行ってみたい世界遺産ランキングでも、行ってよかった世界遺産ランキングでも、常に上位にランクされる超人気の観光地、アンコールワット遺跡。ミャンマーのバガン遺跡、インドネシアのボロブドゥール遺跡と並んで、世界三大仏教遺跡と呼ばれています。
バックパッカーの猪鹿蝶(イノ・シカ・チョウ)とでも言いましょうか、この三大遺跡制覇を目指す旅人は後を絶ちません。そんな三大遺跡の代表格でもあるアンコールワット。いろいろ都合が重なって、1年に3回も行って詳しくなってしまいましたので、これから観光に行かれるみなさまのお役に立ちそうな情報をまとめてみました。
アンコールワットの歴史
アンコールワットの遺跡群はとても広く、東京23区くらいあります。シンガポールの国土も東京23区と同じくらいと言われているので、
東京23区 ≒ シンガポール国土 ≒ アンコールワット遺跡群
という関係になりますね。アンコールワットが大きいのかシンガポールが小さいのかわからないですけど、なかなか面白い比較ですね。
どうして、アンコールワットの歴史という表題で、遺跡群の広さの話しを持ち出すかというと、一口にアンコールワット遺跡群といってもとても広く、遺跡ごとのバックグラウンドが同じではないことを説明したかったからです。
アンコールワット遺跡群の歴史は、9世紀初めにジャヤバルマン2世によって創設されたクメール王朝が、15世紀前半にタイのアユタヤ王朝に滅ぼされるまで。現存する遺跡は、クメール王朝の歴代の王がそれぞれ影響力をもって建立したもので、時期もばらばら、ベースとなる宗教でさえ同じではありません。
例えば、プノンバケン寺院は、10世紀初めにヤショヴァルマン1世により建設されたヒンドゥー教寺院ですし、アンコールワット寺院自体は、12世紀初めにヒンドゥー教を支持するクメール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって建立されたものですので、ベースはヒンドゥー教の色が濃いです(その後、仏教寺院として利用され仏教の聖地となりました)。
例えば、アンコールワットの第3回廊(下の写真)。ヒンドゥー教への強い信仰が表現されています。のちに仏教寺院として使われ仏教の聖地となったアンコールワット寺院も、建立当時はヒンドゥー教寺院であったことがわかります。
一方で、アンコールトムやタ・プロームは、12世紀後半に大乗仏教によって国を治めたジャヤーヴァルマン7世によって建立されたもの。仏教色が非常に強い建物となっています。
アンコールトムのバイヨン寺院の四面塔(下の写真)。こういうのは、確かに仏教っぽいですよね。
アンコールワットは仏教遺跡と言われていますが、クメール王朝の王は、歴代ほとんどヒンドゥー教を支持していたため、アンコールワット遺跡群にある多くの寺院は、当初はヒンドゥー教寺院として建てられています。そのため、実は、外観的にはヒンドゥー教の色が濃い遺跡群です。
15世紀前半にクメール王朝が滅び、この地域にある寺院はすべて廃墟となり、ヒンドゥー教寺院は、ヒンドゥー教寺院遺跡となりました。16世紀になると、仏教が広まり、もともとヒンドゥー教寺院だったアンコールワットの寺院は、仏教寺院として利用されていきます。
19世紀後半にフランス人学者アンリ・ムオーに発見されるまで、ほとんど世に知られることなく密林に埋もれていたといいますが、もともとヒンドゥー教寺院だったアンコールワットがいつ仏教の聖地になったのかを考えると、世に知られていない期間が数世紀あったという神秘を連想させる設定に無理があることがわかると思います。
フランス人にとっては密林に埋もれていたようにみえたアンコールワットは、再発見されて以降、彼らによって遺跡調査や修復活動が進められたそうです。
が、現在の遺跡のほとんどは重大なダメージを残しています。アンコールワットの遺跡の多くは、20世紀後半のカンボジア内戦中に、クメールルージュ(ポルポト派)に攻撃され破壊されてしまったのです。
