【台湾・高雄】虎と龍のお寺「龍虎塔」完全ガイド!行き方・参拝方法・パワースポットを巡る効率ルート!

台湾南部の都市・高雄(カオシュン)。その象徴とも言える観光名所が、蓮池潭(レンツィタン)に浮かぶ極彩色の塔「龍虎塔(ロンフーター)」です。

大きく口を開けた龍と虎のトンネルはインパクト抜群!「ガイドブックで見たことがある」という方も多いのではないでしょうか。実はここ、単なるフォトジェニックな場所ではなく、「龍の口から入り、虎の口から出る」ことでこれまでの悪行が帳消しになり、災いが消えると言い伝えられる最強のパワースポットでもあります。

「高雄市内からどうやって行けばいい?」 「しばらく工事をしていたけれど、今は見学できるの?」

そんな疑問をお持ちの方へ。

本記事では、龍虎塔への最新アクセス方法から、正しい参拝ルート、見逃せない周辺スポットまでを徹底解説します。高雄旅行で運気を上げたい方は必見です!

もくじ

龍虎塔の場所・行き方

龍虎塔の基本情報
住所No. 9號, Liantan Rd, Zuoying District, Kaohsiung City, 台湾 813
電話番号+88675819286
アクセス左営駅または生態園区駅から徒歩30分
営業時間8時00分~18時00分(無休)
入場料無料

アクセス

台湾新幹線(高鉄)「左営駅」から2.3km(徒歩32分・タクシー約10分)
MRT「生態園区駅」から1.9km(徒歩28分・タクシー10分)

今回、行きはMRTの「生態園区駅」から歩いて行きましたが、そこそこ距離がありました。帰りは、龍虎塔からUBERを使いました。料金は144台湾ドルでした。

やっぱり台湾は自転車が便利だと思います。特に龍虎塔は、駅から離れている&龍虎塔周辺の観光スポットもそこそこ距離が離れているので、自転車が便利だと思います。

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龍虎塔のある蓮池潭(湖)の広いです。こちらは龍虎塔から撮った写真。向こうの方に春秋御閣と五里亭、その向こうに玄天上帝神像があります。結構広いです。

入場料

無料です。チケット売り場のようなものもありません。

ベストタイム

日中も鮮やかですが、夕暮れ時がおすすめ。サンセットとその後のライトアップが合わせて見れてお得です

🌇龍虎塔のサンセットビュー

龍虎塔のライトアップ

服装

アジアのお寺によくある服装制限(露出の多い服などの制限)はありません。ただ塔の上まで登る手段は階段のみ。そこそこ大変なので歩きやすい靴で行った方がいいでしょう。

絶対に間違えてはいけない「ルールの鉄則」

この塔には、絶対に守らなければならない参拝のルールがあります。それは……

「龍の口から入り、虎の口から出る」こと

これを現地では「入龍出虎(ルロンチューフー)」と言います。

龍の口から入って…

虎の口から出ます。

台湾の風水では、龍は「最も善良な動物」、虎は「最も凶暴な動物」とされています。 善良な龍の口から入って自身の穢れを落とし、凶暴な虎の口から出ることで、これまでの災いを払い、福を持って帰ることができると信じられています。

※注意: 逆に虎から入ってしまうと、「虎に食べられる(不運に見舞われる)」と言われているので、入り口は絶対に間違えないようにしましょう!

いざ、龍の体内へ!

ジグザグの橋(九曲橋)を渡り、龍の大きな口へ。

一歩足を踏み入れると、そこは異空間。龍の「体内」にあたるトンネルの壁には、親孝行の物語である「二十四孝」や、極楽浄土の様子が鮮やかな色彩で描かれています。

一方、出口となる虎の体内には、「十二賢人」や「地獄」の様子が描かれており、少しおどろおどろしくも、台湾の道教文化を肌で感じることができます。

塔の上から眺める絶景

トンネルを抜けると、塔の上層階へと登ることができます。

螺旋階段をぐるぐると登り、上層階から見下ろすと、そこには360度の大パノラマが! 目の前に広がる穏やかな蓮池潭の湖面と、ジグザグに伸びる橋、そして対岸に見える高雄の街並み。心地よい風が吹き抜け、暑い台湾の気候の中で一時の涼を感じることができました。

特に、上から見下ろす龍と虎の背中は、普段見られないアングルで迫力満点です。

龍虎塔だけじゃない!巨大神像と水上楼閣を巡る「神々の散歩道」

龍虎塔で悪運を払い落としたら、蓮池潭の湖畔を回ってみましょう。龍虎塔に負けず劣らずの「巨大で」「カラフルで」「伝説に満ちた」パワースポットが並んでいます。

「悪運払い」「武運」「水上の絶景」「学問成就」と、歩を進めるごとに異なるご利益と景色に出会える、まさに神々のテーマパークのような場所なんです。

龍に乗った観音様がお出迎え「春秋御閣(しゅんじゅうぎょかく)」

1951年に建てられたこの場所は、「三国志」で有名な武神・関羽(関聖帝君)を祀っています。「春」と「秋」という名前は、国の平和を願う意味が込められています。

ここでの見どころ:龍乗観音(りゅうじょうかんのん)

