2015年、日本「新」三大夜景に選出された札幌市。その夜景を一望できる場所として一躍注目を集めているのが藻岩山の展望台です。
今回はそんな藻岩山へのアクセス・行き方、ロープウェイやケーブルカーの料金・終電時刻、レストランや周辺の人気スイーツ店カフェブルーの情報など、藻岩山を楽しむための情報盛りだくさんでお伝えしていきます。
日本新三大夜景
夜景観光において国内唯一の事業団体である一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが、全国の夜景鑑賞士からの投票に基づて、上位3位までの都市を日本新三大夜景としての認定しています。2015年に第一回目の認定が行われ、その後3年後とに見直しが行われています。
各更新年ごとの夜景都市の順位は以下の通りです。
第一回(2015年) (1位)長崎市 (2位)札幌市(3位)神戸市
第二回(2018年) (1位)北九州市(2位)札幌市(3位)長崎市
第三回(2021年) (1位)北九州市(2位)札幌市(3位)長崎市
札幌は、3回連続第2位!日本新三大夜景の座を守っています。
夜景観光コンベンション・ビューローという謎の団体、夜景鑑定士という謎の資格、そして2015年から突如始まった「新」三大夜景の認定など、突っ込みどころ満載ですが、キレイな夜景が見られる場所ということだけは疑いようのない事実です。
こちらが夜景観光コンベンション・ビューローがYouTubeで公表している、日本新三大夜景の紹介動画です。
2015年に第一回日本新三大夜景の紹介動画をアップして以来、更新がなく、やる気があるのかないのかわかりませんが…この動画の中で札幌の夜景スポットが紹介されているので、チェックしてみてください(1分34秒のあたりからが札幌の夜景の紹介です)。
ちなみに、この「新」三大夜景が出てくる前にあった日本三大夜景というのは、北海道函館市函館山、兵庫県神戸市摩耶山、長崎県長崎市稲佐山です。
藻岩山へのアクセス・行き方
藻岩山は札幌駅の南、北海道札幌市南区にあります。
アクセス・行き方は以下の通りです。
① 路面電車に乗ってロープウェイ入口駅へ行く
路面電車にはすすきの・狸小路あたりから乗るといいと思います。
路面電車は循環しているので、どちら行きに乗っても、目的の駅(ロープウェイ入口駅)に着けます。料金も一律200円です。
路面電車は中ほどの乗車口から乗って、前から降ります。料金は降りる時に支払います。全国の交通系ICカードも使えるので、普段使っているICカードやアプリを用意していくと便利です。
② 路面電車のロープウェイ入口駅から、ロープウェイの山麓駅(始発駅)へ行く(徒歩またはシャトルバス)
路面電車のロープウェイ入口駅からロープウェイの始発駅である山麓駅までは600m。最後は少し登り坂ですが、ぜんぜん歩ける距離です。
(徒歩で行く場合)
南19西15の交差点のもいわ山ロープウェイと書いてある案内表示に従って、交差点から見て300mくらい先にファミリーマートが見える方向に進みます。
ファミリーマートのある交差点を直進します。
右に緩やかにカーブする登り坂を少しだけ上がって、標識に従って歩道橋の手前(太陽食堂という沖縄料理屋)を左折します。
左手に駐車場を見ながら、坂道を上がっていきます。
その先の右手にロープウェイの始発駅である山麓駅があります。
(シャトルバスで行く場合)
路面電車のロープウェイ入口駅のある南19西15の交差点から、ロープウェイ方面へ歩いてすぐの左手にシャトルバス乗り場があります。
平日は夜のみ、土日祝日は10時から21時45分まで、15分間隔で運行しています。
帰りも、ロープウェイの山麓駅(始発駅)前からシャトルバスに乗れます。
③ ロープウェイ山麓駅(始発駅)からロープウェイに乗って、中腹駅へ。中腹駅からケーブルカーに乗って山頂駅(終点・展望台)へ行く
藻岩山の展望台がある山頂駅へは中腹駅で一旦経由する必要があります。
つまり、①山麓駅→(ロープウェイ)→②中腹駅→(ケーブルカー)→③山頂駅という順番に乗り継いでいく必要があります。
料金は
ロープウェイ(①山麓駅⇔②中腹駅):片道700円、往復1,400円
ケーブルカー(②中腹駅⇔③山頂駅):片道350円、往復700円
です。
ロープウェイとケーブルカーを一緒に買っても、往復で買っても、割引は何もないので、まとめて買う必要はありません。
特にケーブルカー(②中腹駅⇔③山頂駅)はむちゃくちゃ近いので、歩いても楽勝です。①山麓駅では、ロープウェイの往復券1,400円だけ買うのも一考だと思います。
