【インドネシア】世界遺産 ボロブドゥール遺跡 サンライズツアー

マノハラホテルのサンライズツアー!ボロブドゥール遺跡観光といえばコレっというくらい大人気の鉄板観光ツアーですね。

ボロブドゥール遺跡についてネットで検索をすれば、このサンライズツアーを紹介するサイトにたどり着くと思います。自分もそのようなサイトで情報を集めてサンライズツアーに参加しました。

森の中にひっそり佇む神秘の巨大寺院で心静かに朝日を待つ…そんなイメージの記事が多いのですが…。実際は違いました(笑)。

もくじ

ボロブドゥール遺跡のサンライズツアー

このツアーはマノハラホテルというボロブドゥール寺院の敷地内にホテルが出発点になります。

このマノハラホテル、ボロブドゥール遺跡の敷地内にあるので、宿泊すると早朝ツアーに参加するのにとても便利ということで、高額な宿泊料金にも関わらず、なぜか人気のホテルでしたが、2018年6月に宿泊施設はクローズされました。

このサイトでは、以前から、このホテルに泊まらなくても、サンライズツアーには参加できるので、このホテルに高いお金を払って泊まる必要はないですよ、と言っていたので、マノハラホテルがクローズになって本当によかったなと思いますよ。

なお、マノハラホテルが営業終了したのは、宿泊施設だけ。サンライズツアーを含むそれ以外の施設等は以前と変わらず営業していますので、ご心配なく。

このサンライズツアーはとても有名な観光ツアーなので、ボロブドゥール周辺のどのホテルでも早朝送迎はしてくれますし、ほとんどのホテルでチケットの販売もしています。

※ ご宿泊のホテルでチケットの販売をしていなくても、当日の朝、マノハラホテルのロビーにあるチケットカウンターでツアーチケットを購入できます。チケットカウンターは午前4時オープン、ツアー開始時間(ゲートオープン時間)は午前4時30分です。

とても人気のあるツアーなので、朝4時くらいからたくさんの観光客がホテルロビー周辺に集まってきます。参加者は常時300人以上。ピーク時にはもっと増えるそうです。

ツアーといってもガイドがいるわけではありません。自分で寺院に行って、朝日を見て、遺跡を見て、勝手に帰ってくるだけです。なので、ツアーチケットは、早朝からボロブドゥール寺院に入場するための特別チケットという感じですね。

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サンライズツアーの料金(料金改訂あり)

料金は450,000ルピア(3,600円くらい)

Varid for 1 person for 1 time visit(1人1回限り有効)。

当日でも再入場はできません。2018年に料金改定が行われ、早朝ツアーの料金は475,000ルピア(3,700円くらい)に値上げされました。

サンライズツアーはどんなかんじ?

マノハラホテルの公式HPでは、サンライズツアーをこのように説明しています

Borobudur temple is best seen at dawn, when the air is fresh. As the mist begins to lift, the sun scales the surrounding volcanoes and terraced fields, and highlights the stone reliefs and the many faces of Buddha. Glimpsing Borobudur for the first time is often a deeply felt emotional experience.

マノハラホテル公式HP(英語)より

えーっと、日本語ページもあります。

このサイト、インドネシア語、英語、それに日本語を用意しているので偉い!のですが、残念ながら、訳がイマイチですね。

ボロブドゥール寺院は、空気が新鮮な夜明けに最もよく見られます。霧が上昇し始めると、太陽は周囲の火山とテラス畑を拡大させ、石の救済と多くの仏の顔を強調します。最初にボロブドールを垣間見ることは、しばしば深く感情的な経験を感じることです。

マノハラホテル公式HP(日本語)より

ボロブドゥール寺院は空気が澄んだ夜明けの時、朝靄煙る山々から昇る太陽がボロブドゥール寺院の彫刻や仏像を照らす瞬間に、最も美しい姿を見せます。暗闇の中にボロブドゥールが姿を現す時、一生忘れられない感動があなたを包むことでしょう。(意訳)

ですね。

風景だけでいえば、そうですけど… 森の中にひっそり佇む神秘の巨大寺院で心静かに朝日を拝む…という感じじゃなかったですね(笑)。日本人にとっては、日の出は神秘的なもんですが、他の多くの外国人にとっては Amazing! なものなので、テンションがちょっと違うんでしょうね。

また、とても人気のあるツアーですから、参加者が結構います。ボロブドゥール遺跡は巨大な遺跡で有名とはいえ、何百人もゆったり座れるようなスペースがあるわけではありません。あたり暗いうちから、東向きのポジションを確保して、座って朝日を待つわけですが、結構ギューギューです。そして結構、ガヤガヤしています。

アンコールワットの日の出やバガン遺跡の日の出と同じですね。世界遺産+日の出の有名スポットではどこでもそうといえばそうなので、そういう覚悟で行けばなんてことはないのですが…。事実を正確に伝えないサイトが悪いですね。それか、そういうサイトを検索上位にもってきてしまうグーグルが悪い😅。

ということで、事前にサイトで入手したイメージとはちょっと違う感じのツアーでしたが、それでもこのサンライズツアーには参加した方がいいですね。

というよりも、ボロブドゥール遺跡観光をするなら、これしかないです!

