北海道札幌のホテルの宿泊ブログ。今回は2019年9月開業の築浅ホテル、JALシティ札幌中島公園に泊まってみました。
季節の魚介を目の前で切り分ける刺身のライブキッチンが人気の朝食バイキング(ビュッフェ)、サウナもある黒御影石造りの大浴場、日航ホテル(ホテルオークラ)グループのホテルサービス、そしてすすきのから徒歩5分という観光に適したロケーションなどなど、セールスポイントの多いホテルですが、実際はどうなんでしょうか。
エクセル東急、イビススタイル札幌、マイステイズプレミアム札幌、そしてベッセルイン札幌中島公園と人気ホテルが集中するススキノー中島公園の中間エリアで、ホテルJALシティ札幌中島公園が一目置かれている理由を探っていきたいと思います。
ちなみに札幌にはJAL(日本航空)の看板を背負ったホテルが2つあります。一つが今回ご紹介するJALシティ札幌中島公園。もう一つが札幌No.1と言われているJRタワーホテル日航札幌です。

ホテルJALシティ札幌中島公園の宿泊レビュー
北海道・札幌のホテルを探していると、いろんなおすすめホテルがヒットして迷っちゃうと思います。

結局どのホテルがおすすめなの?
って感じになっちゃうと思います。
ホテルごとのレビューなんかもいまいちあてにならないし…。
「朝食も美味しくてキレイなホテル。このホテル良かったですよ~。」な〜んて言われても…どうせそのホテルのことしか知らないんでしょ〜。違うホテルに泊まったら、やっぱりこっちの方が良かった…なんて言い出したりして^^;

