香港国際空港でプライオリティパスが使えるラウンジは、ターミナル1に2ヶ所(制限区域内・到着時の利用不可・シャワーあり)、ターミナル1とターミナル2の間に1ヶ所(制限区域外・到着時の利用可・シャワーあり)の全部で3ヶ所。
ぜんぶ行ってきましたよ♪
スカイトラックスの空港評価グルメ部門の世界No.1空港に君臨しつづける香港国際空港!プライオリティパスラウンジもやっぱりすごかった!美味かった!
どのラウンジもアジア最高レベルのクオリティです。が、香港国際空港は広いうえ、かなり複雑なので、ラウンジを見つけるのがちょっと大変かもしれません。
ということで、今回はいつもよりも少し詳しめにラウンジの場所や行き方を解説しつつ、ラウンジの紹介をしていきたいと思います。
世界各国のプライオリティパスラウンジを利用してきましたが、香港空港のプライオリティパスラウンジはちょっと違うなっと思ったことがいくつかあったので、そのあたりの注意点も合わせてご説明していきたいと思います。
香港空港の全体像
香港国際空港は広くて分かりにくいと評判です(笑)
確かにそうなんですが、ちょっとコツがあります。
香港国際空港の構造を理解するには、まずは全体像をできるだけシンプルにおさえましょう。たとえば、この下図のようなイメージを持っておくといいでしょう。
(ついでのプライオリティパスのラウンジの場所も入れてしまいました ^^;)
素材は中国東方航空のHPより
香港国際空港は第1ターミナル(ターミナル1)と第2ターミナル(ターミナル2)に分かれていて、ターミナル1は結構長いという感じのイメージですね。
空港がこんな形になっていることを知っていると、こまかな位置関係や移動方法の理解に結構役立ちます。
✅ 香港国際空港のプライオリティパスラウンジの場所
そのうえで、プライオリティパスが使えるラウンジですが、制限区域外に1ヶ所、制限区域内に2ヶ所、計3ヶ所あります。
制限区域外のラウンジは、ターミナル1からターミナル2への連絡路の途中にあります。空港の制限区域外なので、到着時にも使えるラウンジになります。
そして、制限区域内に2ヶ所。ゲート1とゲート40の近くにあります。
ターミナル1の制限区域内の2つのラウンジ。注意すべきは、その距離です。
ゲート1とゲート40の距離は死ぬほど遠いです。地図上では渡り廊下のようになっているところ(ゲート21からゲート35まで表示されてあるところ)ですが、空港の案内板には徒歩15分と表示されています。
以下がその渡り廊下のように表示されているところの写真です。ゲート40のラウンジを出て、ゲート36付近からゲート1方面へ行く途中に撮った写真ですが、向こうの端が見えません😱
ゲート1付近のプライオリティパスラウンジは、この通りの端のさらに先にあります。動く歩道があっても絶望感を覚える距離です。動く歩道の上を小走りに歩いても、かるく5分以上掛かります。
上の地図にすでに書き入れてありますが、この区間は電車が走っています。
プライオリティパスラウンジのある出発フロア(レベル6/L6)からエスカレーターでずんずん下りていったところ。レベル1(L1)に電車乗り場はあります。
香港国際空港での移動は、電車(旅客提運系統/Automated People Moverと表示されています)を使った方が賢明ですね。
もう少し正確にいうと、香港空港のプライオリティパスラウンジは、ロケーション重視で決め打ちしましょう。一応複数のプライオリティパスラウンジがありますけど、別のラウンジへ移動するのはけっこう大変なので。
まず、ご自身の飛行機の搭乗口(ゲート番号)を調べる。そして、その近くのラウンジを狙い撃ちで行く!これが香港空港でのプライオリティパスラウンジの選び方の鉄則になります。
PLAZA PREMIUM LOUNGE(ターミナル2/制限区域外)
制限(管理)区域外にあるので、香港空港に到着した時でも、香港空港を出国する時にも、利用できる使い勝手にいいラウンジです。どこかのホテルかと見紛うほど。ラウンジ内は間接照明を使った落ち着いた雰囲気です。
香港空港のラウンジは料理の充実度が半端ない!
このプラザプラミアムラウンジの料理も半端なく美味いです!
ちゃんとしたシャワー室も完備しています。ご心配なく!
