世界三大仏教遺跡のひとつ世界遺産ボロブドゥール遺跡へ、インドネシア・ジャカルタから行く方法です。ジャカルタの空港といえばスカルノハッタ空港ですが、マイナーですがもうひとつハリム空港という小さな空港があります。いずれの空港からもジョグジャカルタ行きの便はたくさん出ています。
ハリム空港からは、シティリンク、バティックエア、タイ・ライオンエアの3つの航空会社がジョグジャカルタ空港行きの便を運航しています。
スカルノハッタ空港からは、シティリンク、バティックエア、タイ・ライオンエアに加えてエアアジアも運航、合計4つの航空会社がジョグジャカルタへ飛行機を飛ばしています。
どちらも料金は同じくらいなので、どちらを選ぶかは気分次第♪
今回は、ジャカルタ市内で一泊してからジョグジャカルタ空港へ向かったので、メインのスカルノハッタ空港よりも、市内からアクセスがいいハリム空港(正式名称は、ジャカルタ・ハリム・ペルダナクスマ国際空港)を使いました。ハリム空港…ちょっと興味ありということもあって。
日本からジャカルタ空港へ行って、そのままトランジットしてジョグジャカルタへ行くような場合には、スカルノハッタ空港から行くことになると思います。
ジャカルタハリム空港への行き方
ジャカルタの東に位置するジャカルタ第2の空港「ジャカルタ・ハリム・ペルダナクスマ国際空港」はご存知でしたか?
1985年にスカルノハッタ国際空港ができるまではハリム空港がジャカルタのメインの国際空港でしたが、スカルノハッタ空港ができてからはメインを譲り、ハリム空港は軍用機や政府要人のチャーター機の離着陸用のみに利用されていました。
最近のジャカルタ市内の渋滞問題、とりわけ市内からスカルノハッタ空港までの大渋滞が問題視され、その解消策のひとつとしてジャカルタ中心部から近いハリム国際空港の民間利用が始まりました。2014年にガルーダインドネシア航空系列のLCCであるシティリンク(Citilink)が就航したのを皮切りに、現在では多くの航空会社が乗り入れを開始しています。
スカルノハッタ空港とハリム空港の位置関係を見てみるとよくわかりますね。例えばブロックMからなら、ハリム空港までの距離は、スカルノハッタ空港までの距離の半分以下。しかも、スカルノハッタ空港方面へ行く大渋滞の道路を使わなくていい分、距離以上に時間の節約ができるのが一目瞭然という感じです。ほんと、市内からスカルノハッタ空港へ行く道路の渋滞の酷さを知っている方なら、ハリム空港の場所の良さがよくお分かりいただけるのではないでしょうか。
確かに今はスカルノハッタ空港行きの鉄道が開通して、交通渋滞を避ける方法も出来ましたが、やっぱり市内からタクシーをちゃっと拾って空港に行ける便利さったらないですよね。
そういう意味では、やっぱりこのハリム空港は貴重です。今後のためにも、ハリム空港がどんなものか、経験しておきたかったこともあり、今回はハリム空港を利用してみました。
利用した航空会社はシティリンク(Citilink)。聞いたことがあるような、ないような。インドネシアガルーダ航空のLCCだそうです。
ちょっとしたアクシデント!というか大失敗(笑)
ジャカルタからハリム空港までは、ほんと夕方近くの時間帯にもかかわらず、市内でちょっとハマった以外はほとんど渋滞なく到着できました。そこまでは良かったんですが…
結果的にこの選択は大失敗😨。
ひとり旅のときには、だいたいホテルも含めて事前にいろいろとチェックはするんですが、予約は結構ギリギリにすることが多いんです。道中のアクシデントとか、他に楽しそうなことが見つかると予定を変更することもよくあるので。
そんな感じで、今回もジョグジャカルタ行きの飛行機は、前日の夜に購入しました。
これが、大失敗。
なぜか、前日の夜からブッキングが急増して、完売のフライトがどんどん出て、選択肢が少なくなってしまい、余裕をもってジョグジャカルタ入りするつもりが、取れたチケットは18時20分ハリム空港発、19時25分ジョグジャカルタ空港着の便。
何が大失敗かというと、このフライト、当日3時間以上も遅延したんです。
なんでも、利用するジョグジャカルタからの帰りの便が、ハリム空港上空の飛行機混雑によりスカルノハッタ空港へ一旦向かったとのこと。空港ロビーはこのありさま。半端じゃない混みよう。これ小さい空港の弱点ですね。アクシデントに弱く、キャパが小さいから混みやすい。