結局いろんなホテルに泊まってみないとホントのところはわからないんですよね。
そうなんです。実際にあちこち泊まってみないとわからないんです。

でもそんな人、いませんよね。

それが居るんですよね〜(笑)
そうなんです。札幌のホテルで、みなさんが気になるようなホテルは、たぶん全部泊まりました(笑)
そんな経験が皆さんのホテル選びの役に立つんじゃないかと思い、いっぱい調べて報告させていただいております(`・ω・´)ゞ
今回は「JALシティ札幌中島公園」に泊まってきました。このホテルも聞くと見る(泊まる)では大違い。泊まる前と泊まった後では印象が全く違っているホテルです。
北海道・札幌のホテル宿泊レビュー。いつも通り忖度なし、そして、視覚的にわかりやすいように写真多めでレポートしていきたいと思います。
旅行や出張で札幌市内のホテルを探している皆さまの参考になったらうれしいです。
ホテルJALシティ札幌中島公園へのアクセス
【住所】北海道札幌市中央区南8条西3丁目1−25
【電話番号】011-521-2850
【行き方】
札幌駅からは2キロ以上、歩くと30分くらいかかるので、一般的には、タクシーを使うか、地下鉄で行くことになりそうです。
地下鉄の場合は、東豊線の豊水すすきの駅から徒歩8分、南北線の中島公園駅からだと徒歩3分です。
すすきのの繁華街までは徒歩5分くらい。食べ物メインの札幌滞在なら、意外とアクセスは悪くないんですが、札幌駅からのアクセスが悪いので、一般的には少し敬遠されそうです。
そのため宿泊料金が安めになっていることも多く、逆にいうとそこが狙い目ともいえるホテルです。
ホテルJALシティ札幌中島公園の料金と空室状況をチェック
ホテルJALシティ札幌中島公園のパッケージツアーをチェック
ホテルはどんな感じ?
さすがはJALの看板を出しているだけあってキレイです。もし、ホテルが汚いとか、接客が悪いとかなったら、本業の飛行機にも影響しちゃいますからね。
ブランドを掲げているホテルは一定レベル以上のクオリティが保証されているようなもんですからね。JALシティにはそんな安心感があります。
1階にレストランを配した関係で、フロントロビーは2階です。ロビーへ向かうエレベーターホールもシュッとしていて好感が持てます。
2階のフロントデスクもスタイリッシュで、そしてキレイに整理されています。
奥には広めのラウンジスペースも。その奥に喫煙ルームがあったと思います。
フロントデスクの手前左手に大浴場があります。
フロントロビーフロアと大浴場が同じフロアというのはイマイチな構造です。フロントロビー前のお客さんが集まるスペースを、部屋着・スリッパで一瞬通りすぎないといけませんし、そういうお客さんが目につくのもクールじゃないなと思います。いいホテルなだけにもったいないですね。
フロントロビーのエレベーターホールです。シンプルで素敵ですね。
エレベーターは利用するのにルームキーが必要なタイプ。セキュリティも万全です。
客室階のエレベーターホールもスタイリッシュです。
やっぱりまだまだ新しいホテルですね。この時点で当たり確定、みたいな。部屋も相当いいはず、そんな予感がしてきます。
部屋はどんな感じ?
築浅ホテルですからね、部屋はキレイなのは普通に想定できます。
あとは広さがどうか。築浅ホテルは効率的にスペースを使い過ぎてて、結果的に部屋が狭っくるしいことがよくあるので、築浅だから快適とは限らないんですよね。
今回予約したのは、モデレートクイーンルームです。表示されている広さは20.7㎡。
実際はどんな感じでしょうか。
部屋に入った瞬間、OK!と思いましたね。これくらいあれば十分ゆったり過ごせそうです。
部屋のデザインは、ホテルのシングルルームによくあるシンプルなやつです。まああまり独自性を発揮できる要素もないと思いますが、普通の部屋です。(それがいいと思います)
ベッドはシモンズ製です。ベッドは同じブランドでもグレードによって違うので、ブランド名に拘っても仕方がないですね。ブランドよりもむしろ使用感が大事、特に経年でヘタってきていると寝心地が一気に悪くなります。
このホテルのベッドはまだまだ新しいので大丈夫です。適度に弾力があってやさしい寝心地のベッドです。
繁華街から少し離れているので、部屋からの眺望はGoodです。
繁華街にあるホテルだと、窓の外は隣のビルの壁だったり、カーテンを開けたら目の前がオフィスビルだったり、落ち着かないことがあるので、個人的にはこのホテルくらい適度に繁華街から離れた場所が好きですね。
が、ここで気づいたんですが…この部屋、デスクがありません。なので何か作業をしようと思ったら、この丸テーブルの上でするしかありません。
部屋で仕事をする可能性のある方は要注意ですね。出張ユースにはちょっと向かないかもしれません。
冷蔵庫やお茶・コーヒー類はすべてここに収納されています。
無料のミネラルウォーターが2本。コーヒーはネスプレッソ、最近は上級ホテルで見かけることが多くなってきました。
加湿空気清浄機も完備。札幌のホテルは気密性が高く、乾燥しやすいので、必須アイテムです。
水回りはとてもキレイです。
正真正銘の新築ホテルなので、清潔そのものです。リノベーション物件だと、水回りはどんなにキレイにしても、古い匂いがしたりしますが、そんなことはありません。
バスルームがガラス扉で仕切られていて、バストイレ別になっています。このスタイルは実用的ですし、かっこいいですね。ホテルもアピールポイントにしています。
バスタブも大きめでゆったり。なにより清潔でピカピカです。
大浴場のあるホテルなので、使用される頻度も少ないんじゃないかと思います。なので、よりピカピカです。
アメニティも部屋置きです。
ホテルの運営サイドが、ホテルは利用者が快適に過ごすための場所と考えている証拠です。
タオルはJALシティのロゴ入りのオリジナルタオル、クオリティも最高水準です。目の詰まった肉厚ふわふわのホテルタオルです。
部屋着はこちら。セパレートタイプのものになります。
大浴場があるホテルは、部屋着で館内を移動できるよう、こういったセパレートタイプのものが用意されていることが多いですね。
残念なのがスリッパ。ノーマルの使い捨てスリッパです。
大浴場へ行くときには、このスリッパをはいて移動するので、もう少し立派なのを、と言いたいところですが…。おそらく使い捨ての清潔さを重視しているんだと思います。
ただ、大浴場がフロントロビー階にあるので、これを履いてフロントロビーをウロウロする利用者が目に付くのが残念です。喫煙所がロビー階の奥にあるのも原因かもしれません。スリッパの問題というより、ホテルの構造の問題ですけどね。
いいホテルなのに、構造がちょっともったいなかったなぁという感じがします。
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大浴場はどんな感じ?
大浴場はフロントのある2階、エレベーターを降りた左手奥にあります。大浴場のスペースに入るにはルームキーが必要なのでセキュリティは万全です。
大浴場スペースの中で男性用と女性用に別れていて、手前に湯上がりラウンジが設けられています。
ラウンジもかなり広くて居心地がいい感じです。奥には自動販売機があるので飲み物を飲んでゆっくりできます。
無料のアイスキャンディーみたいなサービスはないですが、その代わり清潔で落ち着けるスペースになっています。どちらかというと、この感じの方が好みです。
浴場内は撮影禁止ですので、ここからはホテルサイトの写真を使いながら、説明していきます。
湯舟は5~6人はゆったり入れるサイズの大きなものが一つあるだけですが、湯舟以外に3人くらい入れる小型のサウナと1人用の水風呂があります。