アンコールワットの遺跡を巡っていると、こういった首のない仏像をたくさん見ると思いますが、それはポルポト派(原始共産主義)による破壊行為によるものなんですね。原始共産主義は、かんたんに言うと、「原始時代に戻ろう、知識や学問なんか必要ない、宗教なんか要るわけない」っていう思想ですから、仏像や仏教関連施設はすべて破壊の対象だったそうです。
カンボジア内戦は、内戦ですから、カンボジア人同士が殺し合った(正確にはポルポト派が一般のカンボジア人を殺戮した)わけで、カンボジア人の多くはその悲しみを必死で乗り越えてきました。忘れても忘れても、アンコールワット遺跡群にはその爪痕がしっかりと残されている、カンボジア人にとってはそんな遺跡でもあるんです。
なんとも残念で悲しいストーリーが、ミステリアスなアンコールワット遺跡群のバックグラウンドにはあるんですね。
アンコールワットの場所、行き方、最寄の空港
アンコールワットは、カンボジアのシェムリアップというところにあります。
最寄りの空港も、シェムリアップ空港といいます。
地図で示すのがわかりやすいですね。カンボジア、そしてシェムリアップ空港はこのあたり、ベトナム・ホーチミンとタイ・バンコクとの間くらいにあります。
日本からカンボジア/シェムリアップ空港までどうやって行くか
まず念頭に置きたいのは、日本の空港からシェムリアップ空港までの直行便がないということです。なので、どこかの空港で乗り換え(トランジット)をする必要があります。どこでトランジットした方が距離的に近いか、上の大きな地図がちょうど役に立ちます。
トランジットは、日本からの直行便数が多い、上海、香港、シンガポール、クアラルンプール(マレーシア)、バンコク(タイ)あたりが選択肢になりそうですが、シンガポール、クアラルンプール(マレーシア)はちょっと遠回りになりますね。
トランジット先で、一旦空港を出て入国するなら、物価の比較的安いバンコク(タイ)がコスト的にはいいと思います。
空港で乗り換え便を待つなら、上海や香港でトランジットするのが、距離のロスが少なくて時間効率がよさそうですね。
こういう一括検索系のサイトで、東京ーシェムリアップで航空券をチェックしてみてください。たくさん候補ができますので、その中からチョイスしていくのが効率的だとおもいます。
一応ちょっとだけ注意!観光ビザが必要です
日本のパスポートで、アンコールワットのあるカンボジアに入国するには、ビザが必要です。ですが、いわゆるビザオンアライバル、現地の空港についてから、その場でビザが取れますので、渡航前にビザを取得する必要はありません。その場でビザを取るには30USドルが必要なので用意していきましょう。詳細は以下を参考にしてください。
カンボジア/シェムリアップ空港からアンコールワットへはどう行くか?
カンボジア/シェムリアップ空港まで行ってしまえば、シェムリアップ空港からアンコールワット遺跡やホテルのある市街地まではとても近いので、ほとんど心配することはありません。
空港にはたくさんのトゥクトゥクドライバーが待ち構えています。まずはトゥクトゥクドライバーをつかまえてホテルに送ってもらいましょう。空港からホテルまでは5ドルです。
ホテルの周辺にもたくさんのトゥクトゥクが待機しています。アンコールワット遺跡に行きたい場合には、それらのトゥクトゥクに頼めばOKです(相場はのちほど)。
アンコールワットの気候、気温、ベストシーズン
気熱帯モンスーン気候地域にあるカンボジアは、年間とおして高温多湿です。
5月~10月は雨季、11月~4月は乾季です。中でも12月~2月頃は、最高気温が30°C程度に落ち着き、雨もほとんど降らずカラっとしているので、観光にはベストシーズンでしょう。
5月ごろからは雨季ではありますが、東南アジアの雨は、一時的にざっと降るスコールですので、雨はそれほど気にしなくてもいいと思いますよ。気温が35度以上まで上がることも多く、超暑いほうが、熱中症とかもありうるので注意したほうがいいかも。
いずれにしても、最初から暑い覚悟で行くのであまり気にならないというか、気にしてもしょうがないでしょ。暑いのを含めてカンボジア、楽しんじゃいましょーよ!