3時間以上も飛行機が遅れればイライラする人もでてきて当然。お客さんが係員に詰め寄るような場面もありました。
まあ自分はというと、プライオリティパスをもっているので、空港ラウンジでゆっくりと食事をしたりして休んでいましので、それほどイライラもなかったです。それでも3時間はちょっときつかったですね。こんな人混みに3時間だったら死んでますよ😬
プライオリティパスで無料でラウンジを使えることによって、普段は、空港での時間調整が楽になったり、食事がとれたり、いったメリットを感じていましたが、飛行機の遅延があったときには決定的なメリットがあるって思いましたよ。
プライオリティパスってなんだ?っという方は、こちらを読んでみてください。➡ プライオリティパスで使える「ジャカルタ・ハリム空港」のラウンジ
話しが少しそれましたが、飛行機は、定刻の18時20分から3時間40分遅れて、やっと出発。飛行時間はたったの1時間5分。待ち時間で疲れた乗客で満席の殺伐とした空気の中、短くて長いフライトでした😅
ジョグジャカルタ空港からボロブドゥールへの行き方
予定よりも大幅に遅れて、23時、ほとんど深夜にジョグジャカルタ空港に到着しました。
ジョグジャカルタ空港からホテルまでは、タクシーの他、バスも出ていますので、当初はどうやっていこうかなぁっと考えていましたが、到着時間が深夜なのでノーチョイスですね。一番安全な空港タクシーを利用することにしました。
結果的には、楽だし、安全だし、この行き方が一番いいと思います。
空港の管理エリアを出ると、右側にATMがたくさんあります。ほんとうにたくさんあるので、気が付くとおもいます。(まずはそこでルピアを引き出すのもありですね。深夜でしたがATMは動いてました。)
そのちょっと先の右側にタクシーのチケットカウンターがあります。23時を回っていましたが、ATMと同様、タクシーカウンターも通常営業でしたね。この日は飛行機の遅れに対応したものかもしれませんけど。
カウンターのおじさんは、行き先別の料金表のようなものを持っていて、その料金表によるとボロブドゥールまでは250,000ルピア(2,000円くらい)。明瞭会計です。交渉とかめんどくさいので、その方がありがたいですね。
この日は深夜のためか、白タクはいませんでしたが、ネット情報では、白タクと交渉してもそのあたりが相場のようです。この明確な基準があるので交渉はしやすいと思います。空港タクシーが固定料金を持っているので、白タクがそれ以上の料金を要求するなら空港タクシーを使えばいいだけなので。
料金はこのカウンターで支払います(タクシーに乗ってからはお金を払う必要はありません)。お金をはらうとこんな感じのチケットのようなものをくれます。
この紙切れをもって、今度はこのカウンターの後ろ方向へ進みます。天井から吊るされている青い看板に「TAXI RAJAWAN」と書いてあるところがタクシー乗り場です(写真は翌日の昼間に撮ったものです)。
乗り場には案内係のおじさんがいますので、先ほどの紙切れを見せ、ホテルの名前を伝え、指定されたタクシーに乗車します。行き先のホテルは、案内係のおじさんがタクシーの運ちゃんに伝えてくれるので、あとは乗っているだけ。とっても楽です。
タクシーに乗ると、深夜のジョグジャカルタの道路はガラガラ。タクシーは恐ろしいスピードで走ります。ジョグジャカルタの市街地には多少街灯がありましたが、ボロブドゥールの近くになると本当に真っ暗。結構怖い感じ。やっぱり明るいうちに移動できる便でジョグジャカルタ空港まで行った方がいいですね。特に女性とかは。
タクシーが猛烈にすっ飛ばしたお陰で、ボロブドゥールのホテルには1時間もかからずに到着。着いたのは深夜0時40分くらいだったでしょうか。
実は飛行機が遅れていて到着が深夜になりそうなことは、ジャカルタハリム空港から事前にホテルに電話をかけて伝えておきました。翌日のポロブドゥール遺跡のサンライズツアーの参加申し込みも兼ねて。
そんなこともあってか夜中1時前だというのに、カウンターでおっさんが待っていてくれました。英語があまり通じなかったので、単にセキュリティの人だったのかもしれませんが。
いずれにしても、チェックインと翌朝のサンライズツアーの申し込みも無事完了。
えっ!?サンライズツアーの集合は朝4時30分???
もう3時間半しかないやん😁😅
ということで、そそくさと部屋に戻って、シャワーを浴びて眠りにつきました。。。😴