塔の入り口には、巨大な龍にまたがった美しい観音菩薩像があります。

伝説: かつて観音様が雲の間から龍に乗って現れ、「私の姿をここに作れば、霊験があらわれるだろう」と告げたという伝説に基づいて作られました。

龍虎塔と同じく、ここも龍の口から入るトンネル構造になっています。龍虎塔ほど混雑していないことが多く、じっくりと細部の装飾を楽しめます。

湖の中央で涼む絶景スポット「五里亭(ごりてい)」

春秋御閣の2つの塔の間から、湖の中心に向かって真っ直ぐに伸びる長い橋。その先にあるのが「五里亭」です。

ここは寺院というよりも、かつて神様を迎える場所として作られた休息所。 赤い柱と黄色い屋根が青い空と湖面に映え、まるで昔の中国映画の世界に迷い込んだような景色が広がります。

迫力満点!東南アジア最大級の水上神像「北極玄天上帝(げんてんじょうてい)」

五里亭からさらに北へ歩くと、遠くからでも分かるほど巨大な像が視界に入ってきます。これが「北極玄天上帝」です。

その高さはなんと約22メートル! 水上に立つ像としては東南アジア最大級と言われています。右手に「七星宝剣」を持ち、水辺を守る神様として圧倒的な存在感を放っています。

足元に注目!「蛇と亀」

像の足元をよく見てください。玄天上帝は「蛇」「亀」を踏みつけています。

伝説: この蛇と亀は、もともと悪さをする妖怪でした。玄天上帝が彼らを打ち負かし、足で踏みつけて服従させたことで、彼らは改心して神様の使いになったと言われています。

内部に入ってお参りすることもでき、お土産を買ったり、おみくじを引いたりもできます。

台湾最大!静寂と格式の「高雄孔子廟(こうしびょう)」

極彩色の寺院群を抜けた湖の北端にあるのが、学問の神様・孔子を祀る「孔子廟」です。

これまでの派手な寺院とは打って変わり、宋の時代の建築様式を模した、落ち着いたオレンジ色の屋根と白い壁が特徴。台湾全土で最大の規模を誇ります。

  • 雰囲気: とても静かで、厳かな空気が流れています。回廊の美しさや建築のシンメトリー(左右対称)は圧巻。
  • 休憩: 敷地内にはカフェ(マンゴーかき氷などが楽しめることも)が併設されている場合があり、歩き疲れた体を休めるのに最適です。

効率よく回るための散策マップ

蓮池潭(龍虎塔などがある池)周辺のスポットを回るなら、龍虎塔から北へ進むルートが効率的です。

  1. スタート: 龍虎塔(南側)
  2. 徒歩5分: 春秋御閣 & 五里亭
  3. 徒歩5分: 玄天上帝神像
  4. 徒歩10分: 孔子廟(北側)

龍虎塔→春秋御閣 & 五里亭→玄天上帝神像→孔子廟全のルートは片道約1.5キロ。それなりに距離があります。写真を撮りながらゆっくり歩くと1時間半〜2時間くらいはかかると思います。

実際歩いて回ってみると、次の目的地が結構遠く感じます…

レンタル自転車のステーションの場所

ということで、体力を温存したい方には、レンタル自転車がおすすめします。

YouBike(公共レンタサイクル)のステーション(レンタル・返却場所)は以下の場所にあります。

・MRT生態園区駅2番出口の前。
・龍虎塔から生態園区駅方面。勝利路沿い。ウォータパークのLouts WaterPark近く。
・孔子廟の入り口近く。
・左営駅

MRT生態園区駅で借りて、観光して、新幹線の左営駅で返す、とか、現地までの往復はUBERを使って、観光だけ自転車を使うとか、いろいろなパターンに対応できると思います。

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蓮池水上スキーテーマパーク 水上スキー体験

「龍虎塔」のすぐそばで、多額の投資と6年の歳月をかけて、台湾初の国際級ケーブル水上スキー場が完成しました!その名も「Lotus Wakepark」。伝統的な風景の中でウェイクボードやSUPが楽しめる世界でも珍しいスポットです。

見るだけの観光じゃ物足りないアクティブ派も楽しめる蓮池潭の新名所です。

まとめ

今回は、高雄観光のハイライトである「龍虎塔(ロンフーター)」への行き方や参拝のルール、見どころを、解説しました。

極彩色の塔が湖面に映る姿は、まさに台湾らしい絶景。写真映えするだけでなく、「龍の口から入り、虎の口から出る」という独自のルールを守ることで、これまでの災いを払い、福を招くことができると言われています。

改修工事を経て、より鮮やかに美しくなった龍虎塔。高雄を訪れた際は、ぜひこのパワースポットに足を運び、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

この記事を読んでくれた皆さまの台湾旅行が、幸運に恵まれた素晴らしいものになりますように!

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