シンガポールのコロナ対策が英語のアニメでよくわかる!今回は第5回目。実践的な英語表現もどんどん身につきます。
コロナウイルス(COVID-19)と戦うシンガポール政府公認キャラクター「The soaper 5」の動画を見ながら、シンガポールのコロナ対策と一緒にそれにまつわる英語も学んじゃおうという企画です。
「The soaper 5」はアニメですが実践的な英語表現が盛りだくさん。英語力アップが多いに期待できます。字幕もついているのでわからない言葉があれば一時停止して確認しつつ。是非トライしてみてください。
今回は第5話(3分17秒)です。
英会話のポイントを解説
英語のスピードに慣れていないと、一度だけ通して見ても、全ての英会話を聞き取るのは難しいかもしれません。でも、アニメがあるのでストーリー全般は押さえられたのではないでしょうか。なんとなくわかった!まずはこの感覚が一番大事です。
そのうえでもう一度立ち止まって、わからなかった英単語やフレーズを押さえる。そして、もう一度聞いてみる(見てみる)。これ、かなり力が付く英語学習法です。
以下では、ストーリーの中で使われている英会話を書き出し、ポイントとなるフレーズやコロナに関連する英単語をピックアップしながら解説していきたいと思います。
そのあとで、もう一度、動画を見てみてください。ヒアリング力(理解力)が格段にアップしていることに気付くはずです。
では、行ってみましょう!
とその前に…前回までのあらすじから^^
前回までのあらすじ
ウイルスが見える特殊な能力を持つヴァルン、ウィルソンは、ソフィーを仲間に加え3人でウイルスと闘うこととなりましたが、どうしても人々が汚れた手で顔を触ることを止めることができません。そんな中、人の手の動きを制御する特殊能力を持つハナと出会い、ハナも加えた4人で活動することになりました。
イントロ
今回のエピソードはこんな感じで始まります。
Wilson, Soffy, Hana and Varun are a formidable foursome.
formidable:協力な、手強い
forsome:4人組
「ウィルソン、ソフィー、ハナ、そしてヴァルンは強力な4人組チームになりました。」
But something is still missing…
「でもまだ何か足りない…」
さて、足りない何かを持つあと1人。今回5人目の仲間を見つけ、ニューヒーロー「Soaper5(ソーパーファイブ)」が完成するのでしょうか。
本編
本編はいきなり一人でウイルス対策を続けてる新キャラのメイメイの活動シーンから始まります。
友達4(メイメイ):You need a mask, you need a mask. You really need a mask…
ベンチに座り、前を通るマスクをしていない人を見つけては、マスクの必要性を訴えています。
友達4(メイメイ): And you. you need to wear your mask properly.
properly:適切に、ちゃんと
鼻出しマスクの人にも、「ちゃんとマスクをしなきゃダメだよ」と注意しています。(まだ度胸がないようで、相手に聞こえる声では言えないみたいですが…)
友達4(メイメイ):Do people even know why we wear face masks?
「なんでマスクをしなきゃいけないのか、ぜんぜんわかってないのね。」
ぶつくさ、ぶつくさ…。メイメイの不満は尽きません。
そこへ、4人組が現れ、目の前でコロナとの闘いを繰り広げます。
ウイルスの付いた手で顔を触ろうとするビジネスマンに対して、ハナは注意します。
ヒーロー(ハナ):You never know what kinds of viruses are on there!
「手を顔から離しなさい!手にはどんなウイルスがあるかわからないでしょ!」
続けて、ソフィーが石鹸の泡を手に噴射します。
ヒーロー(ソフィー):No touchy touchy, till you washy washy.
「手を洗うまで、触っちゃだめよ~」と。
ヒーロー(ヴァルン):nicely done, you two! Wilson and I will get this one!
「二人ともよくやった!ウィルソンと僕はウイルスをやっつけるよ。」
と言いながら、ウィルソンはふきんでサッとひと拭き、ヴァルンは特殊能力のレーザー照射、クリーンアップ活動を展開します。
ヒーロー(ハナ):Another great job done!
「またやったね!素晴らしい仕事だわ!」
ヒーロー(ヴァルン):Yes. I think we’re really starting to work together nicely.
