シンガポールのコロナ対策が英語のアニメでよくわかる!今回は第6回、最終回です。現地のコロナ対応をのぞき見ながら、コロナの英語表現も学んじゃいましょう!
コロナウイルス(COVID-19)と戦うシンガポール政府公認キャラクター「The soaper 5」の動画を見ながら、ウィズコロナの新しい日常(New normal)で使われる英語を学んでみましょう。
今回は最終回の第6話。いつもよりも長めの3分47秒の動画です。
第5話で完成したウイルスと戦う5人組。ある人物の提案によって、シンガポールのニューヒーロー「The soaper 5(ザ・ソーパーファイブ)」となり、シンガポールのコロナ対策のリーダーになっていきます。
まずは一度動画を見てみてください。
英会話のポイントを解説
英語の動画を観てすべての英会話を一度で理解しきるのは結構大変ですよね。一回目はアニメを見ながら、なんとなくストーリーが把握できれば十分だと思います。
ここではストーリーで繰り広げられる英会話を書き出して、使われている単語やフレーズを押さえていきたいと思います。
聞き取れなかった英語やわからなかった英語表現を確認してみましょう。
そのあとで、最後にもう一度動画を見てみてください。ヒアリング力が格段に上がっていることに気付くと思います。
前回までのあらすじ
ウイルスが見える特殊能力を持つヴァルンが、ウィルソン、ソフィー、ハナ、メイメイと知り合い、5人でコロナと戦うチームを結成。ウイルスを照射する能力を持つヴァルン、ウイルスを見つけて拭き取ることを得意とするウィルソン、石鹸の泡を作り出すことができる能力を持つソフィー、人の手の動きを制御して顔に手を触らせない能力を持つハナ、そしてマスクを作り出す能力を持つメイメイ。5人組となった彼らを待ち受けるものとは…
イントロ
今回は最終回。ストーリーはこんなナレーションで始まります。
Our virus-fighting team is finally complete. But along comes a mysterious stranger with an interesting offer…
ウイルスと戦うチームはついに完成した。が、今度は奇妙な人物が現れる…そして彼から興味深いオファーを受けることになる…
A mysterious stranger…
An interesting offer…
なんだなんだ?ヴァルンたちの運命やいかに…
本編
本編は、5人組が見事な連携プレーで人々をウイルスから守るシーンから始まります。
そこへ登場するのが…プロフェッサー・モエ。ずっと彼らの活躍を見ていたようです。
先生(プロフェッサー・モエ):Yes, very nicely done.
「素晴らしい!よくやってますね!」
先生(プロフェッサー・モエ):You guys are good, but you can be better.
「みんないい感じです。でも、もっとよくなりますよ。」
先生(プロフェッサー・モエ):And that goes for your costume, too.
「コスチュームももっとかっこよく出来るよw」
by day:日中は、昼間は
先生(プロフェッサー・モエ):I can help. I’m Professor Moe. Teacher by day.
「私に手伝わせてくれないかい?私は教授のモエです。昼間は先生をしています。」
先生(プロフェッサー・モエ):But always on call to make sure that Singapore stays in good shape.
on call:待機している、すぐに出られる状態にしておく
in good shape:調子が良い、体が強い、好調である
「でも、シンガポールが健康な状態であり続けるためにいつも準備しているんです。」
先生(プロフェッサー・モエ):And I think you can help me.
「そして、私はみんなが私の活動の助けになってくれると思ってるんだけど…」
っと、いきなり長いセリフとともに登場するプロフェッサー・モエ(笑)
ヒーロー(メイメイ):Huh? you’ve been watching us?
「は?あんたずっと見てたの?」
先生(プロフェッサー・モエ):Of course! I’ve been tracking these viruses and you kids have been doing a great job keeping these things in check.
keep ~ in check:~を阻止する、~を食い止める
「もちろんだよ。私はずっとウイルスを追跡してたよ。君たちはウイルスを食い止める素晴らしい仕事をやってきたよね。」
ヒーロー(ヴァルン):So…What exactly are you proposing Professor Moe.
