マレーシアの首都クアラルンプールの繁華街ブキッビンタン(Bukit Bintan)のおすすめのホテル。周囲には大きなショッピングモールがたくさんあって、ローカルフードも、日本食も、ファーストフードも、コンビニも、マッサージも、近場でなんでも揃うのがブキッビンタン。マレーシア旅行の観光の拠点にも、ビジネス出張の拠点にも、便利なエリアです。
今回も、マレーシア在住の佐藤先輩(仮名)にも意見をもらいながら、これからマレーシアに旅行や出張の予定がある方の役に立つ、ちゃんとしたホテル情報だけをセレクトしてお伝えします。
佐藤先輩曰く、ブキッビンタンのホテルは実はそれほど選択肢がないので、今回掲載したホテル情報以外は、あまり見なくてもいいんじゃないかなっということでした。
実際そうですね。バックパッカー的な安宿を探している方以外は、ブキッビンタンに泊まるなら今回掲載した中から選べばOKだと思います。東南アジアの日本人友達や日本から出張でクアラルンプールに行く人は、ほぼ100%この中に定宿を持っています。
今回も、スーパーお役立ちのホテル情報だけを発信します。
クアラルンプールのリピーター推奨&クアラルンプール在住者監修!
ブキッビンタンの完全なホテル情報、行ってみましょう!
クアラルンプールのエリア区分とその特徴
とその前に…
クアラルンプールでは、ホテル選びの前に、エリア区分を把握しておいた方がいいですね。目的ごとにエリアを絞った方がホテル選びは効率的なので。
エリアは知ってるよ、ブキッビンタンのおすすめホテルを教えて~という方は、この項をすっ飛ばしてください。
クアラルンプールの3つのエリア
クアラルンプールのホテル密集エリアは、① KLセントラル駅周辺エリア(空港から最初に到着するクアラルンプールのハブステーション周辺)、② KLCC駅周辺エリア(ペトロナスツインタワー周辺)、③ブキッビンタン駅周辺エリア(パビリオンモールやアロー通りのある繁華街周辺)の3エリアです
以下クアラルンプールの路線図に書き入れた3つの水色の丸印のエリアが、それです。
KLセントラル駅周辺エリア
KLセントラル駅は、クアラルンプール空港から市内へアクセスするKLIAエクスプレスの到着駅。KLセントラル駅はクアラルンプールのハブステーションとして機能しており、LRT、KTMコミューター、KLIAエクスプレス・KLIAトランジット、モノレールが乗り入れています。すこし歩きますがMRTも利用可能です。
空港へはKLIAエクスプレスで30分。トランジットで宿泊する人も多いエリアです。
ペトロナスツインタワー、繁華街ブキッビンタン、バトゥ洞窟、ミッドバレーメガモールなど、主要な観光地へも電車でアクセスできるため、もちろん観光にも適しています。
KLセントラル駅には2014年にオープンした大型ショッピングモール「NUセントラル」が直結。きれいなお店やレストランで買い物や食事を楽しむこともできる一方で、周辺のインド人街のブリックフィールズやチャイナタウンでローカルな雰囲気を味わうこともできます。
空港と観光地への移動効率、キレイなモールでのショッピングや食事、ローカルエリアでの商事やマッサージなど…マレーシアをいろいろ楽しめるバランスの取れたエリアです。
KLCC周辺エリア
マレーシア・クアラルンプールの一番人気の観光スポットである「ペトロナスツインタワー」、ツインタワーの下にある大型ショッピングモール「スリアKLCC」、タワーの隣りにある噴水ショーで有名な「KLCC公園」など、マレーシア政府が開発に力を入れてきた観光エリアです。
繁華街ブキッビンタンとKLCCは高架歩道が結ばれているため、パビリオンモールやアロー通りなど、ブキッビンタン周辺エリアへ徒歩でアクセスすることができます。
ペトロナスツインタワーやKLCC公園の景観を楽しみながら、ブキッビンタンの繁華街も楽しむ、そんな感じでクアラルンプールのダウンタウン中心に楽しみたい方におすすめのエリアです。
