この記事では、北海道小樽で一番人気のアクティビティ【小樽運河クルーズ】のチケットを割引クーポンを使って予約する方法をご紹介します。
小樽運河とは
1923年(大正12年)に完成した全長約1.3キロメートル、幅40メートル、深さ2.4メートルの運河。
一般的な建設方式である掘り込み式(平地に水路を掘って水を通す方法)ではなく、埋め立て式(水路となる部分以外を埋め立てて運河を作る方式)で造られたため、運河の岸壁は当時の海岸線に沿って曲線になっています。
このような湾曲した岸壁を持つ運河は世界的にも稀であり、この形状が小樽運河独特の美しい景観を作りだしています。小樽運河の人気の秘密は運河の作り方に由来しているんですね。
建設当時は栄華を極めた小樽運河ですが、1940年(昭和15年)に第一埠頭が完成すると、運河の利用は激減し、運河の撤廃の動きが進み、結果、道路拡張のため南運河の半分が埋め立てられてしました。
ガイドブックなどで必ず紹介されるこの場所は南運河です。
南運河の半分が埋め立てられた後は、逆に小樽運河の歴史的価値に着目し運河保存の動きが強くなり、埋め立ては中止。北運河は当時の河幅を残したまま現在も保存されています。
小樽運河クルーズでは、出航後一旦小樽湾へ出たのち、埋め立て前の広さを残す北運河を通って、多くの観光客で賑わう南運河へと回ります。小樽運河の全貌を見ながら、美しい景色とともに、その歴史を感じることができます。
現地で貰えるマップには見どころがたくさん記されています。
クルーズの様子については、公式サイトがユーチューブ動画を上げているので、こちらが分かりやすかもしれません。
小樽運河クルーズの口コミ・評判
小樽運河クルーズ体験者の口コミを読めば、このクルーズがいかに素晴らしいがわかります。小樽一番人気のアクティビティの称号は伊達じゃないですね。皆さん大満足です♪
とても綺麗でした!(リツ子さん・2022/7/22・家族旅行)
小樽運河からのナイトクルーズを満喫出来ました。小樽港にまで出て行けて、40分の内容はとても充実したコースになっています。小樽運河からの夕景と夜景を眺めることができて、他の方にも是非オススメしたいです。
のんびり楽しかったです☆(未奈実さん・2022/10/21・家族旅行)
家族旅行で利用しました。ナイトクルージングでしたが夜景も見えてとても綺麗でした。次はお昼に利用してみようと思います!
小樽に来たなら乗船すべき!(KKday会員・2022/10/25・一人旅)
9月22日、デイクルーズ最終便16時の回に乗船をしました。昼間の明るい時間〜日が暮れ始める時間帯のため、1回の乗船で両方が楽しめたのでよかったです。シルバーウィーク中だったこともあり早々にチケットが完売になっていましたので、事前予約をおすすめします。
所要時間は?
所要時間は40分くらいです。
乗船時間は?
運行時刻は11時開始、一日10便が基本です。
また、デイクルーズは1時間おきに、ナイトクルーズは30分おきに出航します。ナイトクルーズは日没時間によって変わるので、季節によって運行スケジュールが微妙に変化します。
例えばこんな感じです。
(冬季〜日没時刻は16時過ぎ)
デイクルーズ:11時〜、12時〜、13時〜、14時〜、15時〜、16時〜
ナイトクルーズ:16時30分〜、17時〜、17時30分〜、18時〜…
(春・秋季〜日没時刻は18時ごろ)
デイクルーズ:11時〜、12時〜、13時〜、14時〜、15時〜、16時〜、17時〜
ナイトクルーズ:18時〜、18時30分〜、19時〜
日没時刻によって、デイクルーズ・ナイトクルーズの出航時刻が毎月調整されるので、正確なスケジュールは小樽運河クルーズの公式サイトをチェックしてみてください。
船の定員は?
最大定員は48人です。
船はカナル1号からカナル7号まで7種類あります。歴史ある小樽運河に溶け込む特別デザインで、全船バイオディーゼル燃料駆動のエンジンを搭載したエコフレンドリーな船なんだそうです。
現在は41人〜48人乗りの5号、6号、7号がメインで運用されています。
簡易な座席に見えますが、意外とハイテクです(笑)
青いシート部分はシートヒーター付で冬はあったかくなります。がっつり温めてくれるシートなので、想像以上に快適です。
当日券はあるか?
当日券はあります。ただし朝からどんどん埋まっていきます。
そして結構早い時間に完売します。
ボートの定員も40名そこそこだし、船の数にも限りがあるし、他のクルーズ会社もないし…ということで人気の割りにキャパが小さいので、すぐ完売します。
予約は必要か?
予約は必要だと思います。
理由は以下の通りです。
✅ キャパが小さいので、小樽へ行く日(乗りたい日)のチケットが完売になる。
そもそもチケットが完売になったら乗りたくても乗れません。予約しておけば、そういうこともないわけでして…。
✅ あらかじめ希望の時間のチケットを押さえた方が移動効率がいい
午前中に行けば当日券がないということはないと思いますが、それでもどの時間のチケットが買えるかわかりません。
買えたチケットが2時間後だったりして…2時間後にまた乗り場に帰ってこなければいけないとか、めんどくさくないですか?