「それで…モエ先生。ご提案って何ですか?」
suss(out):調査する
sift out:振り分ける
base of opperations:作戦基地
先生(プロフェッサー・モエ):I will give you tools to suss out facts, skills to sift out fake news…a base of operations and new superhero costumes!
「事実を調査するための道具、フェイクニュースを見分ける技術、作戦基地、そして新しいスーパーヒーローのコスチュームを差し上げよう!」
急にフェイクニュースとか真実とか…デマにも惑わされるなって言いたいんですかね。なーんか、急にシンガポール政府の思惑が見え隠れする言葉を挟みこんできましたね(^^;
ヒーロー(ヴァルン):Hmm…wow! But what do you want? Licensing rights?
right:権利
「でも何が目的?ライセンス権?」
先生(プロフェッサー・モエ):No no! I ask only that you give every battle your best.
「いやいや違うよ。ただ君たちに最高の戦いをしてほしいだけだよ」
先生(プロフェッサー・モエ):Go out there and beat the virus. Get everyone to…
「そこへ行ってウイルスを叩きのめしてほしいだけだよ。みんなにこれをやってもらうためにね。」
- Wash hands with soap
- Don’t touch your face
- Wear a mask
- Monitor temperature twice daily
- Use tissues when sneezing or coughing
- Throw used masks and tissues in the bin
- Keep a safe distance
- Look out for one another
- 石鹸で手を洗う
- 手で顔を触らない
- マスクをつける
- 一日2回体温を測る
- くしゃみや咳をするときにはティッシュを使う
- 使ったマスクやティッシュはゴミ箱に捨てる
- 安全な距離を保つ
- お互いに気を配る
なんか1日2回の体温測定とかソーシャルディスタンシングとか織り込んできたぞw
最後のお互いに気を配るなんてのも、放り込んできた。それぞれ注意し合えって感じか。ちょっと怖いです。
ヒーロー(ヴァルン):This needs to be a group decision.
先生(プロフェッサー・モエ):Okay. Yes.
5人組はアイコンタクトで話し合います。
…みんな賛成!みたいです。
先生(プロフェッサー・モエ):So…are we agreed?
「それで…合意できました?」
ヒーロー(ヴァルン):Okay Professor Moe, you’ve got a deal! How do we start?
You’ve got a deal:わかりました!(相手の提案を飲んだ時のフレーズです)
「OK!モエ教授。了解しました。で、なにから始めましょう?」
先生(プロフェッサー・モエ):How about with a name? What do you think of… The Soaper 5?
「まずは名前からどうですか?ザ・ソーパーファイブなんてどう?」
ここにシンガポールのコロナ対策のニューヒーロー「ザ・ソーパーファイブ」が誕生したのであった…
というストーリーです。ザ・ソーパーファイブは、この後実際にシンガポールの学校や街中に出現して、マスクの着用や手洗い、ソーシャルディスタンスなど、国民にコロナ対策を守ることの重要性を啓蒙しています。
最後に通しでもう一度。英語の勉強も兼ねて、エピソード6を観てみておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
これが、シンガポール政府が、ウィズコロナ(英語ではNew nowmalですけど)のコロナ対策について、大人から子どもまで理解できるように作ったアニメ動画です。
シンガポール政府が、コロナと戦うために国民に守ってほしいことを、一生懸命伝えるている姿勢が、伝わりますよね。感染拡大のメカニズムやその防衛策に、日本と若干の違いがあることも、なーんとなくわかります。
そして、コロナ対応に関するいろいろな英語も、同時に学ぶことができたのではないでしょうか。そういう意味では結構価値のあるアニメーションじゃないかなと思います。
早くコロナが収まって昔の日常が戻ってきますように…
今のうちに英語をもっと勉強しておこうっと^^