サンライズツアーに参加した方がいい理由

イメージとはちょっと違って、ちょっとガヤガヤしているにしても、このサンライズツアーには絶対参加した方がいいですね。その理由を挙げてみましょう。

理由① 通常料金との差は1,000円程度

まず料金面ですが、サンライズツアーに参加しなくても、入場するのに25ドル(350,000ルピアくらい、2,700円くらい)かかります。サンライズツアーの参加費は入場料込みで475,000ルピアですので、実質的な早朝ツアー加算は125,000ルピア(1,000円くらい)です。

サンライズツアーの料金が475,000ルピアと聞いて、ツアーに参加しないで普通の時間に入場しようかなとも思いましたが、それでも入場料は350,000ルピアと、あまり変わらないんですね。つまり、そもそも入場料が高いんですよ。ボロブドゥール寺院は。

通常料金と早朝ツアーの差が1,000円程度ならば、朝日も見れますし、そのあと1日を長く使えるので、サンライズツアーに参加する価値は十分あると思います。

理由② 朝日を見ることができる

サンライズツアーなので当然ですね。

アンコールワットでもバガンでも朝日を見るためだけの早朝料金なんてなかったので、その意味では微妙な不納得感がつきまとうわけですが、それでも、ボロブドゥール寺院の幻想的な夜明けの風景や奇麗な朝焼けを見ることができるのは、このツアーだけ。

なぜこれほどまでに巨大な寺院をこの場所に建てたのか、その理由が分かるような気がしてきます。他ではちょっと見ることのできない幻想的な風景です。

夜明けとともに朝日を受けた無数のストゥーパ(仏塔)が徐々に姿を現します。このころになると観光客は方々に散らばって写真撮影を始めますので、東側の混雑はだいぶ和らぎます。

こんな感じで、朝日だけじゃなく、霧海に沈むボロブドゥールの大自然も必見です。ボロブドゥール寺院は360度見渡せる高台にあるので、東側だけでなく、全方向美しい夜明けの風景を堪能することができます。

理由③ 時間効率が良い

✅ ついでにボロブドゥール寺院を存分に観光できます。

ボロブドゥール寺院の最上壇で夜明けのボロブドゥールを堪能した後は、そのまま寺院のデテールを見て回ることができます。ゆっくりと、寺院全面に施されたレリーフ(浮彫彫刻)を鑑賞しながら寺院を下りていきます。

夜明け前、暗がりを登ってきたときには気づかなかった、ものすごい数のレリーフ(浮彫彫刻)に驚かされます。5つの方形壇から成るボロブドゥール寺院の各壇を囲むように配された回廊には、びっしりと仏教説話にもとづいたレリーフが。その数1,460面、登場する人物は1万人以上とも。そして回廊の総距離は5Kmともいわれています。

このレリーフは、1段目の東面の入口から左へ、時計回りに登っていくと物語りに従って見ていくことができます。仏教説話の流れを追いながら、レリーフをみたい方は、一回下まで降りて、登っていくように見る必要があります。

物語りを追わずとも、保存状態のよいレリーフの数々。時間を忘れて見入ってしまうことでしょう。

そして1階まで下りてきて、今度はボロブドゥール寺院の巨大さに驚かされることでしょう。巨大すぎてカメラに収まりません😅

そんな感じでスッカリ夢中でボロブドゥール寺院観光も終え、出発地点のマノハラホテルに戻って、ふり返ると、インドネシアの高い日光を浴びる威風堂々たるボロブドゥール寺院が。

繊細で、力強く!そして美しい!

大満足のツアーとなるに違いありません。

✅ ついでに朝食をとることができます。

出発地点のマノハラホテルに戻ると、レストランでは軽食とコーヒーが用意されています。これで十分かどうかは人にもよりますが、ツアーついでに朝食をすますことができるので、そのあとの計画に余裕ができます。

レストランの屋外テラスからは遠くにボロブドゥール寺院が見えます。さっきまでいたボロブドゥール寺院の巨大さを改めて噛みしめながら、ゆっくりと軽食をとって、自分の泊まっているホテルに戻る。そんな感じでしょうか。

✅ サンライズツアー後も丸1日観光に使うことができます。

これが一番のメリットに感じましたね。

サンライズツアーの開始は朝4時30分ととても早いのですが、ボロブドゥール遺跡をゆっくりと観光しても、まだ1日丸々残っている感じ。旅行先での時間はとても貴重なので、これはとてもありがたかったです。

自分はそのあとホテルで自転車を借りて村を一周して他の小遺跡観光をしてからホテルをチェックアウト。バスでマリオボロというマーケットを堪能しました。

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