一時帰国したら消費税免税で買い物をしよう!

海外在住の方が、日本に一時帰国して、日本で海外で使うものを買った場合、一定の要件を満たせば消費税が免税になります。

ほら、一定の要件とか言って、もう難しいじゃん。いいよ面倒だから8%くらい払うよ。ってなっちゃいそう。。。でも待ってください。簡単だから。簡単すぎますので、一時帰国の際は免税でお買い物を楽しみましょう。

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免税で買える人の要件

免税で買い物をするには、まず海外居住者じゃないといけません。読んで字のごとくですが、要は日本に住んでいないってことです。
海外赴任の前に、住民税を払わなくていいように、役所にいって住民票を抜いてきましたでしょうか。その手続きをした人は海外居住者ですので、免税でお買い物ができます。

観光庁のHPにある海外居住者の要件が以下。
① 外国にある事務所(日本法人の海外支店等、現地法人、駐在員事務所及び国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者
② 2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者
③ ①及び②に掲げる者のほか、日本出国後、外国に2年以上滞在するに至った者
④ ①から③までに掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6か月未満の者

わざと難しく書いて、免税の利用をさせないようにしてんじゃね?って思いたくなりますね。
要は2年以上海外に住む予定で海外に住んでる人はOKってこと。もちろん2年以上実際に住んでいる人もOKで海外で働いている人もOK。

以上が定義なんですが、この間一時帰国して、ある時計屋さんの店員さんに免税販売やっているのか聞いたんですが、店員さんは「やってますよ。海外に実際2年間住んでいて、3ヶ月以内に出国する予定があることが確認できれば…」っと言ってました。お店の人も良く理解していないんですね(笑)。独自ルールかもしれませんけど。
ちなみに、時計のオーバーホールは作業や部品の消費は日本国内行われるので、一時帰国でも免税にはなりません。免税になるのは、買ったものを海外で使用(消費)する場合だけですね。

話しを元に戻して。上記の定義に当てはまるような海外でしばらく働く予定の人は、一時帰国の際、免税店(免税店のリスト)で買い物をすると、消費税抜きで買い物ができます。

免税店には、ビックカメラとかヨドバシカメラとかの家電量販店、薬局、ユニクロ、高島屋とか伊勢丹とかの百貨店などなどがあります。タックスフリーとかデューティーフリーとかの呼び方のほうが一般的かもしれません。

免税店の人はお客さんが海外居住者かどうかなんか実は確認しようがないので、自分の経験では、あれこれ聞いてくることはないです。「一時帰国でーす」と言って堂々としていれば、免税の手続きをしてくれます(実際海外居住者の一時帰国者なので、まったくやましいこともありません)。

帰国日のスタンプのあるパスポートを用意しましょう

免税で買い物をする際、お店では、必ず入国(帰国)日をパスポートで確認します。

日本に帰国した日付のスタンプのあるパスポートを用意しましょう。

注意したいのは、空港で自動化ゲートを利用する人です。自動化ゲートを利用してもOKですが、スタンプだけは後からもらっておいてください。ゲートを通過した後に、近くにいる空港職員の方に「スタンプだけくださいーい」っていえば、はいよっと押してくれます。

出国時の荷物検査は?

日本の消費税は、日本国内で消費するものに対してかけられます。逆に言うと、海外で使用(消費)するものには消費税は掛かりません。なので海外勤務者が一時帰国時に買ったものには消費税がかからないんですね。海外へ持ち出して、海外で使用(消費)するので。

ということは、国としては本当に海外に持ち出しているかチェックしたいところですよね。ところが、経験上、国内で免税で買った商品を空港でチェックされたことは一度もありません(別に違反しているわけでもないのでチェックされてもいいですが…)。
自動化ゲートで入ってしまうので、空港会社のチェックインカウンター以外でパスポートを提示する場所がないんですね。買った商品も普通はバッグに入れて預けてしまっていますし。

ということで、面倒なこと一切なし。海外勤務の方は積極的に利用しましょう。っといっても8%って払うのは嫌だけど、節約すると実はあまり大きな金額じゃないんですけど。