台湾でレンタルサイクル(レンタル自転車)を使う方が最低限知っておくべき台湾の交通ルールをまとめておきましょう。

台湾の自転車の交通規制は、日本と同じところがあって、ある意味あいまいな感じですが、知らないと判断ができなかったり、事故のリスクが上がったりしそうなので、さらっと読んでおくといいかもしれません。
① 台湾は右側通行(日本は左側)

日本とは逆なので慣れるまでは注意が必要です。交差点を曲がったりしたときに逆側を走りがちです。
事故にあったら楽しい旅行が台無しなので、慎重すぎるくらい慎重に走行しましょう。
② 車道の右端が基本です。
日本と同様、基本的にはオートバイと同じ扱いです。いわゆる追い越し車線は走れず、歩道側の端っこを走ります。右側通行なので、右端が正解です(一方通行の道路では左端に寄りたくなりますが、右側通行なので右端が正解です)。
歩道は自転車専用レーンがあるときだけ。というのが基本です。とはいえ…多くの自転車がむしろ歩道を走っている気がします。ある程度は臨機応変に。少し前の日本と同じ感じです。

出典:交通安全入口網HP
③ 歩道は特別に許可されている場合(自転車レーンがある場合)のみ
基本ルールでは自転車の歩道走行はNG。
とはいえ、歩道を走る自転車も多いです。日本も同じですが、結局道路も危ないので、歩行者に注意しながら歩道を走った方が安全なケースも多く、実務上は歩道走行OKというイメージです。
実際、歩道の切れ目(例えば道路がクロスするようなところ)で、歩道の段差がないように配慮されていて、自転車の歩道走行を考慮しているようなつくりになっていたりします。
④ 信号は車用の信号に従う
これも迷いますが、オートバイと同じという精神なので、歩行者用ではなく車用の信号に従います。
⑤ 赤信号での右折は禁止
右側通行では、右折時に交差する対向車がないため、赤信号でも右折できる国もありますが、台湾では禁止です。日本の左折と同じですね。赤信号の時はいつも止まっておけば間違いないです。
⑥ 左折は2段階左折が義務

左折の時はほとんどの場所で2段階左折が義務づけられています。

出典:交通安全入口網HP
歩行者気分で交差点を逆走したりすると、オートバイが2段階左折の待機ゾーンに突っ込んでくるので、結構あぶないです。
⑦ 横断歩道は歩行者優先
横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら、歩行者優先が原則です。日本と同じです。
ただ、そんな雰囲気は感じなかったですね。
⑧ スマホを持ちながらの運転は禁止
実はこれ、土地勘のない観光客にとって意外とネックになります。
YouBikeのレンタル自転車にはスマホホルダーのようなものがないので、Googleマップを見ながら移動する場合、スマホを持ちながらの運転になりがちなんです。まあ、目くじらを立てて取り締まる感じではないので、ある程度理解されそうですが、一応禁止事項です。
⑨ 電動自転車はヘルメット着用が義務
YouBikeの電動自転車はたくさん走っていますが、ヘルメットをかぶっている人は見なかったな…
⑨ 電動自転車は2人乗り禁止
YouBikeはそもそも2人乗りができないので、これは関係ないですね。
⑪ 制限速度は25キロ/h
YouBikeの電動自転車はとても優秀で、簡単に30キロくらい出ます。が、電動自転車の制限速度は一応25キロです・
⑫ 駐車スペース
これも知らないと悩みますが、路肩の2輪車(オートバイ)の駐輪スペースにバイクにならって駐車しておけばOKです。

とはいえ、そこらへんの端っこに停めておいても、少しの時間なら大丈夫、というのは、日本と同じ感覚です。

まとめ
日本との違いという意味では、右側通行なのと、2輪車の二段階左折が習慣づいている点は注意です。
あとは基本的にはバイクと同じ扱いですが、そうはいっても歩行者的な扱いも結構許されるというのは、日本と同じ感覚です。
一番大事なのは事故を起こさないように細心の注意を払うことかなと思います。事故ったら楽しい旅行が台無しなので…
【関連記事】

