【海外駐在員の英会話】マンガでわかる!シンガポールのコロナ対策④




シンガポールのコロナ対策が英語のアニメでよくわかる!今回は第4回目。実践的な英語表現もどんどん身につきます。

シンガポール政府公認のコロナ対策キャラクター「The soaper 5(ザ・ソーパーファイブ)」の動画を見ながら、コロナにどう対応すべきか、ウィズコロナの日常生活で使われる英語表現を学んでいきましょう。

こども向けのアニメですが、英語はかなり実践的です。字幕もついているので文字で確認しつつ視聴を進められます。是非トライしてみてください。

今回は第4話(3分03秒)です。

まずは一度動画を見てください。

英語を理解するためのポイントは後ほど解説しますので、その解説を読んでいただいたあとで、もう一度動画を見てみてください。聞く→読む(理解する)→聞くというステップを踏むことで、より知識が定着し、ヒアリング力もアップします。

もくじ

英会話のポイントを解説

アニメを見てみていかがでしょうか。画があるので、ある程度ストーリーは押さえられたのではないでしょうか。

もう一度ストーリーで繰り広げられる英会話を振り返って、使われている単語やフレーズを押さえみましょう。

まずはストーリーの前提、前回までのあらすじから。

前回までのあらすじ

ウイルスが見える特殊な能力を持つヴァルンという名前の子どもが、同じ能力を持つウィルソンと出会い、ともにウイルスと戦うことになりました。が、まだまだ力が足りません。そんなある日、手から石鹸の泡を出す能力をもつソフィーに出会い、彼女も仲間になることになりました。

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イントロ

今回のエピソードはこんな感じで始まります。

The  duo is now a trio…

「2人組は今、3人組になりました…」

duo:2人組

trio:3人組

But there’s more help on the way…

「でも、もっと力が必要です…」

さて、今回はどんな仲間に出会えるのでしょうか。そんなころを期待させるイントロでエピソード4は始まります。

本編

通行人の咳から飛び出した空中を浮遊するウイルスを、ヴァルンの特殊能力レーザー照射で殺菌。

すれ違った子どもの手に飛沫がかかると、石鹸を作り出す能力を持つソフィーが子どもの手を洗う。

ウィルソンはダスター(ふきん)でドアノブを掃除…

という活動…ウイルスとの闘いを繰り広げます。

出鼻から登場人物がみんなマスクをしていないので、マスクをすべき、という方向へストーリーを誘導していく匂いがプンプンします(笑)

いずれにしてもヴァルン率いるチーム3人の息はぴったり。

ヒーロー(ヴァルン):Good job today, guys.

ヒーロー(ウィルソン):thanks, Varun. Today was really tough.

今回から、ソフィーも、仮面を着用しています。

ヒーロー(ソフィー):Yes, it’s real rush to get to people before they put their dirty hands to their faces.

汚れた手を顔に持っていく前に止めるのはほんと大変…

ソフィーはだれかが汚れた手を顔に持っていく前に、特殊能力で石鹸の泡をその人の手に投げつける役なので、こういう意見なんですね。

rush:忙しい

rush は、忙しいという意味でシンガポーリアンが好んで使う英語です、ね。busy よりも、よく使う感じがします。

ヒーロー(ソフィー):Why do people just keep touching their faces?

「なんでみんな手で顔を触りたくなるのかしら?マジわかんないよ。」

ヒーロー(ヴァルン):I’ve been wondering about that my whole life!

「僕は生まれた時からずっとそう思ってたよ。」

現在完了+my whole life:生まれた時からずっと

むっちゃレベル高い英語っすね。まあ雰囲気で理解できると思います(実際それで十分だと思います)。

ヒーロー(ヴァルン):If only there was a way to get them to just keep their hands away!

「みんなの手を顔から離せさる方法がありさえすればいいのに…」

ここで、シンガポールの感染症の考え方が、日本とは意外と違うことに気付きませんか?

