その情報はもう古いですよ!【シンガポール】古い旅行観光サイトの見分け方

シンガポールに旅行や観光にきて、サイトの情報を信じて、観光スポットに行ったらちょっと雰囲気が違ったりとか、サイトに書かれている開始時間に行ってみたらもう終わってたとか、そういうことありますよね。

海外旅行の場合、同じ場所に、一生に一度行くか行かないかじゃないですか。やりたいことがいっぱいでスケジュールにもそんなに余裕がないですよね。そんな海外旅行で、間違ったネット情報を信じて旅行プランを失敗したら、取り返しがつきません。

例えば、シンガポールのマリーナベイサンズで日本人に人気があった「チーズ&チョコレートバー」について、レストラン予約サイトのグルヤクには、こんな口コミが投稿されています。(原文のまま)

結婚記念日で57階口コミを信じて楽しみにいきました。 まず、55階という指示に不安を感じながら到着、案内されたのは普通にレストラン。 予約を間違えたかと思い、「プールサイドのチョコレーバー?」と尋ねると下に変わっと…? はぁー、チョコレート目的で予約した訳で無いのに詐欺に合った気分でした。 テンションは、下がり殆ど食べずに高い会計を済ませ出ました。 ネット口コミ、雑誌もきちんと訂正する配慮があっていいのでは。 翌日、展望台に行きました。 結局、倍以上の展望台代金になり、最悪の結婚記念日と、なりました。 階が変更になった事を解りやすく提示をした方がいいとおもいます。(原文のまま)

レストラン予約サイト【グルヤク】より

実はこの方が怒っているのは【グルヤク】に対してではないです、ネット口コミ・雑誌に対して、です。

レストランの予約代行サービスをしている【グルヤク】がお店の場所(階数)を誤記していたなら大問題で、この方は【グルヤク】に対して怒っているはず。なので、ちゃんと運営している【グルヤク】には非がなかったはずですね。

それにしても、ネットの情報を信じて、階の屋上のプールサイドにあると思って予約して楽しみにしていったチョコレートバーが、まさか55階の室内になっているなんて、ショックだったでしょうね。しかも、結婚記念日に…

これが場末のレストランなら気がづかなくても仕方がないですけど、シンガポールのマリーナベイサンズの有名レストランですから、普通に生活していても気づくはずです。シンガポールに住んでいれば…

そうなんです。ネットに落ちている、旅行や観光の情報は、その時、一時的にその国に居ただけの人が書いていることが多いので、古い情報である可能性がもともと高いんです。

サイトに書かれている旅行者の観光情報は、もともとそういうものだと思って読まないといけないのかもしれません。実際、在住者が読むと、旅行者の方のサイト記事は、たいてい間違ってます。中には、わざとウソをついている人もいますね。そこそこ有名なサイトでもそうです。

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古いサイトを判別する検索ワード

グーグルは、情報の誤りまでは発見できないのでこういうことが起こります。

逆にグーグルを利用して、古いサイトを発見しちゃいましょう。

見つけたら、ふーんって思って、ニヤッと笑って、スルーしましょう(笑)

「チョコレートバー マリーナベイサンズ」はとっくに閉店している!

マリーナベイサンズ チョコレートバー

さて前出のチーズ&チョコレートバーですが、知っていますか?

もうとっくに閉店していて存在しません。

「チョコレートバー マリーナベイサンズ」で検索してみてください。

はい。出てきますね。

チョコレートバーはおすすめ~みたいな記事が。そのサイト、覚えておいてください。7,8年前の記事です。

これだけ有名なお店が閉店して気づかないというのはどういうことか分かりますよね。

その人、もうシンガポールにはいません。ということで、最新情報もキャッチアップできません。

ちなみに【グルヤク】さんはチャンとしています。サイトには、このお店は予約できませんと明記され、当然予約はできないようになっています。

「セントーサボードウォーク 1ドル」はウソ

これがまさかなんですがグーグル検索にむちゃくちゃ出てきます。

セントーサ島へ歩いて行く方法で取り上げられるセントーサボードウォークですが、2016年頃まではセントーサ島への入島料ということで1ドル必要でしたが…

セントーサボードウォークは無料です!ずーっと前から無料です。

そんなサイトに限って、表題を【2020年版】とかに変えてきます。マジです。

何年前の情報読んでるんですか?

