電動キックボードは原動機付自転車(原付バイク)と同じカテゴリーなので、原付と同じ装備が必要で、原付と同じ法律が適用されます。
なので、電動キックボードで公道を走るための準備として、まず最初に必要なのがナンバープレートの取得なんですね。ナンバー付けてない原チャリはいませんよね。それと同じです。
原チャリは買ったお店が乗れるようにセッティングしてくれて、お店で原チャリに乗って家に帰るじゃないですか?だから、ナンバーの取得とか、必要なことはお店の人がやってくれる場合が多いんです(たぶん手数料を取られていますけど💧)。
電動キックボードの場合は、ネットで買う場合なんかは特に、お店の人がナンバーの取得や保険など乗れるようにするセッティングしてくれるわけがないので、自分でやらないといけません。
えー…やったことないから、なんか大変そう…<
でも心配ご無用です。すっごく簡単です。びっくりするほど簡単なんです。
こちら☟の記事を読んでいただければ、いかに簡単か、すぐにわかっちゃうと思いますw
そして、ナンバーを取った後に必要なのが、自賠責保険の加入です。
これも原チャリと同じで電動キックボードにも加入義務があります。同じ原動機付自転車のカテゴリーなので。
えー…自賠責保険とか…やったことないから大変そう…
でも、これも超かんたんです。すぐに終わります。
自賠責保険とは?
あの~自賠責保険ってなんですか?
「じばいせき」って、なんか聞いたことありませんか。
「自賠責保険」とは「自動車損害賠償責任保険」のことで、自動車損害賠償保障法によってすべての車の所有者に加入が義務付けられている損害保険です。
自賠責保険の補償内容
自賠責保険は対人事故損害(相手にケガをさせたなどの損害)の賠償責任だけが補償されます。なので、対物事故損害(相手のバイクやガードレールなどの損害)や自損事故(自分のケガや自分のバイクの損害)は補償されません。
つまり、自賠責でカバーされているのは「相手のケガ(死亡)」だけです。
補償額は、ケガ120万円、死亡3,000万円、後遺症障害4,000万円、だけです。
運転するなら最低限相手にケガさせた時の保険は入っておきましょうということで、自賠責保険の加入は義務になっています。
自賠責保険の料金
義務なので…まあ税金みたいなもんですね。保険料金はどこでも同額(※)です。
原付の自賠責保険料はこの記事を執筆した時点では以下の通りです。
年数ごとに金額が違っていて、長く加入すると1年あたりの料金が低くなる設定になっています。
契約期間 | 保険料総額 | 1年あたりの保険料 |
1年(12ヶ月) | 7,070円 | 7,070円 |
2年(24ヶ月) | 8,850円 | 4,425円 |
3年(36ヶ月) | 10,590円 | 3,530円 |
4年(48ヶ月) | 12,300円 | 3,075円 |
5年(60ヶ月) | 13,980円 | 2,796円 |
結構な傾斜があります。1年で7,070円なのに、2年にするには、たった1,780円プラス。3年間にするにも、2年からたった1,740円プラスするだけ。1年あたりの保険料もどんどん安くなるので、どれがいいのか悩みますね。
料金が傾斜しているのでわかりにくいんですが、相手のケガ120万円の補償がつくだけで、1年だと7千円の保険料を全車両から取るって、結構なボッタぐりだと思いません?
でも、自賠責は義務なので、税金だと思って必ず加入しておきましょう。
(※)実は沖縄だけは自賠責保険料が激安です。保険の世界では沖縄料率といって、沖縄だけ保険料金が安いという謎があります。
(※)実は、自賠責は、廃車や譲渡したときに、途中で保険を解約すると、返戻されるそうです(この時点では知りませんでした)。なので、マックスの5年で加入しておくのがお得なみたいです。ただし、コンビニで解約ができるわけではなく、解約はちょっと面倒みたいですけど。
自賠責保険未加入の罰則は?
