インドネシア・ジャカルタで、多くの日系企業がオフィスを構えるビジネス街のタムリン地区。ジャカルタ出張の訪問先がこのエリアにあるという方も少なくないと思います。今回は、ビジネス出張に便利な、このタムリン地区で予約すべきおすすめホテルをご紹介します。
下↓はジャカルタのエリア紹介の地図です。
日本人出張者が押さえておくべきエリアは、コタ地区、タムリン地区、そしてブロックMの3エリア。もちろん、その他にもエリアはありますが、まずはこれくらいシンプルに考えた方がいいと思います。
タムリン地区はビジネス街であるだけでなく、ジャカルタのダウンタウンの中心エリア。北のコタ地区へも、南のブロックMへも、アクセス抜群。ジャカルタの名物になりつつある巨大ショッピングモールも多数存在します。
こんな感じのエリアマップを見て、タムリン地区のホテルに泊まる人は健全だなって思いますか?
自分はそうは思いません(笑)このひと、ブロックMも、コタ地区も、両方とも視野に入れてるなって思いますね。
そうなんです。実はタムリン地区のホテルに泊まったからと言って、ホテルに缶詰になるわけではなくタクシーで出歩けばいいだけなので、遊びに支障はありません。
このエリアのいいところは、ビジネス街なので表面的には比較的落ち着いていること、日本人の駐在員が多く住むエリアなので、彼らのサポートを得やすいという点でしょうか。タクシーでついでに送ってもらったり、車で迎えに来てもらったり、近くの便利なスポットを教えてもらったり、美味しいお店に連れいってもらえたり…。いやらしい話し(でもないのですが)、そういうサポートを引き出しやすいのがこの地区のホテル。
あっ。それと大事なことを忘れていました。自分の会社のオフィスや訪問予定の会社のオフィスにもアクセスしやすいというメリットもあります。(これがメインですね😂)
ジャカルタ・タムリン地区|おすすめのホテル7選
そんな便利なタムリン地区には、たくさんのホテルが集まっています。ちょっと安めの古めのホテルもあれば、お値段高めの高級ホテルもあり、バラエティーに富んでいます。
今回はビジネス出張にも使えるホテルということで、それなりにキレイで安全で、それでいて値段も控えめなホテルを、コスパ重視で厳選しました。
最近は安全になってきたとはいえ、ここはインドネシアのジャカルタです。あまりケチりすぎると安全に不安がありますし、だからといって高級ホテルだと予算オーバーですもんね。自分もサラリーマンですから、ちょうどいいホテルの感じ、わかります。
現地ジャカルタに住む友人にアドバイスをもらいながら選んだ、出張におすすめなホテルをご紹介します。もちろん、この感じのホテル、旅行にもフィットします。
フレーサー レジデンス メンテン ジャカルタ
値段のわりにはやたらとキレイに保たれているサービスアパートメントタイプのホテルです。サービスアパートメントタイプのホテルは、一般住居として住むことを前提に作られているので、室内はゆったり。一番小さいワンルームタイプでも38㎡、1ベッドルームタイプだと51㎡あります。2つのルームタイプの料金差はそれほどないので、気分によって使い分けています。(短期滞在のときはワンルームタイプ、長めに滞在するときは簡易キッチンもある1ベッドルームタイプという感じです)
場所は大通りから少し奥にあるため、施設内はとても静か。これも住居を前提に建てられたサービスアパートメントタイプのホテルの特徴ですが。ジャカルタの大通りは交通量が多く、クラクション鳴らしまくりでうるさいので、ひとつ奥に入っているだけでもありがたい。
静かな分、周りにはコンビニやレストランが少ないので、ある程度ジャカルタの土地勘がある人か旅慣れている人向けですが、ビジネス出張にはコスパ最高のホテルのひとつです。アゴダの評価点数も8.8点。いいですね。最近の定宿です。
フレーサー レジデンス メンテン ジャカルタ
ダブルツリー バイ ヒルトン ホテル ディポネゴロ
ヒルトンホテルにこの値段で泊れてしまうのがジャカルタ。
リゾートホテルなので、ビジネス出張では持て余すかもしれませんが、都市部にあってキレイで、ホテルサービスの割にはリーズナブルなホテルです。
ヒルトンらしく、洗練された部屋と充実のアメニティ。屋外のリゾートフルなプール、ラグジュアリーなスパ、多様なハイレベルなレストラン、そして、高級ホテルのホスピタリティ溢れるホテルサービス。
駅にも近く、周囲にはスーパーマーケットやレストランもある、とてお便利な立地。旅行には完全におすすめ。自分はビジネス出張にも利用していますが、このリゾート感たっぷりなのが受け入れられるかどうか、社風や同伴者との兼ね合いを見ながら選択しています。
ダブルツリー バイ ヒルトン ホテル ディポネゴロ
モリッシー ホテル レジデンシズ
日系企業のオフィスが多いタムリン地区の繁。どこへ行くにも便利な立地、レストランやスーパーマーケットが多いWahid通り沿いのホテルなので、滞在中の食事や買い物にはとても便利です。タクシーで10分ほど走れば、ジャカルタ最大のショッピングモール「グランドインドネシア」があります。「グランドインドネシア」に行ってしまえば、無いものは無いという感じ。2,3泊の出張なら、仕事のあと毎日行っても飽きないと思います。
建物は2010年オープンなのでなんとかキレイさを保っており、部屋も30㎡とそれなりに広い。ロケーションが良く、生活にも便利で、オフィスや訪問先へのアクセスはバツグン。でも大通りに面しているので、結構騒々しい。これで標準的な8千円代(+サービス料等)。
