コロナ対応の優等生と呼ばれるシンガポールのコロナ対策が世界中の注目を浴びていますが、シンガポールはすでにNew Normal(ニューノーマル)といわれるウィズコロナの新しい日常に向けて歩みだしています。
そんなシンガポールで国民が守るべきルールを周知すべ誕生したのが、ニューヒーローThe Soaper 5(ザ・ソーパーファイブ)!彼らが活躍するアニメがユーチューブにアップされています。
これを見れば、シンガポールのコロナ対策の基本がわかります。
なんだぁ…こども向けのマンガかあぁ…
そういわずに…(^^;
コロナで使う英語が盛りだくさんなので、かなり勉強になりますよ。
このアニメキャラはこどもに新しい生活様式を教えるのが主な目的ではありますが、それゆえに、しっかりとわかりやすい英語を使って話しが進みます。サブタイトル(字幕・英語)が付いているので、内容を文字で確認しつつ理解しながら進められます。
たぶん英語が堪能ではない外国人もターゲットにしていると思うので、英語学習者にもちょうどいい感じだと思いますし。
こちらが、Soaper 5 のユーチューブ動画です。一話3分前後、6エピソードあります。ちょうどいい感じ、ですよね。これを使って、ウィズコロナの英会話を学んで行きましょう!
英会話のポイントを解説
アニメがあるのでストーリーは押さえられたのではないでしょうか。
シンガポールのコロナ対策をより理解できるように、英会話のポイントとなるフレーズやコロナに関連する英単語を解説していきたいと思います。
イントロ
開始(イントロ)はこうです。
A (not so) long long time ago, it was a peaceful day on Earth. But unknown to most, a virus was about to wreak havoc.
「穏やかな日常が溢れる地球に人知れずあるウイルスが大混乱を引き起こそうとしていた…」
おお?意外と本格的じゃないですか?
be about to:まさに~しようとする
wreak:(復習を)する、(恨みを)はらす、(損害を)引き起こす、もたらす
havoc:破壊、大損害、大混乱
あまり正確な和訳はする必要はありません…
it was time for a unique band of virus fighters to come together to fight a common enemy.
「特殊な能力を持つ戦士たちが結束して共通の敵ウイルスと戦う時が来たのだった!」
it is time for A to B : AがBする時が来た!
a common enemy:共通の敵。コロナのことですね。
なるほど、なにかチームが結成されてコロナに立ち向かう、そんなストーリーみたいです。
本編
本編に入ります。
ちょっと深刻なイントロですが、まずは親子の会話からスタートします。コロナ禍の折、家の中で親子が何やら会話をしているようです。。。
こども:Papa, why do people get sick?
「お父さん、なんで人は病気になるの?」
get sick:病気になる
お父さん:Well son, there are many reason, like stress, not enough sleep. But sometimes it’s because of viruses and other germs.
「そうだな…いろんな原因があるけど…ストレスとか、睡眠不足とか…ウイルスとか細菌とかが原因になることもあるね」
germs:細菌、病原菌、胚種、起源
こども:Viruses? what are those?
「ウイルス?何それ?」
Virusはもう有名ですかね。ウイルスのことです。英語ではヴァイラスと発音します。可算名詞なんですね。Sをつけて複数形で表すことができます。
そのあと、テレビからウイルスの説明が流れてきます。
アナウンサー:They are like teeny tiny creatures that go into your body.
「ウイルスとは微細生物で体の中に入りこんできます」
teeny:ちっちゃな(口語)
tiny:ちっぽけな
teeny tiny とちっちゃなという言葉を繰り返すことで、ものすごく小さいことを表現しています。
ここで、こどもの特殊能力が明らかになります(急展開w)
窓に付着しているウイルスを見て…
こども:So, that’s what those evil-looking things are. Viruses.
「そうか…あのヘンテコな見た目のやつだな…ウイルスってのは。」
こどもはウイルスが見えるんです(これがこのアニメのストーリーの肝です)。
こども:Like those on the window?
お父さん:There’s nothing there. Don’t worry.
「あの窓にある奴みたいな?」と聞くこどもに、お父さんは「何?どこ?何もないぞ。心配しなくて大丈夫だよ。」とやさしく答えます。普通の人であるお父さんにはウイルスは見えませんからね。
お父さん:Well, as I was saying, when viruses get inside your body, they insert their DNA into your cells and use them to multiply.
multiply:(…を)増す・増殖させる、(掛け算の)掛ける
事実としてへぇ~って感じかも。
「さっき言ったように、ウイルスは体内に入ると、DNAを細胞内に送り込み、細胞の力を使って増殖するんだよ。」
お父さん:And that’s when you start to feel sick.
「その時から体調が悪くなるんだよ」
へぇ~。細胞の力を使われる時に、熱が出たり、気分が悪くなったりするんだそうです。
こども:I don’t like feeling sick, papa.
お父さん:No one does, son. That’s why we all need to follow basic hygiene steps and watch the news so we know what to do.
hygiene:衛生
「病気は嫌だな」とこどもが言うと、お父さんは「だれだって嫌だよ。だから、みんな「Basic hygiene steps」を守る必要があるんだよ。ニュースも見て何をすべきか知っておかないと…」と答えます。
プロパガンダの始まりです。お父さんを使って政府の言葉を伝えています(悪い意味じゃなくて笑)
Hygiene stepって何か
こども:Hygiene steps?
すると、お父さんが教えてくれます。
お父さん:Yes, that’s just what we do everyday.
「そうだよ。みんなで毎日守らないといけないことなんだ。」
シンガポールが推奨する基本衛生習慣というのはこんな感じです。
・Wash your hands with soap.
「石鹸で手を洗いましょう」
・Keep your hands away from your face.
「手で顔を触らないようにしましょう」
・Wear mask if you’re going out or you are unwell.
「外出時や気分のすぐれない時にはマスクをしましょう」
・Wipe down tables after you’ve finished eating.
「食べた後はテーブルを拭きましょう」
・And of course, see a doctor if you are sick.
「もちろん、体調が悪ければお医者さんに行きましょう」
お父さん:If we all do that, the world will be a healthier place for everyone.
「これができれば、もっとみんなが安心して過ごせる世界になるよ。」
最後に、こどもが「ふーん」と言いながら、特殊能力で、窓に付着しているウイルスを眺めて第1話が終わります。
この子どもの名前はヴァルンと言います。このアニメの主人公です。
次回以降、ヴァルンがこの特殊能力を使って、バンバンコロナをやっつけて行きます。そして、同じような特殊能力を持つ友達と出会い、コロナ殺戮隊「ザ・ソーパーファイブ」を結成していきます。
なるほどね。。。この動画、シンガポールのMOE(Ministry of Education)、教育庁、日本で言う文科省ですかね、そういうところが作ったものなので、コロナ禍で守るべきルールの啓蒙という要素が強いですけど、同時にシンガポールのコロナ対策の基本がわかりますし、なにより、コロナ対策で使う英語がバンバン出てくるので英語の勉強にはなります。
ということで、とりあえず英語の勉強にもなるので、ストーリーをだいたい理解したところで、もう一度動画を観ておきましょう。短い動画なので。
このアニメは全部で6つのエピソードで構成されています。それぞれ3分前後なので、全部見てもそれほど大変じゃないと思います。
シンガポールのコロナ対策の基本姿勢の理解できますし、キッチリ英語を聞いて理解すれあ、コロナ対策に関連する英語の習得にも役立ちますよ。