シンガポールの広さは東京23区と同じではなかった!巨大化するシンガポールの謎

東南アジアに急速な経済発展を遂げたすごい小国があるらしい。少し前から日本人観光客が増えてきていましたが、ここ最近は特にメディアへの露出も増えて、すっかり東南アジアNo.1の旅行先となったシンガポール。みんななんとなく知っている小さな国シンガポール。その面積や広さはどのくらいなのでしょうか。

シンガポールに住んでいるという話しをすると、必ずと言っていいほどこんな質問をされます。

シンガポールって小さいんでしょ。どれくらいの大きさなんですか?

そしてこんな感じで答えるわけですよ。

けんた
けんた

そうなんですよ。すっごく小さい国なんです。だいたい東京23区と同じくらいって言われてますね。

これ、シンガポールあるあるです。そして、シンガポール駐在員はみんなこう答えます。

しかーし!…なんと、これウソでした😱 ほんと皆様すみませんでした🙇‍♀️

これ、シンガポール駐在の方も必読ですよ!マジで😔(反省)

シンガポールの面積が東京23区と同じくらいだったのは30年前の話しです!

30年前は正しかったんです。現在の東京23区の面積は626.7㎢。1989年のシンガポールの国土面積は626.4㎢でしたので、30年前は、その通り。シンガポールに面積は東京23区と同じくらいでした。

そのあとシンガポールは急速な経済発展とともに、沿岸部の埋立事業を加速し、2018年の国土面積はなんと724.2㎢。2019年には725.7㎢、2020年には728.3㎢。1989年から実に97.5㎢も国土面積が増えています。

1989年からの増加率はなんと16.2%!16.2%も国土面積が増えているんです。

ということで、まず学習しておきたいのは、

シンガポールの国土面積は、東京23区と同じくらいではない!

ということです。

なので、シンガポール駐在員のみなさん、これからはこのように答えてください。

シンガポールって小さいんでしょ。どれくらいの大きさなんですか?

けんた
けんた

そうですね。30年前くらいには東京23区と同じくらいの大きさと言われてたんですけど、その後どんどん埋立が進んで、今では東京23区よりも1割以上大きいんですよ。

 けんたさん、ものしり~。ステキ♡♡♡

という風になります。

モテモテです!一件落着ぅ~と思いきや…

あんた、それじゃ何言ってるかわからないわよ!シンガポールと同じくらいの面積のところ探してきなさいよ!

という意見が。

ですよねぇ…

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シンガポールは日本の何と同じくらいなのか

ということで、シンガポールの広さは「東京23区と同じくらい」に変わる新し表現を求めて、いろいろと調べてみました。

まずはおさらいですが、シンガポールの国土面積は2020年時点で728.3㎢です。

先ほどお示ししたように、東京23区の面積は626.7㎢でちょっと同じくらいとうのに無理が出てきました。

その他、比較できそうな広さのところと言うと…

横浜市は437.4㎢…ちょっと小さすぎます。川崎市は?142.7㎢。小さいですね。埼玉県は?3,797㎢!でかいですね。

大阪府は1,899㎢。これも大きい。大阪市だと223㎢。…なかなか適当なものがあません。

琵琶湖は670.4㎢。結構いい感じですね。対馬は695㎢。奄美大島が712㎢。

かなり近いのが新潟市の726.1㎢。(シンガポールの面積は728.3㎢)

とここまで来て気づいたんですが、シンガポールって新潟市と同じくらいの大きさなんですよって言っても、今度は新潟市ってどんくらい?ってなるので、あまり意味がないかと…

ということで、やっぱりこれが正解です。

内容を入力してください。

けんた
けんた

そうですね。30年前くらいには東京23区と同じくらいの大きさと言われてたんですけど、その後どんどん埋立が進んで、今では東京23区よりも1割以上大きいんですよ。

シンガポールはそんなに埋め立てをしているの?

そうなってくると今度はシンガポールってそんなに埋め立てしてるのか、が気になってきますよね。

こちらがシンガポールの国土面積の、マレーシアから独立した1965年から、2018年までの推移です。(概況がわかるように5年ごとの数値を並べています)

  国土面積(㎢) 1965年以降の変動
増加面積(㎢) 増加率(%)
1965年 581.5       –     –
1970年 586.4    4.9 101%
1975年 596.8   15.3 103%
1980年 617.8   36.3 106%
1985年 620.5   39.0 107%
1990年 633.0   51.5 109%
1995年 647.5   66.0 111%
2000年 682.7 101.2 117%
2005年 697.9 116.4 120%
2010年 712.4 130.9 123%
2015年 719.1 137.6 124%
2020年 728.3 146.8 125%

結構興味深い統計データですね。シンガポールは独立以降、埋め立てによって、146.8㎢(14,680ヘクタール)も国土を広げているんですね。独立当初から、1.25倍の大きさになっています。

これがどれくらいすごいかと言うと、これまで東京湾の埋め立て累計面積は、57.3㎢(5,730ヘクタール)というデータがあります。これは大田区とほとんど同じくらいの面積です(東京都だけでなく、神奈川県、千葉県も含めた埋め立て面積です)。

つまり、埋め立てる前の東京湾は、大田区分くらい広かったんですね。

東京湾の埋め立ては、もともとは国土を広げるというよりも、大型船の航路を確保するために行われたものです。遠浅の東京湾は大型船の往来が出来なかったため、遠浅部分は埋め立てて、深い沖合まで沿岸を押し出す必要がありました。また、大型船の往来できる深い航路を確保する必要があり、そのために海底掘削を行った際出た浚渫土砂を埋め立てに使ったという経緯があります。その後は高度経済成長に入り、夢の島なんていうゴミによる埋め立ても盛んにおこなわれたわけですが、基本的には国土を広げる意図はそれほどなかったはずなんです。

シンガポールの埋め立てによる国土拡大は独立から50年余りで146.8㎢!東京湾の埋め立ても相当やっているイメージがありますが、それの3倍近く埋め立ています。それがどれくらいかというと、上の図で、大田区、品川区、港区、渋谷区、目黒区の合計くらいの大きさです。

渋谷から羽田空港の先までずっと埋め立てた感じです。すごッ!

と言う感じ。やっぱり、東京23区を使った方がわかりやすい、ですね😁