オフィスビルや高級ホテルが多いスタイリッシュなエリアなため比較的治安が安定しているのも特徴です。オフィスへのアクセスと治安を重視する日本人出張者は、KLCC周辺エリアのホテルをチョイスすることが多いですね。
ブキッビンタン周辺エリア
クアラルンプール最大のショッピングモール「パビリオン」をはじめ大型施設が建ち並ぶブキッビンタン。週末には夜遅くまで多くの人で賑わうクアラルンプールNo.1の繁華街です。
新鮮な魚介類を使ったマレーシア料理、タイ料理、中華料理のレストラン、カットフルーツやフレッシュドリンクの屋台、などなど、数百メートルにわたってレストランや屋台が並ぶアロー通りは、クアラルンプールで最も有名な通りのひとつ。多くの観光客が訪れ、マレーシアの雰囲気と食事を楽しんでいきます。
KLセントラル駅からはモノレールで4駅、ペトロナスツインタワーやKLタワーへも徒歩でアクセスできる好立地が観光客に人気です。繁華街での食事や大型モールでのショッピングを楽しみつつ、主要な観光地を回りたいという方におすすめのエリアです。
ということで、前置きが長くなりましたが、今回は、これら3つのエリアのうち、特にショッピングや食事を重視する観光客におすすめの繁華街ブキッビンタンにあるおすすめホテルをご紹介していきたいと思います。
パビリオンモール周辺の5つ星ホテル
ブキッビンタンエリアのホテルで最初に検討したいのは、大型ショッピングセンター「パビリオンモール」周辺の高級ホテルです。
高級ホテルといっても、クアラルンプールのホテルは安いので、料金は日本のアパホテルクラス。クアラルンプールでは、是非とも、名前の通った5つ星ホテルに泊まっておきたいところです
パビリオンホテル クアラルンプール マネージド バイ バンヤンツリー
2018年に出来たばかりの新築ホテルです。
クアラルンプールでもっとも大きいショッピングセンター「パビリオンモール」に直結しているため、ショッピングやレストランでの食事に便利。
市街地、ダウンタウン中心地にしては大きめのインフィニティプールが備えられているのもポイントです。
パンヤンツリーの運営なので、ホテルサービスの評価も上々。ただし、新しい設備の割には、シャワーの水圧など、部屋周りの不満コメントが散見されます。自分の周りで悪評は全く聞かないので、期待値とのギャップの問題かも。
ただし、朝食バイキングの品数は、クアラルンプールのホテルにしては、明らかに少ないです(日本的に言えば普通なだけですけど…)。パビリオンモールに直結なので、朝も晩も、外食を基準に考えた方が美味しいものをたくさん食べられると思います。
パビリオンホテル クアラルンプール バイ バンヤンツリー
JWマリオットホテル クアラルンプール
2017年に全面改装してから、ブキッビンタンで一番日本人に好まれているホテルになりました。
全室バスタブ付き、40㎡以上の清潔で広い部屋。パビリオンモールへのアクセス良好で周辺には美味しいレストランが多数。おまけに日本人スタッフ常駐。なんだかんだ、利用するか利用しないかは別として、日本人スタップが常駐しているということで、JWマリオットを選ぶ人が多いですね。
ビジネスユースにも適したスタイリッシュなホテルなので、ここを定宿にしている日本人出張者は多いですね。まあ、こうやってリピーターがいるというのは、JWマリオットクアラルンプールがいいホテルであるという証です。ブキッビンタンでは、JWマリオットで間違いのないでしょう。
JWマリオットホテル クアラルンプール
ザ ウェスティン クアラルンプール
他のホテルと同様に、パビリオンモールをはじめとしたブキッビンタンの便利なロケーションが最大の売りのホテルです。
バスルームには個室のシャワールームが備えられていて、全室バスとシャワー別という、こだわり設計です。客室も十分広く、ゆっくりくつろぐことができるホテルです。