出典:JALシティ札幌中島公園公式サイト
サウナは男性用のみです。女性用にはジェットバスが設置されているそうです。
サウナ内の設備は温度計と砂時計のみという無骨なスタイルですが、やっぱり綺麗に保たれているところが素敵です。

出典:JALシティ札幌中島公園公式サイト
洗い場は8つです。小ぶりですが、必要にして十分と言った感じの規模感です。

出典:JALシティ札幌中島公園公式サイト
大浴場へ入る時にルームキーをかざすので、利用人数がシステムで管理されていて、大浴場の混雑状況は、部屋のテレビ画面でチェックできるようになっています。
部屋にいながら大浴場の混雑状況がわかるので、空いている時間を狙ってゆっくり使うことができるのがいいところです。(最近はこのシステムを使うホテルがだいぶ増えましたので、珍しさはありませんが)
ジャスマックプラザホテルやJRタワーホテル日航札幌のような大規模温泉スパには到底太刀打ちできませんが、サウナがある点や温浴施設のキレイさではONSEN RYOKAN 由縁 札幌と比較されてもいいレベルかなという気がします。
JALシティ札幌中島公園はそもそも温泉じゃないので、その点では勝ち目はないんですけどね^^;



これらのホテルは料金的にはちょっと高めなので、コスパと言う意味ではこのJALシティがむしろ頭一つ抜けています。
サウナがあり(男性用のみ)のキレイな大浴場で、宿泊料金が安め、という区分があるとするならば、JALシティが札幌髄一だと思います。
朝食バイキングはどんな感じ?
続いて朝食バイキング(ビュッフェ)はどんな感じでしょうか?
公式サイトでは、季節の魚介を目の前で切り分け、ライブ調理など内容盛りだくさん、となっていますので期待が高まります。
北海道の美味しい食材を使った、種類豊富な朝食ブッフェをご用意しております。季節の魚介を目の前で切り分け、ライブ調理など内容盛りだくさん。
JALシティ札幌中島公園公式サイトより
エレベーターの中にも朝食ビュッフェの宣伝が貼られています。
朝食会場は1階、カフェ・コントレイルです。
レストランにはビュッフェ専用のカウンターが設置され、奥にはシェフが立っています。最近の新築ホテルのレストランは、建設時から朝食バイキングを意識してデザインされると言われますが、ここもそんな感じです。
奥にいらっしゃるシェフがバイキングの主役のようです。
お刺身を注文してから切り分けてくれるサービス(ライブキッチン)をするのは、少なくとも札幌ではここだけでしょう。
種類が少ないので、まったく面白くないですが(笑)、やっぱり味が全然違います。
画像でもお分かりいただけるのではないでしょうか。
その他のメニューで目新しいものがあるわけではないですが、日替わりメニューが多いのが目につきます。だれでも作れる定番メニューで品数を稼ぐ朝食バイキングも多いですが、ここは違いますね。日替わりメニュー。シェフが毎日作っている証拠だと思います。
豚丼とか、カニクリームコロッケなんかは、珍しいと思います。日替わりなので、いつも食べられるとは限りませんが。
北海道野菜のローストとか北海道名物のスープカレーとかは、他のホテルでもよく見るメニューです。
サラダの種類は多い方かもしれません。豆とかチキンとか、流行のパワーサラダと意識したメニューになっています。
ドレッシングが自家製なのが上級ホテルらしいですね。野菜ドレッシングをチョイスしましたが、美味しかったですね。
日航ホテルグループなので、パンが美味しいんじゃないかと思いましたが、普通でした^^;
普通のパンはイマイチですが、デザートコーナーの隣にあるこの揚げパン。シナモンがほんのり香るサクふわ食感。これはめっちゃ美味しいです。
フルーツやデザートも種類は多くないですが、ちゃんとしてます。
特にデザートは結構人気があるので回転が早いです。
飲み物の種類は多くないですね。でも、ソフトカツゲンと牛乳の基本ラインは揃っているので十分です。
ということで本日の朝食プレートはこんな感じになりました。
最近は、この品数で、自分が朝食バイキングをどれだけ楽しんだのか、つまりはどれだけおすすめなのか、がわかる気がします。
今回は、まあまあ、中の上くらいですかね(笑)
お刺身がやっぱり美味しかったですね。
あとは揚げパンです。クロワッサンがメインかとおもいきや、左上の揚げパンがメインです(笑)。
最後にデザートをしっかりいただき、ごちそうさまでした。
なかなか美味しい朝食バイキングでしたが、事前の触れ込みでは、ライブキッチンがもっと充実していると思っていたので、その点が残念かな。中の上、って感じです(笑)
朝食バイキングメインなら、このあたり☟のホテルもおすすめです。







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