無邪気に検索結果に出してくるグーグルが悪い(笑)

セントーサボードウォーク 1ドルとかいう表示のサイトがあったら、「ふ~ん、そういうことね」って思いましょう。そういうことです。シンガポール在住者の間では有名なパクリサイトです(笑)

「ウォーターフロント駅」はありません!

セントーサ島の、ユニバーサルスタジオシンガポールコーブウォーターパーク(巨大プールパーク)シーアクアリウム(水族館)、などに行く時に利用するモノレールの駅。

とっくの昔に変わっています😅

セントーサ島の記事を読んだら、サイト内検索で、ウォーターフロントを検索してみてください。

いっぱい出てきました?

はい。そのサイトは古いサイトです。(か、パクリか)

シンガポールでも有名な観光スポットの最寄駅名ですよ。

例えるならば、渋谷の駅名が変わったようなもんです。現地で知らない人はいません。

古いサイトの情報は、常に話半分で読むようにしてくださいね。

検索ワード:マーライオンタワー 割引チケット

2019年10月20日セントーサ島のマーライオンタワーは営業を終了しました。

シンガポール在住者なら、10人中10人が知っている情報です。

閉鎖情報をアップデートしているか分かりませんが、一言もなく割引チケットを売り続けているサイトは、笑笑って感じですかね。

古いサイトを判別する最大の検索ワード【JEWEL】

Jewelスカイトレインが真横を通過する

これ、完全にダウトですよ。

今やシンガポールでNo.1の観光スポットとも言われている、チャンギ空港のジュエル(JEWEL)。

No.1の観光スポットに触れていない旅行観光サイトなんてありえます?

サイト内検索で、Jewelとか、ジュエルとか、検索してみてください。

はい。

(ジュエルに関して、自分で撮った写真を使っていないサイトもまったく同じです。古いです。そんなサイトが2020年版のシンガポールの記事を書けるわけがありません。)

以上です。

これで古いサイトが判明したんじゃないでしょうか。

グーグルさんは、情報の内容が古いか新しいかまでわからないですから。

サイトの名前を覚えておいて、クリックしないようにするくらいしか、利用者側の自衛手段はないですね。

旅行者の情報は古い!が大原則です

全く変わらない観光地の情報なら、旅行者の情報で十分ですけど、シンガポールのように変化の激しい国に関して言えば、旅行者の観光サイトは、読み物として読むべきであって、情報として読むべきではありません。

観光情報を検索すると、旅行会社のサイトが検索上位にわんさか出てきます。これはこれで問題があって、旅行会社は自分の商売に都合のいいように情報を書いてくるので、自分のツアーに不利な情報は出してきません。企業の信用を傷つけるといけないので、不正確な情報は出してきませんが、情報の中身に偏りがあります。

現地のことは現地のひとに聞け!

当たり前なことをもう一度思い出していただきたいと思います。

情報の信頼度は、

現地在住者 >旅行会社>旅行者

です。

一番初めにご紹介した方のように、折角の結婚記念日が台無しになったなんてことがないよう、この不等式をぜひ念頭に入れて、情報収集にあたっていただけたらと思います。

あっそういえば、シンガポールのことあまり知らないなぁっていうワードがもう一つありました。

「ホーカーズ」です。シンガポール流のフードコートとか屋台村とかのことですね。ホーカーはもともと、手押し車の移動型店舗のことで、食事を提供する小さいお店を指します。それが集まっているのでホーカーズと言いたくなるみたいですが…現地では「ホーカー」です。ズを付けるひとは一人もいません。

旅行雑誌でも、「ホーカーズ」って普通に書いてくるので、またシンガポールを知らん人がシッタカしてる…みんな大丈夫かなぁって心配になったりしています…

なので、情報の信頼度は、

現地在住者 >旅行会社>旅行者

なんです(旅行者情報ちっちゃ(笑))

皆さまのシンガポール旅行が一生忘れられないステキなものになることを願って、一生けん命、真面目に、記事を書き続けています。

シンガポール在住 けんた