【ミャンマー】世界遺産バガン遺跡のサンライズ気球ツアーに行ってみた!

アンコールワット遺跡(カンボジア)・ボロブドゥール遺跡(インドネシア)と並んで世界三大仏教遺跡のひとつに数えられるミャンマーのバガン遺跡。おびただしい数のストゥーパが広大な平原に広がる世界でも類をみない巨大遺跡群として有名です。

今回の旅は、そんな世界遺産のバガン遺跡群とその向こうの地平線から昇る朝日を気球(バルーン)に乗って見る、これが最大のテーマです。

もくじ

バガン遺跡の気球(バルーン)ツアー

調べてみるとバガン遺跡にはいくつかの気球(バルーン)ツアー会社がありました。

せっかくなのでベストなツアーをしたいと思い、今回随分と研究して、結果、ゴールデンイーグルバルーンズというツアー会社のプレミアムコースをチョイスしました。

お値段は390 US$と結構しましたが、本当に素晴らしい体験でした。是非是非、日本の皆さんにも味わっていただきたいと思い、その魅力をお伝えしたいと思います。

今回、気球ツアー会社をいろいろと比較研究しましたので、その過程でわかった各社の特徴や現地で聞いた情報などをこちらの記事にまとめておきました。バガン遺跡で気球(バルーン)ツアーを検討されている方のご参考になったらうれしいです。

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ネットでいろいろと調べたんですが、ツアー会社を比較検討して、実際に体験して、しかも現地での情報収集をしているような記事は少なかったと思います。

最後の現地情報が肝かも。一般的にコミュニケーション(言葉)の問題がありますので。あとガツガツ話し掛けられるオープンさも(笑)

ツアー会社の選択は、☝の記事に譲るとして、今回は、バガン遺跡のサンライズツアーの様子をお伝えしながら、ツアーがどんな感じで進むのかご説明していきたいと思います。

バガン遺跡サンライズ気球ツアーの様子

まずはネットで探したゴールデンイーグル・バルーニング(Golden Eagle Ballooning) の公式ページから申し込みを行います。英語のページなので、少し大変かもしれません。

申し込みが完了すると、確認のメールが届きます。メールの指示通り、ツアー前日に、ホテルからツアー会社にリコンファームとピックアップの時間の確認をお願いしておきました。

当日の朝は予定通り朝5時30分にお兄さんが迎えにきてくれました。他の参加者をピックアップするため、何軒かホテルを回り、気球の打ち上げ会場に6時ごろに到着。

日の出時刻は6時50分くらいの予定とのことで、到着時には東の方がうっすらと明るくなっている程度、あたりはまだ真っ暗です。

簡易なテーブルセットが用意されていて、参加者はそこで軽食を取りながら、気球の準備が整うのを待ちます。

軽食は、クロワッサンとストロベリーデニッシュ、それにホットコーヒー。これから気球に乗るので、モリモリ食べる必要もなし。これくらいで十分です。

辺りはまだ暗いので、スマホではいい写真が撮れていなくて、こんな写真で申し訳ないのですが、結構重要な写真です。

日中は暑いミャンマーですが、この時期朝晩は相当冷え込みます。(そうでないと熱気球が飛びません)写真に写っている西洋人のみなさん、結構厚着してますよね。

自分は例によって思いつきでバガンに来てしまったので、特に防寒対策ゼロ。長袖のTシャツを着ていきましたが結構寒かったですね。周りの人がちょっとかわいそがるほど。

参加者の中には冬山でも登るんかっていうくらい着こんでる人もいましたよ。それはちょっとやりすぎとしても、ユニクロのライトダウンくらい持ってくればよかったと思いました。

軽食を済ませ、6時30分頃になるとパイロットから乗り方や降り方など説明があります(英語です)。その説明の最中に、スタッフが気球を膨らませ始めます。

最初はこんな感じでぺったんこだったバルーンに熱風を吹き込んで行きます。

5分もしないうちにこんな感じに。あっという間に膨らむんですね。

それにしても気球って結構大きい。この時点ですでにかなり感動(笑)

他の気球も次々と膨らんで、準備ができた気球からテイクオフ!いくつもの気球が飛び立ちます。荘厳!

僕らの乗った気球もテイクオフ!ゆっくりと、ゆっくりと、浮き上がっていきます。

バガン遺跡のバルーン

地上のスタッフがゆっくりとゆっくりと離れていきます。なんかこういうアニメ映画なかったでしたっけ?ゆっくり上昇していく感覚がとても不思議でした。

バガン遺跡には高い建物がないので、少し上昇すると一気に視界が広がり、別世界が現れます。

自分は実は高いところがあまり得意じゃないんですが、気球はとても安定しているので、それほど怖さは感じなかったですね。それよりも、景色がきれいすぎて、それに圧倒。恐怖を感じる間もなく感動が襲ってきます。

あっという間です。熱をバルーンにため込んだ気球はどんどんと上昇します。

だいぶ高く上がってきましたね。夜明けは近いって感じ。向こうには丸い月も見えます。

そしてご来光です!完璧な晴天、完璧です。写真では伝えきれない感じ。ものすごい感動がありました。

耐用の反対側に目をやれば、朝日を受けて赤く輝く遺跡群。

きれいすぎます。神秘的すぎます。

しばらく見惚れていると、いつの間にやらあたりはだいぶ明るくなっています。今度は360度バガン遺跡の大パノラマ。これぞ絶景!

