日と土曜日は、平日の2回に加えて、午後10時から3回目のショーが行われます。
スペクトラの上演時間
上演時間はイントロ部分も含めると15分間(公式HP発表)。
最後の3分くらいはかなり熱いですので、お見逃しなく!
【スペクトラ】の上演場所・観賞ポイント・混雑状況
スペクトラの上演場所
【スペクトラ】はマリーナベイサンズの前の噴水ショーとマリーナベイサンズから発せられるレーザー光線が組み合わされたショーなので、正確にはマリーナベイサンズ全体というべきですが、噴水ショーが行われる場所が上演場所とされています。
グーグルマップでも、Spectra – A Light & Water Show (スペクトラ – 光と水のショー)として、マリーナベイサンズの前が示されています。
【住所】2 Bayfront Ave, Event Plaza, シンガポール 018972
グーグルマップの気持ちも考慮して(笑)、上演場所はマリーナベイサンズの前ということでいいと思いますが、実際のショーは観賞する場所によって見え方がだいぶ変わります。
スペクトラを観賞する場所・ポイント
【スペクトラ】のスタンダードな観賞場所は①マリーナベイサンズの前、または②マリーナベイの対岸のマーライオン公園周辺です。
平日なら1日に2回、金曜日と土曜日なら1日に3回やっているので、可能であれば両方から観たいところですが、どちらかを選ぶとするなら、マリーナベイサンズの前から観るのがおすすめです。
2つの観賞ポイントの移動方法
①マリーナベイサンズの前と②マーライオン公園周辺の2つの観賞ポイントは歩いて移動することができます。
マリーナベイをぐるっと回る形で移動するのですが、グーグルマップでは、時計回りも、反時計回りも、どちらも1.5キロ(徒歩19分)と表示されます。
ヘリックスブリッジがキレイに整備されて、かなりいい雰囲気を出しているので、回るなら断然北側のルート(マリーナベイサンズからなら反時計まわり、マーライオン公園からなら時計回り)がおすすめです。
反対側のマーライオン公園まで行かなくても結構きれいにショーが観られるので、マリーナベイサンズの前から移動する場合には、途中で力尽きてもOKです(笑)
(マーライオン公園スタートの場合は、まだマリーナベイサンズの前からショーを観ていないと思いますので、一生懸命サンズの前まで歩いてください ^^)
スペクトラの観賞場所の混雑状況
マリーナベイサンズの前の会場は混みますね。
といっても開始の15分前くらいに行けば、観賞するためのポジションは確保できます…
開始直前の様子です。会場の前のデッキに腰を掛けてみるのが普通です。この後ろに立って観るなら、直前に行っても正面に近いところから観れます。
が、最近は撮影する人が多いですからね。どんどん前に迫り出して行って…こんな感じになってます(写真は暗がりが見えやすいように編集しています)。
こうなると座って観るのは少し見難いかも。シンガポール人というよりも、見たところ中国人ですね。我慢できないんでしょうね。
こんな感じで最前線に行って撮影したいという場合には、最前線に近い場所をあらかじめ陣取っておかないといけないので、そうなると30分くらい前に行く必要が出てきます。
何気に後ろに立って観るのが邪魔が少なくておすすめだったりしますけど…
一方、マーライオン公園側は広いのでポジション争いは要りません。ただし、まさにマーライオンの横あたりから観ようとすると15分前くらいから場所取りをしておく必要がありますね。
ただ【スペクトラ】は、マーライオンの真横から観ても、ちょっと離れても観ても、見え方は一緒なので、混んでいるマーライオン公園からは離れてしまった方が得策ですよ。どっちにしても遠いので。
マリーナベイサンズ前とマーライオン公園からの見え方
具体的にショーの見え方はどんな感じか掴んでおいた方が、スケジュールが立てやすいと思いますので、写真をまじえながら雰囲気をお伝えしたいと思います。
マリーナベイサンズの前から
マリーナベイサンズの前がメイン会場ですので、【スペクトラ】はここから一番よく見えるように、組み立てられていると考えていいと思います。
【スペクトラ】は、ライトアップされた噴水を観ているだけでもキレイですけど、噴水やレーザーは音楽に合わせて演出されています。なので、音楽がちゃんと聞こえるマリーベイサンズの前が一番【スペクトラ】を味わいやすいと思います。
それに、こんな感じで霧の壁を作って、そこに映像を写すという演出がかなりあります。
これが観れるのも、正面に位置するマリーナベイサンズの前のメイン会場だけですね。【スペクトラ】は、演出重視になったとはいえ少なからずストーリーがありますが、こういう演出が見えないと絶対にそういう流れはつかめないというのも、他の会場から観ることのデメリットです。
音楽の感じとか、映像の感じとか、ちょっと伝わりにくいので動画を撮ってきました。
【動画】光と水のショー【スペクトラ】~マリーナベイサンズの前から~
サイトでご紹介するために、自分で撮ってきたやつです。説明用なので、チャンネル登録とかはしないでください。
マーライオン公園の側から
マーライオン公園の側から見ることのメリットは、マリーナベイサンズから照射されるレーザー光線が見えることです。特にマリーナベイの水面に照射され反射するレーザーとマリーナベイサンズの姿が重なる画は圧巻ですね。
というものの、これは若干拡大写真です。
実際には音楽もわずかに聞こえるだけですし、遠くの方でちょこちょこやってるなあって感じるかもしれませんね。
レーザーも発されていない、こういう感じの時間がほとんどです。
【動画】光と水のショー【スペクトラ】~マリーナベイの対岸から~
スペクトラをマリーナベイの対岸から観るとこんな感じです。自分で撮ってきたやつです。(フルバージョン)
リバークルーズの船の上から観るのが人気です
シンガポール川からマリーナベイまで船に乗って夜景を堪能し、最後にマリーベイサンズの前に停泊し、ショーを観るツアーが最近とても人気です。
上の写真で船が見えると思うんですが、それではなく、マリーベイサンズの噴水に2隻の赤い船の方です。かなり近くで観ているんですね。実際。
【スペクトラ】を船上で観るツアーは特に【レーザーショークルーズ】と呼ばれていて、少し割増料金がかかるんですが、やっぱり大人気です。
お金を考えるとマリーナベイサンズの前で観るのがいいと思うんですが…、やっぱり大人気です(笑)
何度か乗りましたが、どっちがいいのか決めかねています。
船の上から観るとこんな感じです。
確かに迫力満点です。この船の上からの【スペクトラ】が一番だという人も多いのは事実です。
夜のリバークルーズ自体はとってもおすすめなんですけど、マリーナベイサンズの前からなら無料のショーを船の上から観るために、追加料金を払うとなると…
でも旅行でシンガポールにきた方ならありかも…。間違いなく目玉イベントにできるパワーはありますから…。
という悩みとともに、お得な割引チケットのゲットの仕方を紹介しているのが、こちらの記事です。相当詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
ガーデンラプソディも必見です!
シンガポールには、今回お伝えした【スペクトラ】のほかに、もう一つ有名なイルミネーションショーがあります。ガーデンバイザベイの【ガーデンラプソディ】です。
ガーデンバイザベイは侮れないですね。トリップアドバイザーのシンガポール人気No.1アクティビティにランクされているそうです。
こちらも、写真をいっぱい使って、観光に役立つ情報盛りだくさんで記載していますので、参考にしていただければと思います。
【スペクトラ】と【ガーデンラプソディ】を一遍に回る方法を考察してみました。こちらも人気記事です。