やっぱり乗りたいとなったら、あとで(中腹駅でも、山頂駅でも)切符は買えます。②中腹駅→③山頂駅(上り)のだけケーブルカーに乗って、③山頂駅→②中腹駅(下り)歩く、なんていう選択も後でできますので。
といって自分は、ロープウェイとケーブルカーの往復2,100円の切符を買ってしまいました。そしてケーブルカーの乗ってその近さに後悔したので、皆さんにアドバイス。でした。
②の中腹駅で、ロープウェイからケーブルカーに乗り換えるのは、建物内を移動するだけ。ロープウェイのゲートからケーブルカーのゲートまでは、10メートルくらいです。室内の移動なので寒さの心配も要りません。
中腹駅からでも景色(夜景)が見られるんじゃね?という発想もありそうですが、中腹駅からはほとんど景色は見えません。
中腹駅から乗るケーブルカーは2台連なっているコレです。モーリスカーと呼ぶそうです。
ケーブルカーはとっても短いです。
その距離は600m。自然学習歩道という自然を楽しみながら散策するための道として整備されています(この先は土の登山道になります)。
特に帰りは下りですからね。350円の価値は無いと思います。
ケーブルカーに乗って辿り着いた藻岩山山頂は、標高531m。
山頂の展望台広場には鐘が設置されています。
恋人の聖地…。わかったような、わからないようなネーミングです。
南京錠ですね。商売の匂いしかしません…嫉妬でしょうか(笑)
藻岩山のロマンチックな夜景
藻岩山は、日本新三大夜景に認定された札幌の夜景を一番きれいに見ることができる場所としても有名です。
夜になればケーブルカーから見える景色も一変します。
山頂展望台の鐘もライトアップされて幻想的な雰囲気を纏います。
綺麗な夜景にうっとり。ロマンチックすよね。
宝石を散りばめたような、圧巻の夜景に言葉を失います。
山頂駅のレストラン THE JEWELS
山頂駅の2階にかなりヤバいレストランがあります。
札幌の夜景が一番美しく見えるレストラン【ザ・ジュエルズ】です。
全面ガラス張りの超絶景ホテル。昼間でも相当すごいですね。
(営業時間等)
夏期:11:30〜21:00(LO20:00)、冬期:12:00〜21:00(LO20:00)
ランチ2,500円〜、ディナー5,800円〜
(レストラン予約センター)
TEL : 011-518-6311 (予約受付時間 11:00〜20:00)(公式サイトからWEB予約も可能です)
結構本格的なフレンチレストランです。詳しくはザ・ジュエルズ公式ホームページをチェックしてください。
藻岩山ロープウェイの終電(最終)
というキレイな夜景ですが、現実的なところとしては、終電が何時までか、気になるところではないでしょうか。
山頂からの帰りのケーブルカーは21時50分が最終です。
山麓駅(始発駅)から上りの最終は21時30分ですが、それだと山頂で夜景を楽しむ時間がありません。夜景を楽しむためには、どんなに遅くても21時には山麓駅(始発駅)からロープウェイに乗っておきたいところです。
運行時間の最新情報は藻岩山ロープウェイ公式サイトをチェックしてください。
藻岩山には車で行けるか?駐車場はあるか?
藻岩山の中腹駅には80台の無料駐車場があります。中腹駅まで車で行って、そこからケーブルカーもしくは徒歩で山頂を目指すことができます。
人気のふわふわ系ホイップホットケーキ Cafe Blue(カフェブルー)
藻岩山のふもと、路面電車のロープウェイ入口駅とロープウェイの山麓駅の間に、札幌ではちょっと有名な人気ホットケーキ屋さんがあります。
店名はCafe Blue(カフェブルー)。
営業時間は、9時〜18時(9時〜11時はモーニングで別メニュー)なので、夜景が見れる時間帯との相性は良くないですが、とても人気のあるお店で、ちょっとした観光スポットなので、藻岩山観光のついでに立ち寄れればかなり効率的だと思います。
店内はゆったりスペースを取った、おしゃれな洋風カフェスタイルです。
いつもはコーヒー派ですが、紅茶が飲みたくなる雰囲気です。
そしてこちらが、カフェブルーのホットケーキ。一番人気のブルーベリーレアチーズです。
ふわふわ食感の自慢のパンケーキに、自家製生クリームをたっぷりとオン。果肉たっぷりの贅沢な自家製ブルーベリーソースに、相性の良いレアチーズを添えた一番人気です。
新鮮な素材で作った生クリームの優しい甘さとふわふわパンケーキに染みたバターの塩気のバランスが絶妙。
見た目よりあっさりしているので、どんどん行けます♪
最後に紅茶を飲み切って、カップの底から出てきた熊さんにホッコリ。
幸せな時間が流れる素敵なカフェでした。
場所はこちらです。
住所:北海道札幌市中央区南19条西16丁目9−12
結構普通の住宅街にあるので、そんなイメージで探していただくといいと思います。