【営業時間】24時間
【場所】到着フロア(3階)。ターミナル1とターミナル2の移動通路(地下道)のあります。エアポートエクスプレスのプラットホームの下に位置します。
【利用条件】最長3時間まで利用可能。 2歳未満のお子様は無料(要同伴)です。
このラウンジへの行き方
香港国際空港の中でも、制限区域外にあるため使い勝手がよく、シャワーも整備されていることから、かなり重宝されるプライオリティパスラウンジ。
総合評価でアジアNo.1のラウンジじゃないかと思いますので、ちょっと詳しく行き方を解説しておきましょう。
一番利用者が多いと思われる空港到着後の利用を想定して、入国手続きを終えて到着ロビーに着いたところからの行き方をご説明します。
① 入国審査を終えて到着ロビーに出たら、ターミナル2を目指します。
② ミシュラン1つ星を獲得した格安美味のワンタン麺で有名な「何洪記粥麺専家(Ho Hung Kee)」の分店と、担々麺と小籠包で有名なシンガポールの名店「翡翠拉麺小籠包(CRYSTAL JADE)」が並ぶコーナーを、右手に曲がります。
③ 香港市内へ向かう香港エアポートエクスプレスの乗り場の右手にターミナル2へと向かう地下道(連絡通路)に降りるエスカレーターがあります。
④ そのエスカレーターを下ったところ、すぐ左手に、プラザプレミアムラウンジ(PLAZA PREMIUM LOUNGE)があります。
ラウンジは階段を少し降りたところにエントランスが設置されていて、プライオリティパスラウンジとは思えないくらい、シックな雰囲気で営業していますので、見逃さないようにしてください。(エスカレーターを降りたらすぐ左手です)
香港エアポートエクスプレスの乗り場と行き方はほぼ一緒です。乗り場に向かって進み、乗り場の手前の右にあるエスカレーターを下りるという感じですね。
ラウンジ内の雰囲気
エントランスや受付の雰囲気そのままに、ラウンジ内も間接照明を多く使い、少し照明を落としたシックな雰囲気。旅の疲れをスッと落としてくれます。
というのはいいんですが、ちょっと暗すぎてスマホでいい写真がとれません(笑)
なのでこちら。
Plaza Premium Loungeの公式HP(英語と中国語のみ)からお借りしました。実際は、ここまで明るくないですが、構造としてはこんな感じです。
料理は充実!しかも超うまい!
料理はかなり充実しています。
いいラウンジの証ともいえる、シェフがカウンターに立つキッチンカウンターから出来立ての食事を提供するタイプです。
今回は、香港スタイルフィッシュボールヌードルをチョイス!
実はこの直前に、ミシュラン1つ星の何洪記粥麺専家(Ho Hung Kee)でワンタン麺を食べてますので、二杯目です。超美味いので全然いけます😁
カウンターには生ビールサーバーも。これもいいラウンジの目印ですね。
料理の種類も豊富。お決まりのバイキングメニューじゃなくて、香港らしいアレンジがなされているところがポイント高いですね。
デザートとコーヒーもGoodです。(まだ食うか😂)
まあこうやって料理の写真を載せ続けても、「わかったわたった」って感じだと思いますので、この辺で😄
これまで、このサイトでご紹介している以外も含めて、ほんと数えきれないほどプライオリティパスラウンジを利用してきましたけど、かなりレベルが高いラウンジであることは間違いありません。
シャワーも完備!ちゃんとしています!
サイト見てたら、シャワーが最悪って怒っている人がいたんで、トライしてきましたよ。
結論から言うと、なんも問題なし。というか、他国のプライオリティパスラウンジと比べたら、むしろ良かったですよ。排水も全く問題なしでした。
超一流ホテルじゃないので…。っていうかホテルもこんなもんじゃね?って感じです。人気のラウンジなので、あまり混まないように仕向けたブログなのかな?っと思うくらい、普通に良いシャワーでした。さっぱりしました😄
使い方ですが、入り口の受付へ行って、シャワーを使いたいと言うと、登録して鍵を渡してくれます。完全個室タイプのシャワールームですね。
中は写真の通り、いたって清潔です。タオルやシャンプー、石鹸など、必要なアメニティはすべて揃っています。
飛行機に乗る前にさっぱりするのもよし。飛行機に乗った後にさっぱりしてから香港旅行を楽しむのもよし。シャワーも含めて、かなり使い勝手のいいラウンジであることには違いありません。
PLAZA PREMIUM LOUNGE(ターミナル1/ゲート1)
【営業時間】24時間(プラオリティパス会員は3時間無料)
【場所】ターミナル1・イーストホールの出発フロア(レベル6/L6)のゲート1(飛行機の搭乗ゲートの番号)の近くにあります。
【行き方】行き方としてはここが一番簡単です。出国審査のあと出発ロビー階でゲート1を目指します。ゲート1の手前左手にプラオリティパスラウンジがあります。
ラウンジの雰囲気
フラットで大きいラウンジですが、人も多いですね。
最近はアジアでもプライオリティパスが普及してきて、人の多いラウンジが増えてきていますが、それにしても人が多いです。