私たち日本人は空中を浮遊する何か(ウイルス)を吸い込んで感染するかのような感覚があると思いますが、シンガポールではウイルスを触った手で顔を触る(口や目を触る)ことで感染すると考えています。

手で顔を触ることがかなり問題視されています。なので、ウイルスの付着した手で顔を触ること、これを防ぐ必要があるよね、という考えになっています。

この考え方の違いは、マスクに対して期待している機能にも若干の違いをもたらします。

ただのコロナ対策の啓蒙アニメですが、そんな基本的な考え方の違いも、見えてきますね。

話しは逸れましたが…。

そんな感じで3人が「人々に顔を触らせないこと」の難しさに悩んでいる、その時。4人目のメンバーとなる?ハナが登場します。

友達3(ハナ):I’ve got a way.

「解決策があるわ。」(と言いながら突然ハナが現れますw)

have got:持っている

way を解決策という意味で使うのも、シンガポール人が大好きな英語です。solution と同じ意味です。

友達3(ハナ):I know how to keep people from touching their faces!

「みんなに顔を触らないようにさせる方法なら、あるわよ。」

ヒーロー(ヴァルン):Who are you?

「誰?」

そりゃそうですね、急に話しに割り込んできたので、誰?ってなります(笑)

ヒーロー(ヴァルン):And how do you know what we’re doing.

「それに、なんで僕らがやっていることを知ってるの?」

友達3(ハナ):Hands Down Hana, at your service!

at your service:なんなりと(お申し付けください)

なーんか変な子が現れました。

ヒーロー(ソフィー):Hands Down Hana? Why ‘hands down’ ?

「なんで、Hands down、って名前なの?」

Why ‘hands down’ ?という感じで、動詞を無視する構文がシンガポールらしいです。文脈で内容はわかりますが。

友達3(ハナ):Hands Down because I can create power shields to guide people’s hands away from their faces.

shield:盾、保護するもの

power shield って何だかよくわからない技で、人々の手を顔から離すように仕向けることができる、らしい。

だんだんキャラ設定が強引になってきましたけど…。顔を触るのがダメというメッセージを示したいんでしょうね。

そのあと、ウィルソンがくしゃみをしたそうになると、ハナはpower shieldを発動させます。すると、口を押さえられず、肘(腕)でくしゃみを押さえるよう制御されます。

人の動きをコントロールするというかなりの特殊能力です(笑)

ヒーロー(ウィルソン):How did you do that?

「え?どうやったの?」

友達3(ハナ):That’s just something I’ve always been able to do.

「いつもやってることだよ。」

友達3(ハナ):Would have been better if you used a tissue when sneezing or coughing.

sneeze:くしゃみ

cough:咳

「くしゃみとか咳をするならティッシュを使った方がよかったね。」

仮定法過去完了ってやつですね。主語のyouが省略されています。文法的には聞きたくもない言葉ですね。内容は流れで想像できそうなので、それでOKだと思います。

ヒーロー(ウィルソン):Sorry, was distracted.

distracted:気が散る、取り乱した

「ごめん、気がちっちゃってたよ(うっかりしてたよ)」…みたいな感じでしょうか。

友達3(ハナ):So, what do you guys say? Am I on the team?

be on the team:仲間になる

「で、どうする?私を仲間にする?」

友達3(ハナ):You know you need me?

「私が必要でしょ?」

ヒーロー(ヴァルン):Give us one second.

「ちょっと待って…」

ヒーロー(ヴァルン):You’re in!

「オッケー、仲間だ!」

友達3(ハナ):Yippeee! 

「やったー!」

こうして、謎の特殊能力を有するハナが仲間になり、チームは4人になりました。

最後に通しで観てみましょう。

これでメンバーは4人になりました。Soaper5が結成されるまで、あと1人。次は誰が入るのでしょうか?

次回(第5話)へ続く…≫
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