アンコールワットには夏に行くな、とかいう人が居るみたいですけど、全然そんなことはありません(本当にウソはいけません!)。夏に行きましたが、全然問題ありません。
人がたくさん住んでいるところで、近寄らない方がいいっていうほど、ひどい天候が続いている地域とかあります?
行ける時が、ベストシーズンですよ。
アンコールワットでの服装
半袖、半ズボンでいいでしょ。でも、寺院は宗教施設ですので、遺跡巡りをするときは、セクシーな恰好は避けましょう。
靴はスニーカーがいいです。ミャンマーやスリランカでは、仏教遺跡に入る際には、靴を脱がなければなりませんでしたけど、アンコールワットの遺跡は靴を履いたままでいいので、歩きやすさを最優先で靴を選びましょう。階段を登ったりしますし、広い遺跡も多いので、結構歩きますので。
あとは、日差し対策とほこり対策で、サングラスがあるといいでしょう。
恰好を気にしないなら首にタオルを巻くスタイル。これが意外と便利です。汗拭きだけでなく、トゥクトゥク乗車時の砂ぼこり対策、マスク替わりにもなります。
アンコールワットのおすすめのホテル
アンコールワットを目指すのは、バックパッカーさんが多いので、ゲストハウスが人気なのかもしれませんが、社会人パッカーは、あまり無理をしません。夜は、部屋でゆっくりしたいんで、最近はもっぱらホテルに泊まります。
今回は泊まったことのあるホテルのうち、家族旅行におすすめな「プリンス ダンコール ホテル & スパ 」と、一人旅におすすめな「メコン アンコール パレス ホテル」をご紹介します。
家族旅行なら「プリンス ダンコール ホテル & スパ」
家族旅行なら、プリンス ダンコール ホテル & スパ (Prince d’Angkor Hotel & Spa) がおすすめです。
料金は、時期によるとは思いますけど、朝食付きで5~6千円くらいじゃないでしょうか。部屋も広くて、まあまあキレイです(カンボジアなので、それなりではあります)。
オールドマーケットやパブストリートまでは歩いて7,8分くらいあるでしょうか。微妙に離れていますが、ホテルの前には大抵トゥクトゥクが待機していますので、頼めば1ドルで連れて行ってくれます。帰りも同じ。そこらへんでトゥクトゥクを拾って1ドルで帰ってこれます。自分たちは雨の時以外は歩いていましたけど。
通りを挟んだ目の前にスーパーがあるので、軽食や飲み物の買い出しには便利です。
朝ごはんのバイキングは種類も豊富。フルーツ、サラダ、パン、チャーハン、ヌードルと何でもそろっています。シェフもいますので、熱々の料理をいただけます。かなり満足できると思いますよ。今回のプランには夕飯は含まれてませんでしたので、ホテルの中では食べなかったですが、夕飯も期待できると思います。
あとプールが大きいし、混まないので、午前中で観光を切り上げてプールでゆっくりなんてこともしました。暑いので、そういうのも結構重要かも。水もきれいに保たれていましたよ。
プリンス ダンコール ホテル&スパ
一人旅なら「メコン アンコール パレス ホテル」
一人旅なら、メコンアンコールパレスホテル (Mekong Angkor Palace Hotel)がおすすめです。
料金は、こちらも時期によるとは思いますけど、朝食つきで2~3千円です。朝食はしょぼいですが、安くて立地がいいので、一人旅にぴったりです。
オールドマーケットやパブストリートまでは、歩いて3~4分でしょうか。夕飯や買い物にとても便利です。ローカルのレストランでチャーハンとか焼きそばとかを食べてれば、夕飯代は1ドルとか2ドル。帰りに露店でマンゴーシェイク(1ドル)を買って帰れば満足、満足。
写真はホテル前で取ったものしかなかったので、割愛させてください。部屋の雰囲気は、うえのプリンス ダンコール ホテル & スパと遜色なかったですよ。
アンコールワット(シェムリアップ)は、一大観光地なので、他にも安くて良いホテルを見つけられると思います。
アンコールワットの地図
ホテルやチケットセンターで地図をもらうことができますが、現地の地図は、英語表記でわかりにくいので、日本語版を自作してみましたので、参考にしてみてください。
