シェムリアップはアンコールワット遺跡を目当てに世界各国から人が集まる世界有数の観光地ですが、まだまだ発展途上のカンボジアです。食事や買い物をする場所は限られています。
単に綺麗さや名前でホテルを選ぶと、ホテルの周りには何もなし。ホテルの中で食事をして、ホテルの中でお土産を買って、遺跡を巡って、帰国する、なんてことになりかねません。というか、そういう経験のある方が結構いるんじゃないでしょうか。アンコールワット遺跡のあるシェムリアップの繁華街エリアはパブストリート周辺だけなのに、ほとんどのホテルはその周辺にないのですから。
アンコールワットが好きで何度も行ってわかったことです。
カンボジアのような発展途上国に行く場合には、繁華街周辺とそれ以外の場所の差が激しい。だから繁華街周辺のホテルに泊まった方が断然便利、そして旅がもっと楽しくなるんです。
簡単なことですが、ちょっとした盲点だったかも。
でも、どのホテルがいいの？そうですよね。ホテル探しにはちょっとしたコツがありますし、実際に行ったことがないと特にロケーションの良し悪しは、イメージしにくいものですよね。
ということで、アンコールワットが好きで、何度もアンコールワットに行っている僕が、ロケーションばっちり、パブストリート周辺のおすすめのホテルをご紹介します。
皆さんのアンコールワットの旅がもっともっと楽しいものになりますように。
パブストリートってどんな感じ？
パブとか、ちょっと名前が悪いですよね。なんか怪しげな飲み屋さんが集まっている通りかなって思っちゃう方もいるかも。
全然そんなことはないですよ。
パブといっても、欧米の人がいかにも好きそうな、大画面でサッカーを見ながらビールを飲む、みたいなお店で基本的にはいたって健全なお店です。そんなパブに混ざって、シーフード、イタリアン、中華、ローカル料理というように、いろいろなレストランが集まっています。何料理を食べようか迷ってしまうくらい。観光客向けのレストランはそこそこ高いですが、地元向けの食堂もあるので、節約志向で1ドルのチャーハンで済ますなんてことだってできちゃいます。
通りには屋台がズラっと並んでいて、いろいろな食べ物、飲み物を売っています。中でもフルーツシェイクがおすすめ。もちろんフレッシュフルーツを使います。1ドル均一です。
この周辺のホテルに泊まれば、サッと出かけれ、たった1ドルでフレッシュマンゴーを使ったミルクシェイクを毎日飲めちゃいます。これが最高です！
また、メインストリートから一本裏の路地に入れば、お土産に最適な郷土品や雑貨売り場がたくさんあります。オールドマーケットと呼ばれるエリアです。お店の人とディスカウントの駆け引きをしたり、お店を手伝っている子供たちと話したり、カンボジアの人たちとの交流を楽しむことができますし、なにより安い。いわゆるばら撒き土産を買うには持ってこいの場所です。
これがパブストリート、そしてその周辺エリアです。
単なる飲み屋さん街じゃなくて、レストラン、露店、マーケットなんかもそろう繁華街なんです。そうそう、忘れてはいけないのが、マッサージ屋さんですね。遺跡巡りで疲れた後は、激安のマッサージで疲れを癒す、なんていうのも、ありありですよね。
パブストリートの場所
大きな地図で示すとこんな感じ。シェムリアップ空港から7～８キロ。アンコールワット寺院から5～6キロです。
グーグルマップで示したのが下の地図になります。パブストリートのあるところが三角の通りで囲まれているのがわかるでしょうか。このエリア一帯がレストランやマーケットがある、いわゆるシェムリアップの繁華街になります。それプラス、その下に見える川を渡った対岸にもマーケットがあります。
パブストリート周辺のホテル（高級ホテル編）
お待たせしました。やっと本題です。
アンコールワット遺跡のあるシェムリアップの繁華街は、ここパブストリートだけ。この近くのホテルに泊まれば、ホテルの外の本当のカンボジアもエンジョイできる、というわけですね。
今回は、そのパブストリート周辺の高級ホテルをご紹介します。
実は、高級ホテルのラグジュアリーは、ハードな遺跡巡りとの相性がいいんです。日中は炎天下でミステリアスな遺跡を探索し、ホテルに戻ったら最高のリラクゼーションで疲れを癒すわけです。冒険という非日常とリゾートという非日常の両方を味わえちゃう最高の組み合わせです。
パブストリート周辺の高級ホテルは３つ。パークハイアット、ベルモンド、シンタ・マニの３つです。
繁華街からの距離感を掴んで頂けるように地図を作ってみましたが、どうでしょうか。
傾向のミドリで囲った三角エリアがいわゆる繁華街。
中心付近の青いベッドマークのパークハイアット・シェムリアップホテルから、三角エリアの真ん中にあるビールのマークのパブストリートまで、450メートル（徒歩6分）です。