JWマリオットが2017年改築、ウェスティンは2012年改装です。この5年の差が少しずつ出てきているようにおもわれます。キレイさではJWマリオットの勝ちですかね。
ザ ウェスティン クアラルンプール
グランド ミレニアム クアラルンプール ホテル
ブキッビンタンのど真ん中、メインの交差点とパビリオンモールの中間地点なので、どこへ行くにもアクセス抜群です。MRTブキッビンタン駅、モノレールブキッビンタン駅、アロー通りまでも徒歩5,6分。コンビニだって当然すぐそばにあります。
上でご紹介した3ホテルを含めて、パビリオンモール周辺の高級ホテル4つの中では、知名度は劣るりますが、部屋も広く、ロケーションは抜群、ホテルサービスの評価が良いホテルです。にもかかわらず、ブランド力が劣るため、最低価格になりがちなホテル。ホテルの名前を気にしないなら、安くてとてもいいホテル、つまりコスパのいいホテルです。
旅行者より出張者が選びがちなホテルという印象です。旅行者は数千円でブランドを捨てたりしないですからね。折角なので、という感じで、名前の通ったいいホテルに泊まります。クアラルンプールの高級ホテルは安いですから。
グランド ミレニアム クアラルンプール ホテル
ブキッビンタン駅周辺のアパートメントタイプのホテル
これは東南アジアで流行っているのが、駐在員が契約して住むような、コンドミニアムやサービスアパートメントをリノベーションして、ホテルとして再利用するというもの。
このタイプのホテルは、ホテル名がいまいちなんですが、実際には海外の駐在員が住めるくらい快適な住居を改築しているので、部屋は広く、キッチンあり、洗濯機あり、という感じで、特に長めの滞在に向いているという特徴があります。
クアラルンプールでも都市部でもこうしたイノベーションホテルが多くなっています。
プルマン クアラルンプール シティセンター ホテル&レジデンス
パビリオンモールまで徒歩3,4分。KLCC公園、ペトロナスツインタワーの方に外れた場所にあります。ツインタワーへのアクセスは良くなりますが、アロー通りやMRT、モノレールなどへのアクセスが悪くなりますね。
なんでも揃うパビリオンモールがすぐ近くなので、あまりあちこち行かずにホテルの部屋とパビリオンモールで大体済ます、みたいな動き方をする人向けですね。長期出張者なんかにはうってつけです。
プルマン クアラルンプール シティセンター ホテル&レジデンス
ランソン プレイス ブキット セイロン サービスド レジデンシズ
ブキッビンタン駅からはKLタワー方面へ徒歩15分くらい離れ、これまでご紹介したホテルのように簡単にショッピングや食事に出かけられるロケーションメリットはなくなりますが、その代わり、格安でまだ新しい高級コンドミニアムタイプの部屋に泊まれます。広さはなんと85㎡~、当然バスタブ付き、キッチン付き、ランドリー付きです。
特筆すべきは、ラウンジの目の前、正面にKLタワーがあるということ。その先にはペトロナスツインタワー。タワーから少し離れながら、離れ過ぎず、絶妙な距離感でこの2つの名物タワーが入った夜景を楽しむことができます。
プールも50m級の大きめプールに子供用プールが併設。あまり欲張らずに、クアラルンプールをゆっくり回りたい旅行者や、ビジネス目的で長めの滞在をする場合などに重宝するホテルです。
ランソン プレイス ブキット セイロン サービスド レジデンシズ
パークロイヤル サービス スイーツ クアラ ルンプール
ブキッビンタンのパークロイヤルにはホテルとレジデンスタイプ(住居タイプ)がありますが、ホテルの方は古くなってきているので、レジデンスの方がおすすめです。
周辺はちょっと趣が違う飲み屋街なので、女性グループや家族旅行には向かないですね。男性出張者向けですね。
