バガン遺跡観光でむっちゃ評判がいいコスパ系ホテル「ホテルゼイン(旧モーテルゼイン)」の宿泊レビューです。
結論から言うと、この「ホテルゼイン」ですが、コスパ系ホテルなので設備が新しいわけではないですが、遺跡巡りをメインに考えている人にとっては、必要にして十分なホテルだと思います。
世界中旅をして、その都度ホテルを選んでいるので、選球眼と言いますか、ホテル選びの目には自信があるんですが、バガンのホテル選びって意外と難しいなと思いました。
理由は土地勘というか、エリア勘が必要だからです。バガン遺跡は広いので、ホテルのあるエリアも分かれています。なので、まずエリアの特徴をつかまないと、どこに泊まればいいか決めにくいんですね。
バガン遺跡の地図(概要)
ということで、ホテルゼインのレビューに入る前に、まずバガンの地区(エリア)の概要をご説明しておきたいと思います。
以下が、バガンの地図に、空港とホテルがあるエリアを記入したものです。(遺跡名の入った地図は、こちら▶ バガンで必ず行くべき遺跡 7選 をご参照ください)
バガンのホテルは3つのエリアに分散していますので、エリアごとの特徴を掴んで、自分の旅行スタイルにあったエリアから、ホテルを選ぶ必要があります。
ニャウンウー地区(青)
ニャウンウー空港から近く、ホテルやレストランが集中するエリアです。
高級ホテルよりも中級以下のホテルが多く、ニャウンウーの中心部にはゲストハウスなどもあります。
住民の生活の中心的エリアであり、マーケット、売店、ローカル露店、携帯ショップ、車の修理屋その他、なんでもあります。
観光客が利用しやすいレストランやマッサージが密集する通りもあって、外食などをしやすいエリアです。
バガン遺跡巡りが主目的の一般的な観光客は、このエリアに泊まるのが正解だと思います。コストを抑えつつ、ローカルの雰囲気も味わいつつ、遺跡巡りを堪能できます。
オールドバガン地区(赤)
バガンで最も遺跡が集中するエリアですが、このエリアでホテルを営業することは制限されており、高級ホテル5軒だけが営業を許可されています。
オールドバガンは考古学保護区に指定されているため、通りには売店やレストランはほとんどないのが欠点です。近くで外食ができないため、基本的にホテルの中で過ごすことになります。
できるだけいいホテルに泊まりたいという方は、このエリアからホテルを選んだ方がいいと思います。
ニューバガン地区(緑)
1990年代に、バガンの混雑を緩和するために新設されたエリアです。
表通りには比較的新しい建物があり、レストランも多く見かけますが、周辺に遺跡が少なく、空港からも遠く、遺跡観光にはいろいろと不便です。
西洋系の観光客がバカンスに長期滞在したりするエリアで、観光目的の短期滞在者には不向きエリアです。
海外のホテルはほぼAgodaを使っています。理由はこちら。
ホテルゼイン(旧Motel Zain)の宿泊レビュー
今回選択したホテルはこちら。ホテルゼイン(旧モーテルゼイン)。
アゴダの評価は9.0点。良いホテルの基準は、8点以上くらいを目安にしていますが、9点越えなので、かなり期待できるレベルです。
値段は1泊4,000円くらいなので、格安ホテルの部類ですが、スタッフのホスピタリティに期待して、Agodaから予約しました。
チェックインは2時、チェックアウトは12時です。
でも到着時刻は午前9時w
ホスピタリティたっぷりのスタッフさんがアーリーチェックインさせてくれるだろ、って期待していたら、やっぱりチェックインさせてくれました。いい人ですね🙂
飛行機でくるとバガンへは朝着になることが多いと思いますので、アーリーチェックインの対応をしてくれることは意外と大事かもしれません。もちろん部屋が空いていなければ、諦めるしかないですけどね。
写真の見た目ほどぼろさは感じません。朝食付き4千円ですから、それなりですけどね。
当日はなにやら庭で工事をしていましたが、敷地自体は結構広いです。
ホテルゼイン バガン
場所・行き方
ニャウンウー空港から4 km、とても近いです。タクシーを利用することになりますね。
