バガンのホテル選びにあたっては、少しバガンの地理関係を整理したほうがいいです。バガン遺跡は広いので、エリアを少し区切って特徴をつかんだ方が、どこに泊まればいいか決定しやすいでしょう。
バガン遺跡の地図(概要)
遺跡の詳細は別の記事に譲るとして、まずはエリアの概要をつかんでおきましょう。
(遺跡の名前が入った地図は、こちら▶ バガンで必ず行くべき遺跡 7選 をご参照ください)
ニャウンウー地区(青)
ニャウンウー空港から近く、ホテルやレストランが集中するエリア。高級ホテルよりも中級以下のホテルが多い。ニャウンウーの中心部にはゲストハウスなどもある。
住民の生活の中心的エリアであり、マーケット、売店、ローカル露店、携帯ショップ、車の修理屋その他、なんでも取り揃えている。観光客が利用しやすいレストランやマッサージが密集する通りもあり、外食などはしやすいエリアといえる。
オールドバガン地区(赤)
バガンで最も遺跡が集中するエリアだが、ホテルの営業は制限されており、あるのは高級ホテルが5軒のみ。オールドバガンは考古学保護区に指定されているため、通りには売店やレストランはほとんどないため、基本的にホテル内で過ごすことになる。
ニューバガン地区(緑)
1990年代に、バガンの混雑を緩和するために新設されたエリア。表通りには比較的新しい建物があり、レストランも多く見かけるが、遺跡も少なく、空港にも遠く、短期滞在には不便なエリアである。
どのエリアがおすすめか
少し誘導しているようですが、ある程度コストをセーブしてバガン遺跡を楽しむなら、だんぜんニャウンウー地区をおすすめします。
今回自分が泊まったのもニャウンウーエリア。コストを抑えつつ、ローカルの雰囲気も味わいつつ、遺跡巡りを堪能できました。
モーテル ゼイン(Motel Zain)
今回選択したホテルはこちら。モーテルゼイン。モーテルってあんまり響きが良くないでしょうか。しかしアゴダの評価は9.0点。良いホテルの基準は、8点以上くらいを目安にしていますが、9点越えなので、期待できると思います。
値段は1泊4,000円くらいなので、格安ホテルの部類ですが、スタッフのホスピタリティに期待して、ブックしました。
チェックインは2時、チェックアウトは12時。
でも到着時刻は午前9時。ホスピタリティたっぷりのスタッフさんがアーリーチェックインさせてくれるだろ、って期待していたら、チェックインさせてくれました。🙂
飛行機でくるとバガンへは朝着になることが多いと思いますので、アーリーチェックインの対応をしてくれることは意外と大事かもしれません。もちろん部屋が空いていなければ、諦めるしかないですけどね。
写真の見た目ほどぼろさは感じません。朝食付き4千円ですから、それなりですけどね。
当日はなにやら庭で工事をしていましたが、敷地自体は結構広いです。
モーテルゼイン バガン
場所・行き方
ニャウンウー空港から4 km、とても近いです。タクシーを利用することになりますね。
空港を出るとすぐにタクシードライバーが声を掛けてきます。空港タクシーのようなものはなさそうなので、そのまま利用します。
ニャウンウー地区への料金は5,000チャット(500円くらい)。
帰りにホテルで手配したタクシーも、空港まで5,000チャット(500円くらい)でした。
細かい交渉はしなかったので、多少は値切れるかもしれません。
お部屋の感じ
建物は新しくないですが、部屋は清潔です。
ひとり旅なのでダブルベッドが良かったのですが、無料でアーリーチェックインできる部屋がこれだけということで、今回はツインベッドになりました。
セーフティーボックス
金属製のしっかりしたボックスはありません。こんな感じの鍵付きの木製のやつに貴重品はしまいます。
仕方がないですかね。カギの持ち歩きがちょっと面倒ですが、安全なミャンマーなのでOKでしょう。
シャワー・トイレ
東南アジアではよくある、シャワー、トイレ、シンク一体型です。シャワーを浴びるとトイレの方までビシャビシャになるやつですね。
ビーサンを履いていればいいのでなんてことないんですが、このタイプが嫌いな人もいますよね。そのあたりは、ホテル代と睨めっこして、これを許容できるか判断してくださいね。
朝食
朝食はおいしかったですよ。2泊しましたが、メニューにも多少変化をつけていましたし。
このクラスのホテルだと朝食は毎日同じメニューなんてこともざらにあるんですけど。
こんなところも、このホテルのあたたかいホスピタリティのあらわれです。
e-バイクのレンタル
部屋のご紹介の前に、もうひとつこのホテルのいいところ。ホテルでe-バイクのレンタルをしています。早朝5時から夜8時まで。日の出前から日没後までで6,000チャット(600円くらい)。
予約をしなくても、朝の5時過ぎにふらふらっと受付に行って借りられます。
別の記事で触れたいと思いますが、e-バイクはバガン遺跡巡りには必須アイテムだと思います。そしてこれをホテルで借りれる(返せる)っていうのは結構大事かなと。
サッと借りて、サッと返せますから。
モーテルゼイン バガン
ホテル周辺の地図
このホテルはとても便利な場所にあります。地図で示すとこんな感じです。
真ん中の赤い印がMotel Zein、このホテルです。ここから右側に行くとローカル色たっぷりのストリート、ものの値段が安いので、ドリンクや食料の仕入れに向いています。
コーラが300チャット(30円くらい)、1.5リットルの水も300チャット(30円くらい)とか。
スマホ屋さんでSIMカードも買えます。SIMカードは、カード代が1,500チャット(150円くらい)、プリペイド料金2G 分が2,999チャット(300円くらい)。
完全にローカル店なので、店員さんの英語はうまくなく、コミュニケーションが少しづらかったですが、それも旅の醍醐味という感じで。
ATMも極近。警備員のいるATMで安全です。
もう一か所、とても大事なのが、左下の水色のマーカーの通りです。
通りはこんな感じで、ここらでは結構栄えています(夜の写真しかなくて申し訳ありません)。
レストラン、お土産屋さん、がメインで、マッサージ屋さんも3店舗?くらいありました。周辺のホテルに泊まって、夕食はこの通りへ出かければ楽しめるんじゃないでしょうか。
このモーテルゼインからはギリギリ徒歩圏といった感じです。
ボディーマッサージのお店
通りから見えるマッサージ屋さんは、フットマッサージだけでした。ボディーマッサージはここだけかもしれません。
通りからちょっとだけ中に入ったところにある(通りの一番大きな交差点を、川側を背にして左折)ので、探してみてください。ボディーマッサージ1時間で12,000チャット(1,200円くらい)です。
やっぱり遺跡巡りで疲れますからね。ニャウンウー地区に1店しかないかもしれない、ボディマッサージ屋さん情報、貴重です。
モーテルゼイン バガン
ニャウンウーエリア レストランストリートに近いワンランク上のホテル
