シンガポールのコロナ対策が英語のアニメでよくわかる!今回は第3回目。いよいよ面白くなってきました。
シンガポールのコロナ対策の政府公認キャラクター「The soaper 5(ザ・ソーパーファイブ)」の動画を見ながら、コロナ禍でよく使う英語表現を学んでみましょう。
こども向けのアニメですが、英語はかなり実践的です。字幕もついているのでわかりやすい。是非トライしてみてください。
今回は第3話(2分37秒)です。
まずは一度動画を見てみましょう。英語を理解するためのポイントは後ほど解説しますので、解説を読んでいただいたあとで、もう一度動画を見てみてください。英語表現が定着して、聞き取る力がぐーんとアップしますよ。Let’s Try です!
英会話のポイントを解説
英語の動画を一度で理解しきるのは大変ですよね。
もう一度ストーリーで繰り広げられる英会話を振り返って、使われている単語やフレーズを押さえていきましょう。
前回までのあらすじ
ウイルスが見える特殊な能力を持つヴァルンという名前の子どもが、人々にコロナ対策を啓蒙しつつ、ウイルスと一人で戦っていましたが、いまいち成果が上がりません。そんなある日、同じくウイルスが見える能力をもつウィルソンという少年に出会う。
イントロ
今回のエピソードはいきなりこんな感じで始まります。
It’s been a few days since Wilson and Varun teamed up against the viruses.
「ウィルソンとヴァルンがコロナと戦うためチームを組んでから数日が経ちました…」
前回のエピソードでは、ウィルソンはチームを組むことにあまり乗り気じゃない感じでしたが、結局二人はチームを組んだんですね。今回のエピソードはそれから数日後のことのようです。
But things haven’t been going as smoothly as they had hoped.
「でも期待していたほどうまくいってないみたいですね…」
本編
ヴァルンとウィルソンは一緒に街でウイルスと戦っています。
変な仮面をつけて、ちょっとヒーロー気分みたいです。
ヒーロー(ヴァルン):Up there in the corner!
「(ウイルスは)上だ!あのコーナーにいるぞ!」
ヒーロー(ウィルソン):Got it!
「やったぞ!」
ヒーロー(ヴァルン):Behind you! Duck!
Duck(動詞):かわす、避ける、かがむ
Duckはアヒルですが、動詞として、身をすくめてかわす(アヒルが首を引っ込めるようなイメージ)という意味でも使われます。
「後ろだ!かがめーー!」って感じですね。
かがんだウィルソンの上をヴァルンがレーザー照射!
すっげぇー!ヴァルン覚醒してます(笑)
ヒーロー(ウィルソン):Phew, thanks Varun. That one nearly got me
nearly:危うく
「サンキュー、ヴァルン。危うくやられるところだったぜ!」
なんかいいチームワークです。
っと、そこに一人の女の子が登場します。3人目のヒーローかな?
友達2(ソフィー):What are you boys doing?
「なにしてんの?」
ヒーロー(ヴァルン):Vanquishing viruses of course.
Vanquish:(敵を)打ち負かす、征服する
むっちゃ難しい英語使いますね。
友達2(ソフィー):Viruses? Umm… What’s with that cloth?
「ウイルス?へぇ~…、っで、そのふきんは何なの?」
ヒーロー(ヴァルン):That’s his virus blaster, if you don’t mind. Wilson’s not just wiping them off, he’s wiping them out too.
「ふきんはウィルソンのウイルスブラスターだよ!ウイルスを拭き取るだけじゃなく、ウイルスをやっつけるんだ!」
友達2(ソフィー):Okay, if you say so. What’s a virus blaster?
「そうなの、君がそう言うならそうなんじゃない。で、ウイルスブラスターって何なん?」
ちょっと噛み合ってないですね。そりゃそうです。初めて見た人にとっては、何やってんだか理解できませんよね。ウイルスと戦ってるなんてw
ヒーロー(ウィルソン):It’s my special cloth with sanitizer.
sanitizer:消毒剤、殺菌剤
ヒーロー(ウィルソン):We’re just trying to make the world a healthier place, you see.
すっげぇ~!崇高な思想っす。ただ、世界をより健康的な場所にするために頑張っているとは。
ヒーロー(ウィルソン):Viruses can linger on surfaces and go into people’s bodies when they touch these surfaces with their hands and touch their faces!
出ました、プロパガンダ(うそ)
ここから、このアニメがシンガポールの子どもたち、ひいては、その親たちに言いたいことが続きます。
linger on:留まる
surface:表面
物を触った手で顔を触ると…大変なことになるぞ~(コワッ)
日本では顔を触るなとまでは言ってないんじゃないでしょうか。シンガポール流ウィズコロナの日常対応には、顔を触っちゃだめというのがあるのが特徴的です。
友達2(ソフィー):Yeah well, that wouldn’t be an issue if everyone would just wash hands regularly with soap now, wouldn’t it?
「wash hands regularly with soap」
これですね。何かを触った手で顔を触ると感染するぞ~。だから、石鹸で手を洗おう!という流れです。
ここで、ソフィーが特殊能力を見せます。
手をこすり合わせると、石鹸の泡がもくもく…なんとソフィーは石鹸を作りだすことができる特殊能力を持っているんです。
さらに…。
ヒーロー(ヴァルン):Can you see the viruses, too?
友達2(ソフィー):Hmm?I guess I can.
なんとソフィーもウイルスが見えるようです。これで3人目のメンバーができましたね。
ヒーロー(ヴァルン):And with your powers, you can make people wash their hands with soap and water anywhere!
make+人+動詞で、人に~をさせる。make people wash their handsで、人々に手を洗わせる、ですね。
「君の力があれば、みんなにどこでも石鹸と水で手を洗わすことができるね」っと。石鹸に拘っているのがシンガポール流ですね。
友達2(ソフィー):probably?
「たぶんね。」
ヒーロー(ヴァルン):You’re like us. Wanna join us!
「君は僕らと同じだね。一緒にやろうよ!」
文脈から想像できると思いますけど…
WannaというのはDo you want toの略です。
日本の方はワント・トゥーって言いますけど、このワナを覚えておくと、英語が結構かっこよくなります。
あと、誘うときに、Do you want toを使うのも、覚えておくと便利です。直訳すると、あなたは~したいですか?って感じで上から目線のように感じますが、単に誘っているだけです。
Do you wanna join us!
で、一緒に行こうよ(やろうよ)!です。
というストーリーです。最後にもう一度観てみましょう。
ソフィーの参加で、Soaper5は3人になりました。あと2人。次回のエピソード以降で、また仲間が増えそうです。