函館は美しい景観と歴史的な建物が魅力の街で、その観光の一部として路面電車の利用は欠かせません。初めて函館の路面電車に乗る方のために、乗り方を分かりやすく説明します。
路面電車の概要と路線図
路面電車は、函館の主要な観光地を結んでいるので、路面電車の乗り方を覚えると函館観光の機動力がぐんと増します。
まずは路線図を押さえておきましょう。
路面電車(函館市電)の路線の概要は以下の通りです。
- 2系統(湯の川 – 谷地頭)
- 5系統(湯の川 – 函館どつく前)
路線図はこんな感じです。
見慣れない路線図だとスッと頭に入ってこないですが、実はめっちゃ単純です。
ポイントを解説しておきましょう。
湯の川から十字街まではどちらも同じです。
意外と重要かもしれません。
五稜郭の最寄り「五稜郭公園前」、JR函館駅の最寄り「函館駅前」、函館山ロープウェイ乗り場やベイエリアの最寄り「十字街」は、5系統・2系統共通。どちらでも停まります。
普通の観光の方は系統なんか気にしないで、来た路面電車に乗ればいいんですね。ただし、方向だけ間違わないようにしましょう。
5系統の終点「函館どつく前」は函館山の北側にあります。
「函館どつく前」の観光スポットといえば、外国人墓地とかですね。少し上級者向けの観光スポットですが、函館湾を望む函館らしいキレイな風景が楽しめるスポットが多いです。
2系統の終点「谷地頭」は函館山の南側にあります。
「谷地頭」の観光スポットといえば、立待岬ですね。こちらも、函館観光的には若干上級者向けのスポットですが、函館湾の外海、津軽海峡が望む、自然豊かなエリアです。
運行時間・時刻表
「函館駅前」の始発・終電は以下の通りです。
2系統(谷地頭行き)
- 始発:6時36分(平日)、6時56分(土日祝)
- 終電:21時56分(平日・土日祝)
5系統(函館どつく前行き)
- 始発:6時40分(平日・土日祝)
- 終電:22時16分(平日・土日祝)
湯の川行き(五稜郭・競馬場方面)
- 始発:6時53分(平日)、6時59分(土日祝)
- 終電:22時46分(平日)、22時46分(土日祝)
始発・終電は駅(停留所)によって異なりますので、ご参考ということで。
運転間隔は朝晩の通勤通学時間帯は5,6分おき、日中は7,8分おき、20時以降の深夜になると20分おきくらいになります。
乗車の手順
1.停留所での待ち方
停留所で路面電車を待つ際は、他の乗客の邪魔にならないように並びましょう。電車が近づいてきたら、乗車口の近くに移動します。
2.乗車
中央のドアから乗車します(降車は前方のドアから)。
全国の交通系ICカードが使えます。交通系ICカードを持っていれば、カードリーダーにピッとタッチすればOKです。
ICカードを持っていない場合は整理券を取りましょう。
3. 車内での過ごし方
普通のバスや電車と同じですね。
車内では静かに。通話はNG。お年寄りの方が多いので、優先席はもちろん、席は譲るようにすると、気持ちよく過ごせます。
4. 降車の手順
降りたい停留所に近づいたら、車内に設置されている「降車ボタン」を押して、運転手に知らせます。
交通系ICカードを使っている場合は、運転席の横のカードリーダーにタッチして降車します。
交通系ICカードを持ってない場合は、乗車時にとった整理券を運転手さんに見せて、料金を料金箱に入れて降車します。
まとめ
函館の路面電車は、観光地を効率よく巡るための便利な交通手段です。乗車方法やマナーを守りながら、快適な旅を楽しんでくださいね。
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