事前に予約しておけば、その時間(15分前)に乗り場に行けばいいだけです。観光スケジュールも立てやすいと思います。
✅ ナイトクルーズは入手困難です。
小樽の昼間は、市場で海鮮食べたり、散策したり、スイーツを食べたり、いろいろすることがあるので、1日小樽で過ごす予定なら、小樽運河クルーズはナイトクルーズにした方が観光効率は良さそうです。
でも考えることはみんな同じですね。ナイトクルーズなんかは1週間先まで埋まっていることがあるくらいです。
当日はQRコードを見せるだけ(KKday会員さん・2022/09/15・家族旅行)
旅行者が増えてきましたので、予約したほうが良いです。
予約した方がいいです。(KKday会員さん・2022/11/12・友達)
2時過ぎに覗いてみたら「完売」の看板が出てて焦りました💦 でも窓口でメールで届いたQRコードを見せたら即チケット発行!予約しといてよかった^ ^ 小樽運河クルーズも素敵でした。おすすめです。
チケットの正規料金
現地へ行ってチケットを買う場合(もしくは公式サイトでチケットを買う場合)の料金は以下の通りです。
正規料金 | 大人 (13歳〜) | こども (6〜12歳) |
デイクルーズ | 1,800円 | 500円 |
---|---|---|
ナイトクルーズ | 1,500円 | 500円 |
デイクルーズ(昼間)よりもナイトクルーズ(夜)の方が300円高いので、どちらにするか悩みどころですね。
デイクルーズ
ナイトクルーズ
どっちも楽しみたい〜♪とい場合は夕暮れ時を狙います。
クルーズ時間は40分あるので、夕暮れ時スタートの船を予約すれば、夕焼けと夜景の両方が見れるかも。これが一番のプレミアチケットですね。
小樽運河を100%楽しむクルーズ(優樹さん・2022/9/27・カップル)
17:30からのクルーズに予約しました。 夕暮れ時の景色と夜の灯りが運河に反射して映る景色どちらも見ることができました。 ギャプテンはバードさん!!小樽運河の歴史や景色を楽しく解説していただきました! 運河から見る景色は絶景ですので、小樽に来た時は是非他の方にもクルーズ船に乗って楽しんでいただきたいです!
小樽市の日没時刻
そうなってくると気になるのが日没時刻ですね^^;
小樽市の各月1日の日没時刻がこちら。
1月1日 | 2月1日 | 3月1日 | 4月1日 | 5月1日 | 6月1日 |
4時10分 | 4時47分 | 5時24分 | 6時01分 | 6時36分 | 7時08分 |
7月1日 | 8月1日 | 9月1日 | 10月1日 | 11月1日 | 12月1日 |
7時19分 | 6時58分 | 6時12分 | 5時18分 | 4時28分 | 4時02分 |
夕焼けに染まる運河や赤レンガの倉庫群はめっちゃキレイです。
ただし、小樽港は北東向きなので、残念ながら水平線に沈む夕陽を見ることはできません。逆に言うと陽が沈むドンピシャのタイミングを狙う必要はないです。
チケットの販売サイト
小樽運河クルーズのチケットを扱っているサイトの料金を比較すると、こんな感じです。どこでも一緒ですね。
種類 | 公式サイト | じゃらん |
デイクルーズ | 1,500円 | 1,500円 |
---|---|---|
ナイトクルーズ | 1,800円 | 1,800円 |
割引クーポン | なし | なし |
その他小樽運河クルーズに関するよくある質問をまとめておきましょう。
- 集合場所(乗船場所・チケット売場)は?
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最寄り駅は小樽駅。駅から集合場所までは徒歩8分です。
小樽駅正面の中央通り(下り坂)をひたすらまっすぐ進むだけです。
坂を下りきったところに橋(中央橋)の麓が船乗り場とチケット売場があります。
- 駐車場はある?
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駐車場はありません。周辺の有料駐車場を利用することになります。
- 運河のライトアップは何時まで?
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運河沿いの倉庫群のライトアップは日没〜22時30分まで(ガス灯の点灯は午前0時まで)。小樽運河のナイトクルーズを見た後でも、小樽の夜景を見て回ることができます。
- 冬の寒さ対策は?
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冬季は船に幌(ビニールの屋根)が取り付けられます。座席はシートヒーターで温められ、ブランケットの貸し出しも行っています。
出典:小樽運河クルーズ
それでもここは北海道。ダウンジャケットやコート、マフラー、手袋など、真冬の防寒対策で行った方がいいですね。
- 雨が降ったら?
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小雨であれば運行します。その際はレインコートの貸し出しを行っています。
- 天候不良の場合は?
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強風、高潮、大雨、大雪、雷などの悪天候や、船長が運航の安全を確保できないと判断した場合は、コース変更または運休となります。チケット代金は払戻されます。
- 安全対策は?
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万が一運河に落ちても大丈夫なように、腰巻式の救命胴衣が全員に支給されます。ちなみにこれまで運河に落ちた人はいないそうですw
- トイレはある?
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船上にはトイレがありません。お手洗いは乗船前に済ませておきましょう。
- 荷物預かりはある?
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荷物の預かりはしていません。ベビーカーは発券所の横に置いていくことができます。