空港を出るとすぐにタクシードライバーが声を掛けてきます。空港タクシーのようなものはなさそうなので、そのまま利用します。
ニャウンウー地区への料金は5,000チャット(500円くらい)。
帰りにホテルで手配したタクシーも、空港まで5,000チャット(500円くらい)でした。
細かい交渉はしなかったので、多少は値切れるかもしれません。
お部屋の感じ
建物は新しくないですが、部屋は清潔です。
ひとり旅なのでダブルベッドが良かったのですが、無料でアーリーチェックインできる部屋がこれだけということで、今回はツインベッドルームになりました。
セーフティーボックス
金属製のしっかりしたボックスはありません。こんな感じの鍵付きの木製のやつに貴重品はしまいます。
仕方がないですかね。カギの持ち歩きがちょっと面倒ですが、安全なミャンマーなのでOKでしょう。
シャワー・トイレ
東南アジアではよくある、シャワー、トイレ、シンク一体型です。シャワーを浴びるとトイレの方までビシャビシャになるやつですね。
ビーサンを履いていればいいのでなんてことないんですが、このタイプが嫌いな人もいますよね。そのあたりは、ホテル代と睨めっこして、これを許容できるか判断してくださいね。
朝食
朝食はおいしかったですね。すごーくローカルな感じですけど、それが良かったです。2泊しましたが、メニューにも多少変化をつけていたのも好感です。
(1日目)
(2日目)
このクラスのホテルだと朝食は毎日同じメニューなんてこともざらにあるんですけど。こんなところも、このホテルのあたたかいホスピタリティのあらわれです。
もっと美味しい料理がたべたーいという方はオールドバガンエリアのホテルにした方が良いと思います。
e-バイクのレンタル
部屋のご紹介の前に、もうひとつこのホテルのいいところをご紹介します。
それはホテルでe-バイクのレンタルをしていることです。早朝5時から夜8時まで。日の出前から日没後までで6,000チャット(600円くらい)です。
予約をしなくても、朝の5時過ぎにふらふらっと受付に行って借りられます。
別の遺跡巡りの記事で触れていますが、e-バイクはバガン遺跡巡りには必須アイテムなので、これをホテルで借りて、返せるというのは結構なメリットです。
いつても借りて、いつでも返せると、遺跡巡りがとても効率的になります。
ホテルゼイン バガン
ホテル周辺の地図
このホテルはとても便利な場所にあります。地図で示すとこんな感じです。
真ん中の赤い印がホテルゼイン(旧Motel Zein)、今回ご紹介しているホテルです。
ここから右側に行くとローカル色たっぷりのストリート、ものの値段が安いので、ドリンクや食料の仕入れに向いています。
コーラが300チャット(30円くらい)、1.5リットルの水も300チャット(30円くらい)とか。
スマホ屋さんでSIMカードも買えます。SIMカードは、カード代が1,500チャット(150円くらい)、プリペイド料金2G 分が2,999チャット(300円くらい)。
完全にローカル店なので、店員さんの英語はうまくなく、コミュニケーションが少しづらかったですが、それも旅の醍醐味という感じで。
ホテルからはATMも極近。警備員のいるATMで安全です。
もう一か所、とても大事なのが、左下の水色のマーカーの通りです。
通りはこんな感じで、結構栄えています(夜の写真しかなくて申し訳ありません)。
レストラン、お土産屋さん、がメインで、マッサージ屋さんも3店舗?くらいありました。周辺のホテルに泊まって、夕食はこの通りへ出かければ楽しめるんじゃないでしょうか。
このホテルゼインからはギリギリ徒歩圏といった感じです。
ボディーマッサージのお店
通りから見えるマッサージ屋さんは、フットマッサージだけでした。ボディーマッサージはここだけかもしれません。
通りからちょっとだけ中に入ったところにある(通りの一番大きな交差点を、川側を背にして左折)ので、探してみてください。ボディーマッサージ1時間で12,000チャット(1,200円くらい)です。
やっぱり遺跡巡りで疲れますからね。ニャウンウー地区に1店しかないかもしれない、ボディマッサージ屋さん情報、貴重です。
ホテルゼイン バガン