【孤独のグルメ台湾聖地巡礼】永楽担仔麺で五郎さんメニューを実食!行き方・注文方法完全ガイド

「時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる…」

あの名ナレーションとともに、台湾・台北の街に降り立った井之頭五郎(松重豊さん)。 『孤独のグルメ Season5』の台湾出張編は、台湾グルメファン、そしてゴローさんファンにとって伝説の回ですよね。

中でも印象的だったのが、レトロな問屋街「迪化街(てきかがい|ディーホアジエ)」で出会ったローカル食堂、永楽担仔麺(ヨンラーダンズァイミェン)

「よし、店は決まった。あとは何を食うかだ」

今回は、五郎さんが台湾で独自の勘を働かせて辿り着いたあの味を求めて、実際に「永楽担仔麺」へ聖地巡礼(ロケ地めぐり)に行ってきました!

五郎さんが食べたメニューの感想、お店への行き方、注文方法まで、これから巡礼を考えている方のために詳しくレポートします。

永楽担仔麺の基本情報
住所台北市大同區南京西路233巷20號
電話番号+886225562736
アクセスMRT松山新店線「北門駅」から徒歩約10分
営業時間10時00分~18時00分(無休)
所要時間30分程度
予算~200台湾ドル

注意)グーグルマップでは、旧店名「永樂清粥小菜」と表示されていたり、当時の写真が掲載されたりしていますが、位置関係はマップの指す場所でOKです。営業時間の表示も間違っていますのでご注意…です。

もくじ

孤独のグルメ台湾ロケ地「永楽担仔麺」とは?

「永楽担仔麺」が登場したのは、『孤独のグルメ Season5』の第4話「台湾宜蘭県羅東の三星葱の肉炒めと豚肉の紅麹揚げ」の回。台北パートで五郎さんが訪れたお店の一つです。

場所は、台北で最も歴史ある問屋街であり、観光スポットとしても大人気の「迪化街(ディーホアジエ)」。その中心的な存在である「永楽市場」のすぐ隣に位置しています。

ドラマの中で五郎さんは、この店の佇まいに惹かれ、吸い寄せられるように入店しました。観光客向けではない、地元の人々の生活に根ざした「本物のローカル食堂」の雰囲気がたまらないお店です。

アクセス徹底解説!迪化街のレトロな街並みを歩く

「永楽担仔麺」へのアクセスは、MRT(地下鉄)を使うのが便利です。最寄り駅は2つあります。

  • MRT松山新店線「北門駅」から徒歩約10分
  • MRT中和新蘆線「大橋頭駅」から徒歩約15分

今回は、比較的近い「北門駅」からのルートをご紹介します。

  1. 北門駅の3番出口を出て、塔城街を北上します。
  2. しばらく歩くと、赤レンガの建物が並ぶレトロな「迪化街」のエリアに入ります。乾物や漢方薬の香りが漂い、異国情緒満点!
  3. 左手に巨大な布市場「永楽市場」の建物が見えてきます。
  4. 「永楽担仔麺」は、この永楽市場の建物のすぐ南側の路地に面しています。

【ポイント】場所は「永楽市場」という大きなレンガ造りの建物の側道。似たようなローカルな食堂が並んでいますが、黄色に下地に赤字で「永楽担仔麺」大きく書かれた垂れ幕が目印。日本人をはじめ多くの観光客が写真を撮ったりしているので近くへ行けば雰囲気で発見できると思います。

いざ入店!ドラマそのままのローカルな雰囲気

お店の前に到着すると、そこはまさにドラマの世界! 店先で湯気を立てる麺茹で機、並べられた食材、そして活気ある店員さんの声。

「うーん、いいじゃないか、この雰囲気」

五郎さんの心の声が聞こえてきそうです。お昼時には地元のお客さんで賑わっていますが、回転が早いので少し待てば座れることが多いです。観光客慣れしている店員さんがテキパキと案内してくれます。

席はステンレスのテーブルと丸椅子。この飾らない感じが、台湾のローカル食堂の醍醐味ですね。

実食!五郎さんが選んだ「鶏肉飯」と小菜たち

さて、いよいよ注文です。店名に「担仔麺」とありますが、五郎さんがここでメインに選んだのは麺ではありませんでした。

五郎さんセレクト(ドラマ内)

  • 鶏肉飯(ジーローファン)
  • 小菜(青菜炒めなど)

お店にはこの組み合わせのセット「五郎さんセット」が用意されています。迷ったら、このポスターを指さして「五郎さんセットをください」と日本語で言えば、お店の人は(日本人観光客が孤独のグルメを見て来店したことを)すべて理解してくれます。

こちらが「五郎さんセット」こと、「鶏肉飯」「小菜の盛り合わせ」の組み合わせセットです。

これぞ台湾の味!シンプルで奥深い「鶏肉飯」

やってきました、鶏肉飯

見た目は非常にシンプル。ご飯の上に、細かく割いた蒸し鶏が乗り、その上から特製のタレがかかっています。

一口食べてみると…

「ん!これは…うまい!」

しっとりとした鶏肉の旨味と、鶏油(チーユ)の香ばしさ、そして甘辛いタレがご飯に染み込んで、箸が止まりません。滷肉飯(ルーローファン)のようなコッテリ感はなく、あっさりとしているけれどコクがある。