形容のしようがない素晴らしい景色に見惚れ、ふと我に返って夢中でシャッターを切る乗客たち。

何枚もの素晴らしい写真が撮れましたが、実際はもっとすごい!生の感動をぜひ皆さんにも味わっていただきたい、心からそう思います。

1時間弱くらいでしょうか。バガン遺跡の上級をしばらく遊覧飛行。

あたりがすっかり明るくなると、気球は徐々に高度を下げ着陸地点へと向かいます。

気球は地上すれすれ、民家をかすめながら、着地点を目指します。バガンの村の皆さんが手を振って迎えてくれます。なんかうれしい。

その後、慎重に、慎重に、着地点を目指し、ピンポイントで着地成功。さすがはベテランパイロット。というか、気球ってこんなに精緻にコントロールできるんだっという感じ。

着地後は容易されていたシャンパンで乾杯!フルーツとバナナケーキでちょっと小腹を満たします。

乗客全員興奮冷めやらぬ感じ。全員が全員、とても満足そうでしたね。そりゃ、そうだ。

ちょっと一服している間にスタッフのみなさんがどんどん気球を片付けて行きます。

膨らますのも早いですが、空気を抜くのはもっと早い(笑)。

バルーンのテッペンの部分が開くようになっていて、そこを開いて空気を抜いて終わりでした。よくできています。

最後に気球のバスケット(乗る部分)だけが残っていたので参考に写真をとってきました。バスケットははこんな感じです。

このスペースのうち、パイロット用に4分の1くらい使われますので、乗客が乗るのは、この4分の3くらいのスペースです。

プレミアムコースなので8人乗りでしたが、広いという感じではなかったです。これ以上多く乗客が乗るスタンダードコースだとやっぱり窮屈そうかなという気はします(スタンダードコースは12人乗り)。

写真では伝えきれないので、1分くらいの動画を作ってみました。

でも正直、動画でも伝えきれません。。。実物はもっともっと、すごいです。

プレミアムコースのお土産のご紹介

プレミアムコースについてくるお土産が結構よかったです。

キャップ、飛行証明書、それと壺みたいな形をした小さな入れ物。飛行証明書と入れ物はまあまあ。キャップはしっかりしていて、デザインもなかなかカッコいい(ゴルフキャップとして愛用しています)。

それとこの気球型のUSBメモリー。これが素晴らしい。

飛行中の写真とビデオを編集して、それをこのメモリースティックに収めて、あとでホテルに届けてくれます。

メモリースティックの中身は、当日のフライトの写真が、839枚。ビデオが、12分10秒。

そして過去に撮ったと思われるナイスショットが80枚くらい。テイクオフの時に地上から気球を撮った動画なんかも入っています。これは自分では撮れません。

この動画と写真のプレゼントはプレミアムコースだけの特典です。やっぱりプレミアムコースの方がいいと思います。ちょっと高いですけど、この写真と動画で元が取れる感じです。

気球の影がハートになっている写真♡。こんなのもステキですね。

バガン遺跡の気球ツアー、料金はちょっと高めですけど、高所恐怖症ぎみですけど、参加してよかったです。

みなさんも是非!最高です!本当におすすめです。

今回乗ったゴールデンイーグルバルーンのリンクを貼っておきます。

ゴールデンイーグル・バルーニング(Golden Eagle Ballooning)

気球ツアーに参加する前に(注意点)

気球ツアーは最高でした。ミャンマーバガンのどこまでも続く大自然、地平線から登る朝日、そしてその朝日を浴びて光輝く無数の遺跡群、想像の100倍をはるかに超える絶景でした。

ですがひとつだけ失敗したかなっと思うことがあるので、その反省を踏まえて、これから参加される皆さんにアドバイスを。

今回の気球ツアーですが、航空券やホテルの予約との関係で、地上でバガン遺跡を見る前の日程で参加しました。

バガン遺跡の上空を気球で飛んでいる間、パイロットが「あれがなんとか寺院だとか、なんとかパゴダだ」って感じで案内してくれるんですが、地上でそれらの寺院なりパゴダなりを見ていないので、いまいちピンときませんでした。

ということもあり、気球ツアーに参加するなら、その前に地上でバガン遺跡を見ておいた方がいいかなと思います。

バガン遺跡は遺跡の数が多すぎて、何を優先して回るべきか掴みにくいので、地図を使ってシンプルにまとめて見たのがこちら↓です。遺跡巡りには、かなり参考にしていただけると思います。

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気球の上からみるバガンの朝日、そして朝日を浴びるバガン遺跡群は、本当に言葉では言い表せないほど美しいので、遺跡を知らなくても十分に堪能できます。

でも、これから行くのであれば、先に遺跡を見てから気球ツアーに参加する、という旅程を組んだ方がいいですね。そのほうが、気球ツアーをもっともっと味わえるのではないかと思います。

【バガン遺跡の旅行情報】

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