緊急事態宣言(日本)の英語表現|海外ニュースはこう伝える

コロナウィルス(COVID-19)の感染者急増により、遂に日本でも緊急事態宣言が発令されました。

大変だぁ~といいつつも、この大変だぁ~を英語で伝えなければいけない場面があったりしますよね。自分もそうです。

なので、今回は、この緊急事態宣言、英語でどう表現するのか押さえておきましょう。

スポンサーリンク

緊急事態宣言は英語で?

緊急=Emergency

宣言=Declare(Declaration)

あたりが頭に浮かびますが、緊急事態宣言というのは、緊急の事態(緊急対応が必要とされる状態)であることを宣言するということなので、宣言する(declare)・緊急の事態(状態)であるという声明を(a  state of emergency)、という表現をします。

緊急事態宣言を行う=declare a state of emergency

緊急事態宣言を英語ニュースはこう伝える

英語ニュースではこんな伝え方がされています。

1回目の緊急事態宣言

TOKYO — Japanese Prime Minister Shinzo Abe on Tuesday declared a monthlong state of emergency

これが一番オーソドックスな表現ですね。安倍総理を主語にして、宣言するという動詞を使います。(monthlong(またはmonth-long)は1ヶ月にも及ぶという感じ、この形容表現を使っている記事も多いですね。これは文章の場合の表現ですね。会話ではfor a month とか until 6th May みたいな直接的な表現になると思います。)

日本を主語にして、緊急事態(a  state of emergency)に入った(enter)という表現を使っているニュース記事もいくつか見受けられます。

Much of Japan will enter a state of emergency Tuesday, as the country struggles to rein in the coronavirus pandemic…

※ rein は馬につける手綱のことですが、rein in は、何かを制御するという意味でお固い経済記事で時々出てきます。rein in inflation(インフレを抑える)みたいな使い方です。

2回目の緊急事態宣言

1月7日に東京・神奈川・埼玉・千葉に緊急事態宣言を出した時にはこんな感じの書きっぷりでした。首相(Prime Minister)は菅さんになっていますね、当たり前ですが…

Japan’s Prime Minister Yoshihide Suga has declared a state of emergency for the nation’s capital and surrounding areas as Covid-19 cases surge to the highest levels since the start of the pandemic.

The emergency declaration will be in place from Friday until February 7 and applies to Tokyo and the three neighboring prefectures of Chiba, Saitama and Kanagawa.

nation’s capital:首都

surge:跳ね上がる

このあと、1月13日には、1月7日の東京と周辺3県に加えて、大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、福岡、栃木が対象とされました。

Japan’s government expanded its state of emergency on Wednesday as the country battles its most serious wave of coronavirus infections yet.

Osaka, Hyogo, Kyoto, Aichi, Gifu, Fukuoka and Tochigi have now been added to Tokyo and three neighboring prefectures that were declared a week ago.

three neighboring prefecture:近隣3県(神奈川・千葉・埼玉)のことですが、なんかまとめられて、かわいそうですねw

3回目の緊急事態宣言

3回目の緊急事態宣言は

“short and powerful” states of emergency

ですって。

Japan will declare “short and powerful” states of emergency for Tokyo, Osaka and two other prefectures on Friday as the country struggles to contain a resurgent pandemic just three months ahead of the Olympics.

東京、大阪、その他2県(prefectures)は、京都府と兵庫県ですね。

struggles:頑張る、

contain:含むという意味が有名ですが、containは(敵)を阻止する、(己を)制御するなどの意味もあります。

resurgent:よみがえる

contain a resurgent pandemic:「ぶり返すパンデミックを阻止する」みたいな感じですかね。

Under a new state of emergency for April 25 to May 11, the government will require restaurants, bars, and karaoke parlours serving alcohol to close, and big sporting events to be held without spectators, Economy Minister Yasutoshi Nishimura said.

アルコール禁止なの?

アルコールを提供するバー・レストラン・カラオケ屋さんにクローズを要請!

スポーツイベントは無観客を要請ですと!

こんなことが、require(要請)で通るのが、驚きです。日本はすごいなぁ・・・

EmergencyとUrgency(Urgent)の違い

緊急を英語で表現しようとすると、2つの単語が浮かびます。

今回のコロナウィルス危機のような重大な事態に対する緊急対応を表現する場合はEmergencyを使います。

単に急ぎで~す。という場合はUegent(アージェント)です。

(混乱しないように敢えてメリハリをつけています)

なので、日本の緊急事態宣言の緊急事態はstate of emergencyと表現され、アメリカの非常事態宣言もstate of emergencyと表現されます。

emergencyは、非常事態とか、有事とか、そして緊急とか、とういうニュアンスなので、どう日本語訳を付けるかの問題ですかね。国家ごとに施策の違いはあっても、基本的には同じような状態(への対応)を意味しています。

一方、Uegent(形容詞)、Uegency(名詞)は、単に急ぎの場合に使います。

日本人は、メールの表題にやたらと(Uegent)を付けてくるという、外国人の冗談まじりの不満を聞いたことがあります。ミスターアージェントと揶揄したりして…

日本人のメールは、外国人側が期限を守らないことに対する催促なんですが、外国人にはアージェントさが伝わっていないことがよくあります…

こんな時に使うのがアージェント(またはアージェンシー)です。

ちょっとまとめておきましょう。

Emergency:重大な事案に対応する場合(重病・災害など

Urgency:単に急ぐ場合(急務や軽傷など

たま~に急ぎの用件を伝えたいメールにEmergencyと書いてくる方がいますけど…同じ緊急でもニュアンスがぜんぜん違うので注意しましょう(^^;