この地図は、現地にいってからもたぶん役にたつと思います。
アルファベットで書いてあるのと、カタカナで書いてあるのとでは、頭への入り方が違うので。アルファベットも読み方独特ですし、スッと落ちないんですよね、現地の地図だと。
アンコールワット遺跡の入場券
アンコールワットの最初の関門です。これをクリアしないと遺跡に入れないので、ここで説明せざるを得なません。
遺跡巡りには入場券が必要です。入場券はアンコールワットから離れたチケットオフィスでのみ購入できます。
チケットオフィスの営業時間
午前5時~午後5時30分
入場券の種類と金額
1日券:37ドル
3日券:62ドル
7日券:72ドル
(12歳未満は無料)
こちらの記事を参考にしていただければと思います。
アンコールワットで必ず行っておきたい遺跡
ここからが先ほど書いた、超有名どころです。
以下の3つの遺跡には絶対に行きましょう。というか、どのツアーでも行くと思います…。
繰り返しになりますが、観光の核になる超有名遺跡なので、出かける前に名前を覚えてしまった方がいいです。名前が分かった方が、トゥクトゥクのドライバーさんやガイドさんとの会話や価格交渉がしやすかったりもします。
① アンコールワット寺院
言わずと知れた、アンコールワット遺跡群の中心寺院。超有名なこのシルエットが、遠くから見えてきたときの感動は忘れません。
寺院の中も見どころがいっぱいです。場内の雰囲気をゆっくりと味わいながら、必ず一番高い第三回廊まで行ってきただきたいです。
ただし、カンボジアの暦で定められた仏教の日(仏日)(ひと月に4日くらいあります)には、第三回廊まで登れません。
アンコールワットに行く場合、できればこの日を外したいところです。
② バイヨン寺院(アンコールトム)
アンコールトムというのが、ひと塊りの遺跡群で、そのメインがバイヨン寺院です。
壁一面に広がる保存状態のいいレリーフや四面塔と呼ばれる観世音菩薩の顔を彫り込んだ大きな石像に圧倒されます。
ガイドさんが話しかけてきますが、必要なければ相手にしてはいけまません。ガイドは有料です(笑)。
アンコールトムの敷地内には、このほか、象のテラスやライ王のテラスなど見どころが多く、敷地も広いのでじっくりと時間をかけてゆっくり回りたいですね。
また、アンコールトムの中では、象に乗れるアクティビティも人気です。
南大門からバイヨン寺院、バイヨン寺院周りの2つのコースで楽しむことができます。
③ タ・プローム
ガジュマルの巨木に覆われた朽ちかけた寺院、タ・プロームも半端じゃないですね。初めて見たときは、ほんとうに圧倒されました。
寺院内部はだいぶ朽ちていて、また破壊されていて、迷路のようです。
迷い込んだ先に、自分だけの絶景ポイントがきっと見つかりますよ。
ゆっくりと。巨木が育った時の長さを感じながら。本当に素敵な場所です。
おまけ…もうひとつの超有名スポット…
④ ベンメリア遺跡
このベンメリア遺跡は天空の城ラピュタの空に浮かぶ島のモデルであると言われています。
アンコールワット寺院からはだいぶ離れていて、トゥクトゥクで2時間くらいかかりますが、多くの日本人観光客が目指す聖地でもあります。
石造寺院の表面はコケや藻で覆われています。アンコールワット寺院周辺とは、少し気候が違うようです。日陰が多いこともあって、湿度がすこし高いように感じます。
遺跡周辺に多くの緑が残っているからでしょうか。アンコールワットの遺跡群と建物自体は似ているはずですが、なにか違う雰囲気があります。
もっと静寂。もっと時空を感じます。
カンボジア戦争の爪あとがいたるところに…。破壊の様は、アンコールワット寺院周辺よりも激しいですね。ほんと、残念ですが。
アンコールワット観光のほとんどの方が泊まるシェムリアップからはだいぶ距離があるので、スケジュールによってはベンメリアはパスしてもいいとは思います。
このあたりが主要観光スポットです。ポイントを抑えておくと、観光の計画が立てやすくなります。
アンコールワットで人気のアクティビティ
アンコールワットのサンライズ(朝日)鑑賞