まあ怪しげなエリアのそばに泊まる必要があるかわ分かりませんが、部屋は快適です。広々タイプのバスタブ、キッチン付きです。ロケーションが微妙なのでクアラルンプールに少し慣れてきた方向けですかね。
パークロイヤル サービス スイーツ クアラ ルンプール
コスパ抜群の5つ星ホテル
ブキッビンタン駅から1駅離れてしまうんですが、プロモーションで大幅値引きをすることが多いホテルをひとつご紹介しておきましょう。
ベルジャヤ タイムズ スクエア ホテル クアラルンプール
ブキッビンタン駅から1駅離れたインビ駅に直結、その駅に直結している大型モール「タイムズスクエア」にも直結、という超便利なホテルです。
一応ちゃんとしたホテルです。5つ星かというと微妙ですけど… ^^;
プロモーションで大幅値引きをすることが多いホテルなので、一応チェックしてみてください。超広い部屋が、やたら安い値段で売り出されていたりします。
出張向けですかね。ロケーションは何げに超便利です。
ベルジャヤ タイムズ スクエア ホテル クアラルンプール
ブキッビンタンのおすすめホテルまとめ
旅行・観光目的におすすめのホテル
クアラルンプールでは、世界的に有名な5つ星ホテルでもリーズナブルな価格で泊まれます。
旅行や観光の場合は、何度もクアラルンプールを訪れるチャンスはないと思いますので、なるべくいいホテルに泊まっていただきたいと思います。
ブキッビンタンでおすすめんは断然JWマリオットです。現地在住の佐藤先輩も太鼓判。お墨付です。
JWマリオットホテル クアラルンプール
ビジネス出張におすすめのホテル
ビジネス出張の場合も予算的にある程度いいホテルに泊まることが許される状況なら、いいホテルに泊まった方が快適で、仕事もはかどると思います。
治安が良くないとかいって、いいホテルに泊まる必要があるように誘導するのも常套手段です。
予算的に厳しい場合には、レジデンスタイプのホテルを選択しましょう。あまり聞いたことない名前なので、まさか80㎡以上の大きな部屋に泊まっているとは思わないでしょう(笑)
ランソン プレイス ブキット セイロン サービスド レジデンシズ
(追記)バンヤンツリーがパビリオン直結でオープン!
2018年、超一流5つ星ホテル「パンヤンツリー」がブキッビンタンにオープンしました!
新築のピカピカのパンヤンツリーがこの価格!クアラルンプール恐るべしですね。しかも、パビリオンモール直結というロケーション。早くも話題沸騰です。
このパンヤンツリークアラルンプールは、ビルの53階~56階を利用した、たった55部屋で営業しているスモールホテル。しかしながら、パンヤンツリーのクオリティはもちろん健在、ホテルサービスは超一流です。
クアラルンプールNo.1のパビリオンモール直結なのでいつでも気軽にショッピングや食事にでかけらる、これ以上ない便利なロケーション。
最小で51㎡という広い部屋は新築ホテルなので当然ピカピカです。ベッドや調度品、アメニティのクオリティは超一流ホテルのパンヤンツリー品質。
パンヤンツリーのスパは言わずもがなのハイクオリティ。ローカルの10倍はしようかという価格設定ですが、ゆっくりと最高のスパ体験が約束されています。
ペトロナスツインタワーとKLタワーの両方の眺望、夜景が楽しめる、58階の展望レストラン「HORIZON GRILL」、59階のルーフトップバー「VERTIGO」は、はやくも大注目。夜には多くの観光客が訪れる、予約必須の観光スポットになっています。
マレーシア・ブキッビンタンのローカルの雰囲気とパンヤンツリーの優雅な時間。ブキッビンタンの新しい過ごし方を発見できそうです。
この値段でパンヤンツリーに泊まれるのは、クアラルンプールだけ。周知されるまで、しばらくはプロモーション価格が続くと思いますが、この料金設定のうちに是非とも泊まっておきたいところ。55部屋だけですから。いい料金で空きがあったら即予約かも。
バンヤン ツリー クアラルンプール