マナーの悪い中国人が占拠しているような不愉快なお客さんはいなかったですが、ラウンジ内は大盛況。それもそのはず。
料理がものすごく充実しています。キッチンカウンターには料理人が4人!出来立ての料理が食べられます。
バイキングの料理も多彩です。
なんていうんですかね… みんな楽しそうに料理を選んでいます。
ビールサーバーもあります。もちろんジュースもたくさんありましたよ。
座席の種類も豊富。食事をするところ、コーヒーを飲んで休むところ。出発前に十分リラックスしている感じ。
トイレもキレイでした(便器を撮るのははやめときましたw)
でも問題がひとつあります。
混みすぎです😓
次にご紹介するゲート40もそうですけど、ラウンジのクオリティが高いためか、それともラウンジの絶対数が少ないためか分かりませんが、入り口に行列ができます。
ラウンジ利用者はゆっくりしにラウンジに来るので、意外と回転が悪く、結構待たされます。
受付のお兄さんに聞いたら、夕方から夜にかけてはいつもこんな感じだそうです。
プライオリティパスのベテランの方でも、先の利用者が退店するまで、行列に並んで待ったことがある方は少ないのではないでしょうか。ギリギリに行って、さっと食事して飛行機に乗ろうくらいに考えていると、時間内にラウンジに入れないなんてことが起きかねません。
食事が充実しているので、レストラン的な利用をすすのが、おすすめです。少し余裕をもってラウンジに出かけた方がいいと思います。
PLAZA PREMIUM LOUNGE(ターミナル1/ゲート40)
【営業時間】24時間
【場所】ターミナル1・ウエストホールの出発フロア(レベル6/L6)のゲート40(飛行機の搭乗ゲートの番号)の近くのエスカレーターで1つ階を上がったレベル7/L7にあります。
乗り継ぎ(トランジット)の場合は、W1近くにあるエスカレータで出発階(レベル6/L6)に移動してから、エスカレーターで上がります。
【行き方】
この記事の冒頭でもお伝えしましたが、ターミナル1はかなり広く、もう一つのプライオリティパスラウンジがあるゲート1からこのゲート40まで、相当距離があるので、歩くのはかなり大変です。
なので、空港内の移動は、なるべく電車を使うようにしてください。このラウンジに行くには、ゲート40-80という駅で降ります。降りたらすぐ長いエスカレーターがあるので、まずはそのエスカレーターでレベル6/L6まで上がります。
レベル6からは、ゲート40方面へ歩いて進みます。ゲート40の手前に、貴賓室(ラウンジ)の案内板のあるエスカレーターがあります。そのエスカレーターで1階上がったところにプラザプレミアムラウンジ(PLAZA PREMIUM LOUNGE)があります。
下の写真がそのエスカレーターです。エスカレーターの上の方、人であふれているのがおわかりでしょうか。そうです。このラウンジも入場待ちの行列ができています。
シャトルトレインの駅から歩いてきた場合、このエスカレーターの裏側から進んでくることになるので、このエスカレーターに気づかずにその横を通り過ぎてしまうかもしれません。ゲート40まで来たら行きすぎていますので、引き返しましょう。引き返すと、この方向からエスカレーターが見えます(笑)
ラウンジの雰囲気
ゲート40のラウンジは、この飛行場側に大きくとった窓が特徴です。かなりリラックスしてますね。行き来する飛行機をぼーっと見ている、そんな時間があってもいいですよね。
と思えば、バイキング料理が並ぶ側はこんな感じ。店内は明るい雰囲気になって、ファミリー層の利用客が多い感じで、かなり活気があります。
このラウンジは、細かなエリアを繋げながら中心のオフィス(調理)スペースを一周するというような不思議なつくりをしていて、エリアごとに結構雰囲気が違うんですね。なかなか趣向が凝らされたおもしろいラウンジです。
グルメNo.1の香港国際空港のラウンジですから、当然料理は豊富(そう、3件目にして、料理が豊富で当たり前って感じになってきました。それくらい、料理に力入れてる感がある空港なんです)。
上の写真なんか、ラウンジ内に屋台作っちゃってますからね。こんなの初めて見ました。
なかではこんな感じで一生懸命調理をしてくれている料理人の方が…。そうとう疲れている感じなんですが、いやいやじゃないんですよね。なんとなく香港の料理にかける情熱みたいなものを感じます。
バイキングは、当たり前のように、多種多彩です。温かい料理は冷まさないように、ちゃんと配慮がされています。
違うエリアでは、バーカウンターが。チーズやナッツをつまみに一杯やっている人もいれば、ビールを飲みながら食事をしている人も。
ここも相当いいラウンジですね。一つのラウンジでいろいろな使い方ができますから。
このラウンジもかなり行列ができていました。ゲート1のラウンジより多くの人が並んでいたと思います。1回の食事を十分にまかなえるメニューの豊富さがありますので、食事の時間を計算にいれて、余裕をもって行くのがいいと思います。