五郎さんが「こういうのでいいんだよ、こういうので」と唸るのも納得の、毎日でも食べ飽きない庶民の味です。台湾のB級グルメの底力を感じます。

台湾食堂の醍醐味「小菜」も忘れずに

五郎さんも頼んでいた小菜。台湾の食堂では、店頭のケースに様々な小皿料理が並んでおり、好きなものを取ったり、指差しで注文したりするスタイルが一般的です。

これを日本人の観光客がやるのはちょっと荷が重いので、やっぱり、「小菜」の盛り合わせが自動的についてくる「五郎さんセット」はおすすめです。

ニンニクの効いた青菜や白菜、煮卵(滷蛋)や豆腐(油豆腐)、焼豚など、ローカルな「小菜」をすこしずつ味わうことができます。

最後は、これらをドーンと「鶏肉飯」に盛り付け、ガツガツとかき込めば…めちゃうまです。

優しい出汁が染み渡る!台湾の定番スープ「魚丸湯」

鶏肉飯のようなご飯ものには、汁物が欲しくなるもの。 ドラマの中で五郎さんは頼んでいませんでしたが、台湾のローカル食堂では定番中の定番、「魚丸湯(フィッシュボールスープ)」も追加オーダーしてみました。

運ばれてきたのは、透明感のあるスープに、真っ白な魚のすり身団子(魚丸)がコロコロと浮かんだ美しい一杯。刻みネギとほんのり胡椒の香りが食欲をそそります。

まずは熱々のスープを一口。 「はぁ~、染みる…」 あっさりとした優しい塩味の中に、しっかりとした魚介の出汁を感じます。旅の疲れが癒やされるようなホッとする味わいです。

そして主役の魚丸。箸で掴むと弾力があり、口に入れるとプリッ!ふわっ!とした楽しい食感。噛むほどに魚の自然な甘みと旨味がジュワッと溢れ出します。臭みは全くありません。

鶏肉飯のタレのしっかりした味と、この優しいスープのコントラストが最高。交互に食べ進めれば、レンゲが止まらなくなること必至です。五郎さんメニューにプラス一品するなら、この魚丸湯で決まりでしょう。

注文方法は?日本語メニューはある?

海外ロケ地の聖地巡礼で気になるのが言葉の壁ですが、ご安心ください。

「永楽担仔麺」には、写真とともに日本語が併記されたメニューが用意されています。入店時に店員さんが日本人だと気づくと、日本語メニューを持ってきてくれることが多いです。

注文は、伝票に食べたいものの数量を記入して店員さんに渡すだけ。これなら中国語が話せなくても安心して注文できますね。お会計はテーブル精算です。

とはいえ、一番いいのは、「五郎さんセットください」と日本語で言うこと。これですべてが通じます(笑)。

まとめ:永楽担仔麺で最高の「孤独のグルメ」体験を

迪化街の喧騒の中で、地元の人に混じって鶏肉飯をかきこむ。「永楽担仔麺」での食事は、単なるグルメ体験を超えて、ドラマの中で五郎さんが感じた台湾の空気感そのものを味わえる最高の時間でした。

観光地化されすぎていない、飾らない台湾の日常の味がそこにあります。

『孤独のグルメ』ファンの皆さん、台北を訪れた際は、ぜひ迪化街まで足を伸ばして、五郎さんの愛したあの味を体験してみてください。きっと心の中で「ごちそうさまでした」と呟いてしまうはずです。

さあ、次はどこの店を探そうか…。

あわせて読みたい
【孤独のグルメ台湾聖地巡礼】五郎さんがハシゴした「原味魯肉飯」!衝撃名のスープ「下水湯」と「乾麺... 『孤独のグルメ Season5』の台湾出張編。台北の歴史ある問屋街・迪化街(ディーホアジエ)を訪れた井之頭五郎(松重豊さん)は、「永楽担仔麺」で絶品の鶏肉飯を平らげ...
あわせて読みたい
【孤独のグルメ台湾聖地巡礼】五郎さんが癒やされたスイーツ!「古早味豆花」実食レポ&注文方法ガイド 『孤独のグルメ Season5』台湾出張編。迪化街でローカル飯をハシゴし、仕事を終えた井之頭五郎(松重豊さん)が、一日の締めに求めたのは「甘いもの」でした。 「そうだ...
あわせて読みたい
【孤独のグルメ台湾聖地巡礼】五郎さんが悶絶した酸っぱい鍋!台北「長白小館」実食レポ 2023年の大晦日に放送された『孤独のグルメSP 井之頭五郎、南へ逃避行』。 沖縄から台北へ飛んだ五郎さん(松重豊さん)が、寝起きで強烈な空腹に襲われ、延吉街を彷徨...

【台湾の旅行情報】

もくじ