周辺にはそこそこいいホテルもありますけど、絶対に失敗しない5つ星クラスのホテルはこれからご紹介する4つのホテルだけ。どのホテルもアゴダのクチコミ評価は9点以上。絶対に間違いなレベルです。
それでは行ってみましょう！
パークハイアット シェムリアップ
ロケーション ⭐⭐⭐⭐⭐
パブストリート近くの大きな交差点にあるとても目立つホテルです。ロケーションも含めて選ぶなら、シェムリアップでナンバーワンの5つ星ホテルでしょう。
メイン通りであるパブストリートまでは500メートル弱ありますが、周辺エリアまでは大きめの通りを渡るだけという近さ。シーフードやローカル料理のレストラン、インドカレーのお店、ファーストフードなんかもあります。50メートルくらいでコンビニのような大きなスーパーがあるので、ちょっとした買い物にも便利です。銀行もATMも至近。両替やクレジットカードでの現金引き出しにも困りません。
ハイアットグループですから、ホテルサービスはもちろん最高級レベル、プール、ジム、スパ、レストラン、バー、ラウンジなどの館内施設ももちろん一級品です。部屋は一番小さいものでも35㎡とゆったり。アメニティも充実。
ハードな遺跡巡りの後にピッタリのホテル。最高のホテルサービスで、ゆったりと疲れを癒してはいかがでしょうか。
パークハイアット シェムリアップ
このホテルの詳細はこちらベルモンド ラ レジデンス ダンコール
リゾート感⭐⭐⭐⭐⭐
英国の高級ホテルグループベルモンド系列の5つ星ホテルです。パブストリートの中心までは徒歩9分（グーグルマップ）と少し距離がありますが、シェムリアップ川のほとりの自然と調和した落ち着いた雰囲気のホテルです。
亜熱帯の緑を多く取り入れた庭園に浮かぶ大きなプールが人気です。遺跡巡りで疲れたら、大きなプールでクールダウン。ひと休みしてから、パブストリート方面でマッサージを受けて、レストランで食事をして、それからオールドマーケットでお土産を調達する、そんな至福のプランも容易に実現できそう。
日用品の買い物なら、ホテルを出て、川を渡って、右手にあるThai Huot Market（タイフーマーケット）が便利。大きめのスーパーマーケットなので、お菓子や飲み物、日用品なんかは、全部そこで調達できます。
ホテルは2016年に改築したばかり。部屋は一番小さな部屋でも45㎡と超ゆったりタイプです。日本人はうれしい全室バスタブ付き。ゆったり、まったり、過ごしたい方には、ベルモンドがおすすめです。
ベルモンド ラ レジデンス ダンコール
シンタ マニ アンコール
ホスピタリティ⭐⭐⭐⭐⭐
アゴダの評価点数が驚異の9.2点、300ちかくのクチコミがあってこの点数を維持できているホテルはあまり見ないですね。評価コメントを読むと、日本人も、外国人も、本当に高い評価をしています。どのコメントでも目に付くのがホテルスタッフのホスピタリティの良さ。最高品質のおもてなしが期待できるホテルです。
場所は、繁華街エリアから若干離れていて、徒歩10分強。暑い中徒歩で行くにはギリギリの距離ですね。面倒な場合は、ホテル前のトゥクトゥクを利用しましょう。ホテル前に待機しているので、1ドルで連れて行ってくれます。
日用品なら、川沿い方面へ100メートルくらい行ったところにある、Thai Huot Market（タイフーマーケット）で何でも揃います。大通り方面にも、300メートルほどでラッキーモールという小さなモールがありますので、繁華街エリアまで行かなくても買い出しには事欠かない意外と便利なエリアにあるホテルです。
部屋はスタイリッシュモダンなきれい目タイプ。アンコールワットのミステリアスな遺跡を見た後は、冷房の効いたスタイリッシュモダンな部屋の方が疲れが取れそう。
シンタ マニ アンコール
シンタ マニ シャック
ホスピタリティ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐（6つ星）
シンタ マニ アンコールのさらに上をいくのが、系列ホテルのシンタ マニ シャックです。評価点数は驚愕の9.4点。相当なホスピタリティ精神がないとキープできない評価点数です。
場所はシンタ マニ アンコールの隣り。繁華街へのアクセスはそれほど良くはないですが、徒歩5分圏内に、ラッキーモールとタイフーマーケットという2つの大きなお店があるので、日用品や軽食の調達に不自由することはないでしょう。
2013年オープンの3階建て低層ホテル。利用客ひとりひとりに目が届くブティックタイプ（全64室）です。部屋は38㎡からの広々タイプ。敷地面積も広く、終始ゆったり過ごせること、間違いなしです。
シンタ マニ シャック
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