「うん、僕もすっごくうまく行ってると思うよ。」
ヒーロー(ヴァルン):I can’t help but think we’re still missing a little something though.
「でも…まだちょっと何かが足りないと思えて仕方がないんだけど…」
I can’t help but:つい~してしまう、~せざるを得ない
ヴァルンはまだ何かが足りないと感じているようです…
以前(エピソード1)でお父さんに教わった「Basic hygiene steps(基本衛生ステップ)」を思い出します。
これこそが、シンガポールのウィズコロナの時代に向けた提言。このアニメの視聴者に伝えたいことです。
- Wash your hands with soap.
- Keep your hands away from your face.
- Wear mask if you’re going out or you are unwell.
- Wipe down tables after you’ve finished eating.
- And of course, see a doctor if you are sick.
- 石鹸で手を洗いましょう
- 手で顔を触らないようにしましょう
- 外出時や気分のすぐれない時にはマスクをしましょう
- 食べた後はテーブルを拭きましょう
- もちろん、体調がすぐれない時にはお医者さんに行きましょう
手洗いはソフィーが、顔を触らないようにするのはハナが、テーブルを拭くのはウィルソンが担当しています。あとは…
ヒーロー(ヴァルン):Face masks! And getting people to see a doctor when they’re sick.
「マスクだ!あと気分の悪い人をお医者さんへ連れていかないと!」
ヒーロー(ヴァルン):We need to reduce the number of viruses at the source.
「そもそもウイルスの数を減らさないと!」
チーム4人でコロナ対策の話しをしていると、どこからか声が…
友達4(メイメイ):Did someone say masks?
「だれかマスクの話しをした?」
なんと、さっき登場したメイメイはマスクを作り出す特殊能力を持っていました。
(いやぁ…またまた…かなり強引なキャラ設定💦)
くしゃみをしそうな通行人に対して、メイメイはマスクを作りだして、着けさせます(笑)
友達4(メイメイ):Here’s mask for you. Please use it.
「はい、マスクよ!どうぞ!」
ヒーロー(ウィルソン):How did you do that?
「え?どうやったの?」
友達4(メイメイ):Do what?
「何を?」
ヒーロー(ヴァルン):The mask!
「マスクだよ!」(君今マスクを作ったでしょ!)
友達4(メイメイ):Well… I don’t really know to be honest.
「えーっと、正直私もよくわからないんだけど…」
友達4(メイメイ):They just pop up when I need them.
「必要な時に勝手に出てくるのよ。」
って、すっげぇー!悪魔の実の能力者かwwww
友達4(メイメイ):What I do know is that face masks are vital protection for yourself, and for others around you.
vital:必要不可欠な
「ただわかっているのは、マスクはあなたとあなたの周りにいる人達をウイルスから守る必要不可欠な防具ってこと。」
ヒーロー(ヴァルン):So, you can produce masks on demand?
on demand:要求があれば、要求に応じて
「それじゃあ、君は言えばいつでもマスクを作り出せるってこと?」
友達4(メイメイ):I guess you could say that. But only when needed!
「まあそんなところかな…でも必要な時だけね。」
you could say that:と言えるだろう、そんなところかな
I guess が付くと、もう少し確証がないニュアンスになります。
友達4(メイメイ):So there will be enough masks for those who need them.
「なので、必要なマスクは十分あるわ。」
シンガポール政府の宣言にも感じます。マスクが足りなくなることはないですよ!必要なマスクは絶対供給します!という強い意志というか。
ヒーロー(ヴァルン):You’re the missing piece!
「君こそ僕らに足りない役割を担ってくれる人だ!」
友達4(メイメイ):I…I am?
ヒーロー(ハナ):Absolutely! Will you join us, please!
Absolutely:絶対に
「絶対そうよ!私たちと一緒にやろう!お願い!」
友達4(メイメイ):Can I get secret identity?
identity:正体、身元、個別の性質
「でも秘密だよ、いい?」
ヒーロー(ヴァルン):We all will.
「約束するよ!」
ということで、とうとう5人揃いましたね。今回のエピソードをもう一度見てみましょうか。理解がかなり進んでいると思います。
さて5人揃って、Soaper5が完成しました。次回は最終回!5人揃ったSoaper5が大活躍します!つづく…