アンコールワット越しに昇る朝日と池に映し出される逆さアンコールワット。これ以上幻想的な光景はありません。必見です。
アンコールワットの朝日ですが、アンコールワット寺院内でも、一応おすすめの鑑賞ポイント(場所)というのがあります。そのあたりの詳しい情報については、以下の記事を参考にしてください。
プノンバケンのサンセット(夕陽)鑑賞
アンコールワット遺跡群で夕日を見るなら、プノンバケンかプレループといわれています。
個人的には、丘のうえにあるプノンバケン寺院の方がおすすめです。が、その丘の上まで登るのが結構大変なので、歩くがめんどくさいという方はプレループの方がいいと思います。
高台(丘)の上にあるプノンバケン寺院までは、駐車場から歩いて15分くらいかかります。
15分くらい登って、最後に急な階段を登って寺院に入るのですが、寺院の上のスペースが限られているため、出遅れると入場制限があって寺院に入ることができません。
そうなると悲惨です。寺院の下には大きな木があるので、丘の上までいっても、寺院に登れなければ、夕陽は見えないんですね。つまり、無駄骨になっちゃいます。
ということで、皆さんは少し早めに行って寺院の上で夕陽を待つ、そんな感じがいいと思います。
アンコールワットの日没の時間は、時期によって少し変動しますので、以下の記事を参考に時間を決めていってください。
アンコールトムのエレファントライド
これはある意味定番のアトラクションのひとつです。
物価の安いカンボジアで1人20ドルは高いですが、やっぱり乗っておきたいところです。いい写真が撮れますよ。
アンコールワットを探検する4輪バギーツアー
3度もアンコールワットに行くと、こういう発見があります。
なにげに一押しのツアーです。その土地の文化に触れることも、旅の醍醐味の一つですからね。遺跡もいいですが、カンボジアの人々の生活を見て、触れて、カンボジアのことを少しでも知って帰りたいですよね。
ちなみに、アンコールワット寺院には気球(バルーン)に乗るアトラクションがありますが、あれはその場で上がってその場に降りてくるタイプ。バルーン型エレベーターといいますか。空中を移動するいわゆる気球と違ってかえって残念なので、おすすめしません。
トゥクトゥクの料金相場
トゥクトゥクの相場は日本人に人気のゲストハウス「タケオゲストハウス」さんのHPが参考になります。
節約志向のゲストハウスの宿泊客のために、オーナーがアレンジしてくれている料金なので、最安値に近い相場かなと思います。いろいろなお話しや経験からして、個人で交渉するとこの料金にするのはちょっと難しいかな。
実際に現地で払ったトゥクトゥクの料金をまとめましたので参考にしてください。
その他(時差、通貨、言葉、治安、そして地雷?)
時差
日本との時差は2時間あり、カンボジアの方が2時間遅いです。
通貨
カンボジアの通貨はカンボジアリエルですが、通常はUSドルを使い、リエルはおつり用と言う感じで、あまり使いません。
地元のレストランなどでは、リエルとドルが併記されていたり、リエルだけで表示されていても、1ドル=4,000リエルくらいの感覚でドルが使えますし、端数があれば、リエルでおつりがきます。
物価が安いので、1ドル札をよく使います。細かいドル札を多めに用意していくといいと思います。
言葉
公用語はクメール語ですが、英語は結構通じます。ホテルはもちろん、トゥクトゥクのドライバーも理解度は怪しいですが、英語でコミュニケーションは取れます。
治安
治安は大丈夫です。親日国といわれていますので、日本人にも優しいです。普通に旅行をしていて危険を感じることはまず無いと思います。
ただ、当たり前ですが、海外ですので、スリや置き引きなどのリスクは日本よりは高いと言えますので、身の回り品には常に注意を払いましょう。
地雷
観光地では一切心配は要りません。
最後に…
なるべくエッセンスだけをと思って書き始めましたが、お伝えしたいことが多くて、長くなってしまいました。
アンコールワット。それだけ魅力的であるということで、お許しください。
みなさまのアンコールワットの旅が、一生の思い出になる素敵なものになりますように。