自賠責未加入で運転すると…
免停です!しかも、1年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
厳し過ぎるよ~
電動キックボードでも同じです。原付と同じルールです。
ほんと、悔やんでも悔やみきれないので、自賠責だけはしっかり注意して加入しておきましょう。
自賠責保険加入の証明シール
バイクのナンバープレートにこういうのが付いているのを見たことがある方もいるかもしれません。このシールが自賠責保険加入の証です。
別の見方をすると、ナンバープレートにこのシールが貼っていないと自賠責に入っていないことが分かってしまうんです。警察に…です。
だから、このシールがどうしても必要なんです。
自賠責保険は当日OK!コンビニでかんたん加入がおすすめ
このナンバープレートに貼るシールが必要!というのが、手続きにおいても意外とミソです。
自動車の任意保険でも旅行保険でも、最近はネットだけで完結できる保険がほとんどですが、自賠責保険はこのシールをもらってナンバープレートに貼らないといけないので、ネットだけ終えることができません。
交通に関するものだから警察にでも行かないといけないのかな?と思うところですが、このシールはコンビニのレジの下にごっそり保管されています。
つまり、自賠責の加入はコンビニで出来ちゃいます。
おおまかな流れ
おおまかな流れは以下の通りです。
① ネットで事前申し込み→申込番号の取得
② コンビニへ行く→発券機等に申込番号を入力し保険料の「払込票」をプリントアウト
③ 「払込票」をレジへ持っていき保険料を支払う→「シール」と「説明書」をもらう
④ 発券機へ戻り「保険証書」をプリントアウトする
⑤ 「シール」をナンバープレートに貼る
これで大体イメージはつくかと思いますが、もう少し詳しく見てみましょう。
どのコンビニも同じような流れですが、今回はセブンイレブンのバージョンをみてみましょう。
細かな手順
① ネットで事前申し込み
まずはネットで事前申し込みです。単に情報の先行入力といったイメージですね。
必要な情報は、
- ナンバー
- 車台番号
- 氏名・住所・電話番号
です。
必要な情報を(コンビニで入力するのではなく)先にパソコンやスマホでコンビニのデータベースに登録しておけば、その後の流れはスムーズです。
入力画面はこんな感じです。
まあ簡単です。あとは確認画面で確認して進めれば終わりです。
このように☟「ネット予約ID」と「パスワード」が発行されます。この番号をコンビニの発券機に入力すれば、ここで入力した情報がコンビニの発券機に表示されるという形です。
このように先に登録して、コンビニではお金を払うだけ、というスタイルなのが、セブンイレブンとファミリーマートです。
こちらから入力すると一瞬で終わります。
ローソンはコンビニで必要情報を登録するスタイルなので、スマホやPCは必要ありません。
ローソンの場合は、ナンバーや車台番号などの情報を持っていくのを忘れずに。現地でそれらの情報を発券機に入力しますので。
② コンビニへ行く→発券機等に申込番号を入力し保険料の「払込票」をプリントアウト
セブンイレブンの場合は、発券機は、こちら「マルチコピー機」です。
画面はこんな感じです。
「保険」→「自賠責保険」と言う感じで進んでいき、最後に先ほど発行された「ネット予約ID」と「パスワード」を入力します。
すると「払込票」が出力されるので、これをレジに持っていきます。
③ 「払込票」をレジへ持っていき保険料を支払う→「ステッカー(シール)」と「説明書」をもらう
レジで保険料を払うと、その場で、「ステッカー(シール)」と「説明書」が渡されます。
「ステッカー(シール)」はこれですね。あとでナンバープレートに貼りつけます。
説明書は、保険の内容が書かれているものです。
この2つを受け取ったら、最後にもう一度「マルチコピー機」へ行って、保険証書を打ち出します。
④ 発券機へ戻り「保険証書」をプリントアウトする
保険証書はこんな感じのものです。保険証書を携帯していないと30万円以下の罰金とされているため、自分は、一応コピーして財布に入れてます。
⑤ 「ステッカー(シール)」をナンバープレートに貼る
最後に、受け取ったステッカー(シール)をナンバープレートに貼ります。プレートの左上が定位置です。
これで準備完了です!