この微妙なバランスの良さがこのホテルの魅力です。ダウンタウンにあるため、ゆったり滞在するには向いてませんが、ビジネス目的にジャカルタに1泊だけという場合には便利なホテルです。
モリッシー ホテル レジデンシズ
サリ パシフィック ジャカルタ
ダムリン地区の中心であるタムリン噴水まで300メートルというビジネス目的に絶好のロケーションであるだけでなく、ホテルの北方向には、インドネシアの自然が残るモナス記念碑のある独立記念公園まで4~5百メートルというロケーション。朝の散歩などでリフレッシュしながら名所の観光ができたりします。
一方、ホテルの南方向には、100メートルほどんで、レストランやスーパーマーケットがたくさんあるWahid通りがあり、1キロくらい進めば、スラマッダタンモニュメントやその周辺のビッグモール、世界ランキング入り常連の巨大ショッピングモール「グランドインドネシア」と隣接する「プラザインドネシア」があります。このモールは兎に角デカく、食事も、ショッピングも…なんでも対応できます。
広大な独立記念公園でリフレッシュして、モナス記念碑の展望台からの眺めを楽しんで、グランドインドネシアへ行ってショッピングと食事も楽しむ。いろいろな楽しみ方ができるホテルです。
部屋は約30㎡で十分な広さで清潔。アメニティの質も悪くありません。建物も新しいわけではないですが、モダンでスタイリッシュ。宿泊料金も、同レベルのホテルよりも1,000円~2,000円は安い感じです。ホテルサービスもベタベタはしていませんが、しっかりと普通にちゃんとしています。
サリ パシフィック ジャカルタ
アスコット ジャカルタ(おすすめ⭐⭐⭐⭐⭐)
ジャカルタNo.1ショッピングモールの「グランドインドネシア」隣接のサービスアパートメントタイプのホテル。アスコットグループは高級サービスレジデンスを得意とするシンガポールの新興ホテルグループ。ヒルトンやシャングリラのような強烈な知名度・ブランド力はないものの、かなりしっかりとしたサービスを提供してくれます。
このホテル、さらっと書きましたが、本当に「グランドインドネシア」に隣接しています。グランドインドネシアの隣りには「プラザインドネシア」というこちらもかなり大きいショッピングモールがあり、両方のモールが使えます。吉野家などの同じみの日本食レストランも多数。ファーストフードもカフェも。朝・昼・晩と、食べたいものが食べられるというのが最大の魅力。
部屋はサービスアパートメントタイプなので、全室簡易キッチン付。一番小さい1ルームタイプの部屋でも50㎡と、とても広いです。
コストを抑えるならこの前にご紹介しているサリパシフィックが一番ですが、予算に余裕があるなら、このホテルが個人的には一番です。
アスコット ジャカルタ
プルマン ジャカルタ インドネシア(おすすめ⭐⭐⭐⭐⭐)
「グランドインドネシア」の近くで、やっぱりきちんとしたホテルに泊まりたい、という場合には、こちら「プルマンジャカルタインドネシア」がおすすめです。「グランドインドネシア」とその隣の「プラザインドネシア」という2つの巨大ショッピングモールへ、大通りを渡ればすぐにアクセスできる絶好のロケーションです。
この前にご紹介した「アスコットジャカルタ」はサービスアパートメントタイプのホテル。部屋は広いのですが、宿泊客をもてなすという点では純粋なホテルより劣ります。「プルマンホテル」はあの「ソフィテルホテル」を運営するフランスのアコーホテルグループの上級ブランドホテル。超一流のホテルサービス、そして快適はジャカルタステイが約束されたようなものです。
2014年にリニューアルオープンしたばかり。まだまだ施設はピカピカです。部屋は一番小さい部屋だと21㎡。日本のビジネスホテル程度の広さしかないので少し狭いですね。小さな部屋は嫌だなという場合はアップグレードが必要です。
特筆すべきは朝食ですね。世界一という人もいるくらい豪華なビュッフェブレックファーストです!朝からそんなに豪快な食事は要らない?いやいや、ここはジャカルタ。日中美味しい食事にありつけるとは限りません。だから完璧な朝食というのは結構魅力的です。
このプルマンホテルは、ある程度予算を抑えつつ、ある程度いいホテルに泊まりたいという、ビジネスマンが最終的にたどり着くホテルです。予算が許すなら結局このホテルのデラックスキングルームが一番です!
プルマン ジャカルタ インドネシア
ハーミテージ ア トリビュート ポートフォリオ ホテル
ジャカルタのビジネスエリア近くには、もうひとつご紹介しておかなればいけない評判のいいホテルがあります。ザ ハーミテージ ア トリビュート ポートフォリオ ホテルというローカル系のホテルです。
シンガポールのラッフルズホテルやカペラホテルと同じような外観。コロニアル様式(植民地時代の建築様式)です。インドネシアはもともとオランダの植民地。このホテルはもともと1923年にオランダの電気通信局オフィスとして建てられたものだそう。それを改築して現在はホテルとして使っています。
ビジネス街からすぐ近くにも関わらず、比較的閑静なメンテン地区にたたずむ最高級のインドネシアローカルホテル。アゴダ宿泊者の評価は驚異の9.0。絶対間違いないホテルです。将来的トライしてみたいホテルとしてリストアップしています。
ザ ハーミテージ ア トリビュート ポートフォリオ ホテル
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