カンボジアに住んでいるわけでものないのに、アンコールワットには何回も行っています。
そんな自分が思うアンコールワットの凄いところは、時間の流れを生々しく感じさせてくれるところかな、と。
その時の流れを感じさせてくれるものの一つが、遺跡を取り囲む巨木、そしてその根っこです。ほんと何十年かけて、何百年かけて、こんな姿になったのか…。
根っこと言えばタ・プロームですよね。日本人には特に人気があるそうですね。根っこを見ると日本人のDNAが騒ぎますね😄。
これですね。
やっぱり、いいですよね。根っこ😄
そんな根っこ好きの自分のお気に入りの1枚が、これ。
良くないですか。タ・プロームではありませんよ。タ・ソムです。(紛らわしい!)
マイナー寺院ですが、根っこ好きの方には、是非行っていただきたい寺院です。
タ・プローム
まずは、タ・プロームから。あまりに有名ですからね。
どんなツアーに参加しても、自動的に連れて行ってもらえると思います。一応場所だけ見ておきますか。
上の地図でグリーンの丸で囲った場所です。
たぶん、アンコールトムの跡にちょっと小さな遺跡を挟んでから、行くんじゃないでしょうか。
出入口が、遺跡の敷地の両端にあるので、片方の入り口でトゥクトゥクなりバスなりから降りて、遺跡に入ったらそのまま突き抜けて、反対側の出入り口の駐車場で、また合流というのがパターンで観光する方が多いと思います。
た・プロームといえば、寺院を覆いつくす巨大な根っこが有名です。
これだけの根っこが育つのにどれだけの年月が費やされたのでしょうか。
寺院の中はだいぶ朽ちています。
ここまで朽ちるのにどれだけの時間が流れたのでしょうか。
時が止まったように感じます。
荒れ果てた寺院を見ているとカンボジア戦争で壊滅的な被害を被った悲しい歴史に心が痛みますが、それでも、この寺院が、今この姿になるまでに、どれだけ長い時間が掛かったのだろうか。タ・プローム遺跡の佇まいを見ていると、時の流れを強烈の意識させれらます。
今ここに立っているのは、長い時間の中の一瞬にすぎない、みたいな。形あるものの儚さみたいのものを感じます。
タ・ソム
タ・プロームはそんな最高の場所なんですが、同じように強烈な時空感覚を呼び覚ますア場所が、タ・ソムという遺跡です。
タ・ソムは、いわゆる大回りコースに参加しないと行くことができないので、行く人が少ないのか、それとも、この写真の場所がタ・ソムの一番奥にあるので辿り着きにくいのかわかりませんが、ネットにこれだけアンコールワット周辺の写真が多いなか、この場所の写真は少ないです。
一応、場所をお示ししましょう。せっかく日本語地図を自作したので😁
上の地図でグリーンの丸で囲った場所です。
タ・ソムも、カンボジア戦争で破壊されて、無惨な状態です。
が一部残された寺院からは、アンコールワット遺跡の真骨頂、シンメトリー(左右対称)を感じる場所があります。
そして、このタ・ソム遺跡の一番奥の奥、しかも最後の建物の内側に、この根っこがあります。
普段は自撮りなんかしないのですが、あまりに素敵な根っこなので、写真が欲しくなり、そこにいたおみやげ売りの子どもからお土産を買ってあげて、シャッターを押してもらいました。
(お土産も普段は全く買わないですけど、こういうコミュニケーションがあるときは、楽しんじゃいます。)
ガイドブックにはあまり載っていませんが、素敵な場所です。根っこ好きの皆様は、是非、是非、行ってみてください。