ポロブドゥールで遺跡観光のために泊まった格安ホテル「チェンパカ ヴィラ」の宿泊レビューです。
世界遺産ボロブドゥール遺跡観光のためのホテルを調べていると、「マノハラホテル」とか「マノハラリゾート」とかいう名前のホテルにたどりつきます。
ポロブドゥール遺跡公園の敷地内にあって、ホテルのレストランやテラスからボロブドゥール寺院を眺めることができ、ポロブドゥール寺院にいつでも入場できるとあって、1泊16,000円超えという高額な宿泊料にもかかわらず、結構人気があったホテルですが、この「マノハラホテル」残念ながら現在は閉鎖中です。
まあ、閉鎖しているかどうかに関わらず、ボロブドゥールというインドネシアの片田舎で一泊1万6千円もするホテルには鼻から目もくれていなかったわけですが、いろいろ調べて今回選択したのが、このホテル「チェンパカ ヴィラ」です。
マノハラホテルが宿泊施設を閉鎖する前は、何かの縁でこの記事を読んでいただいたみなさんが間違えて、この高額ホテルに泊まらないように、結構な勢いでマノハラホテル宿泊不要論を書いていたわけですが、今回マノハラホテルが宿泊施設を閉鎖したということで、ぜーんぶ削除!
「チェンパカ ヴィラ」の宿泊レビューにフォーカスしてお届けします。
チェンパカ ヴィラ(Cempaka Villa)
アゴダのホテルランクは2つ星。ゲストハウス以上、中級ホテル未満と言う感じでしょうか。まあ、その通りですね。決してキレイじゃないですけど、ちゃんとプライバシーが守られたホテルというとことです。
チェンパカ ヴィラ ホテル
アンコールワットとか、バガンとか、他の大型世界遺産と違って、ボロブドゥールはほぼボロブドゥール寺院だけが見どころなので、長期滞在は不要です。
一泊だけなので、それほどいいホテルに泊まる必要もないかな。でも、ゲストハウスのようなところで、他の観光客と一緒に寝るみたいなのは嫌だな、という感じの選択です。
この周辺にはまだ何軒かおすすめのホテルがあるので、いろいろ検討中の方は、こちら↓の記事を参考にしていただくといいかもしれません。
ロケーション
ボロブドゥール寺院のマノハラリゾート口まで、徒歩2,3分という超至近。マノハラリゾートは宿泊施設を閉鎖しましたが、人気のあるサンライズツアー(早朝の日の出鑑賞ツアー)はやっています。
サンライズツアー終了後、すぐにホテルに帰れるロケーションが、このホテルの最大の利点です!
サンライズツアーの参加レビュー記事はこちら。
リンク先の記事でも触れていますが、ボロブドゥール遺跡観光は、このサンライズツアーに参加すれば終了と言っても過言ではないので、サンライズツアーに参加しやすい(ツアー終了後帰りやすい)ホテルという意味では、もっとも優れたホテルの一つです。
部屋の広さと宿泊料金
スタンダードなスーペリアダブルルームの広さは15㎡、宿泊料金はサービス料やTaxを入れると3,000円後半でしょうか。レートにもよりますが。
デラックストリプルルームだと、19㎡くらいの広さで、宿泊料金は4,500円くらいになります。
今回は、宿泊予定日にデラックストリプルルームしか空きがなかったので、ひとりでトリプルルームの泊まりました。
トリプルというか、ダブルベッドが1台とシングルベッドが1台。ベッドもそれなりのクオリティです(なんかアゴダの写真と違うような…😅)
写真のカーテンの向こうがトイレとバスルームです。バスタブ付きだけど、この感じは人によっては、微妙かな。3~4千円のホテルなので、そういうつもりでと泊れば問題ないです。
個人的には、値段なりに、なんも問題なく、満足な滞在でしたが、改めて写真を載せると…。微妙な人がいるかも。
もうちょっとキレイなホテルないの?という方も多いんじゃないでしょうか。
ですよね~。ということで、ボロブドゥールの遺跡観光に使えるホテルをこちら↓にまとめておきました。
外観はこんな感じ
ヴィラタイプでこのような中庭を小さなコテージが取り囲んでいます。コテージは5,6棟。1つのコテージに2部屋あるタイプのものもあるので、全部で10部屋くらいしかないと思います。
アゴダの写真とそれほど変わりはないですね。時期によるものか、加工によるものか、中庭の芝生の色が違うくらい。むしろ写真ほど古びた感じはありません。
ただし、夜は結構暗くて寂しい感じです。
このホテル、写真映りが良くないのかもしれませんね。
滞在自体は結構満足だったんですが、こうして写真を載せると、やっぱ微妙なのかなぁっと弱気になります😬。
食事・レストラン
通りに面した外のテラスのようなところでビュッフェ形式の朝食をいただけます。
もちろんびっくりするくらい種類が豊富だったり、エレガントな雰囲気があるわけではありませんが、必要にして十分、といったところでしょうか。
フライドチキンと野菜の炒め物、それにチャーハン、焼きそば、デザートと言った感じ。美味しかったですよ。
その他のサービス
レンタル自転車は1日35,000ルピア(300円くらい)でした。ギアもない自転車ですが、なんとなくボロブドゥールの片田舎にマッチしています。
なかなか楽しかったですが、レンタルバイク屋さんが近くにあるので、そっちの方が楽ですね。ただし、国際免許がないと保険が効きませんので、そこは自己責任で。
ボロブドウールの自転車観光の様子はこちらの記事をご覧ください。
スタッフは、ベタベタしたホスピタリティがあるわけではないですけど、失礼なこともなかったです。夜中に着いたときのスタッフはちょっと英語に難ありな感じでしたが、昼間のスタッフは英語OKでした。
ジョグジャカルタへの帰りは乗り合いバスを手配してくれました。ホテルまでピックアップに来てくれます。値段は75,000ルピア。途中ジョグジャカルタの鉄道の駅でも降りれますので、そのあとジョグジャカルタに泊まったり、マリオボロでショッピングしたりするのにも利用できます。
ちなみにマリオボロは侮れません!かなりおすすめスポットです。
ジョグジャカルタの空港までタクシーを手配すると350,000ルピアらしいです(空港からポロブドゥールまで、空港タクシーは250,000ルピアで行くのに)。所要時間は1時間程度なので、コスパの良い乗り合いバスがおすすめですね。
総合評価
ボロブドゥール遺跡観光は、自転車などで周辺観光するのももちろんステキですが、サンライズツアーに参加してボロブドゥール寺院から朝日を堪能して、そのあとゆっくりとボロブドゥール寺院を見て回ればそれなりに十分です。
4時半から始まる、早朝ツアーに参加するためには、3時とか3時半に起床する必要があり、ホテルでの滞在時間はそれほど長くはないです。
そういう意味からすると、極端にラグジュアリーなホテルに泊まる必要はないと思いますので、コストを抑えて、遺跡観光に特化したいという方には、この「チェンパカ ヴィラ」は結構おすすめです。
チェンパカ ヴィラ ホテル
ただし、旅慣れていない方は、もう少しグレードを上げてもいいと思います。