いや~ やっぱりこういう雑記系の記事は気が楽です。
このサイトでは、その名の通り、シンガポールをはじめとするアジア各国の情報をお届けしているわけですけど、観光系の記事の方がやっぱり気を遣います。なぜかというと、記事を読んで観光にくる人に楽しんでほしいので、なるべくわかりやすく、有用な情報を選んで、書いているからです。一生懸命書いています。手前味噌ですけど、内容の濃いいい記事が多いですよね。
なーんて独り言から入れますからね。そうは言ってもちゃんとお伝えしますよ。特にシンガポールの観光に関することは。なる早で。
今この記事を書いているのは2019年4月17日です。何の日かというと、シンガポールのチャンギ空港にジュエル(Jewel)という複合施設がオープンした日なんです。
で、このサイトが最初にそのJewelを紹介したのは、2017年8月16日でした。オープンから1年半以上前からJewelの建設について記事にしていました。我ながらアッパレ。
そして今回は、マリーナベイサンズのタワー&アリーナ(仮称)の建設情報を嗅ぎつけたので、リークしちゃいましょう。
マリーナベイサンズ タワー&アリーナ(仮称)
新ホテルの名称は決まってないので、名前は完全に仮称ですよ。
マリーナベイサンズを運営するラスベガスサンズグループが、マリーナベイサンズホテルの拡張プロジェクトについてシンガポール政府と合意した、そう発表しました。
そのプレスに添付されていた1枚のイラストが以下のもの。太陽は朝日なので、写真の上側が東です。写真のマリーナベイサンズの左側(北側)にある高い建物が新タワーホテルで、平べったいドームのような建物が新アリーナですね。
見た目は意外とふつぅ~😶
開発と運営を手掛けるラスベガスサンズによるプレスリリースの要旨はこんな感じです。
- 2010年の(一部)開業以来、3.3億人がマリーナベイサンズを訪れ、マリーナベイサンズ事業は大成功を収めた。
- ラスベガスサンズはシンガポール政府とマリーナベイサンズの拡張プロジェクトの負託について合意した。
- マリーナベイサンズ隣接の15,000人収容のアリーナと、1,000のスイートルームがあるタワーホテルの建設を予定。設計はマリーナベイサンズと同じサフディ氏に委託する予定である。
- ホテルの屋上には、マリーナベイサンズと同じく、ルーフトッププールや高級レストランを配する予定。
- 総工事費は45億シンガポールドル(約3,800億円)。建設スケジュールは白紙であると発表されています。
マリーナベイサンズの開業は2010年ですから、新ホテルが営業を始めるころには創業13年とか15年とかになって、だいぶ老朽化がすすんでいるでしょうから、リニューアル期間の観光客の受け皿という考えもありそうです。
大収容のアリーナをつくる目的は、世界的なアーティストがコンサートを開き、お客さんが集まって、知名度も上がり、また観光客が集まる、という好循環を狙っているらしいですね。実にシンガポールらしい発想です。
自分たちの力では人を集められないことをシンガポールは良く知っているので、キレイな器を作って、海外から影響力の強いものを好条件で誘致して、それを目当てにさらに人を集めるという、いつもの戦略です。
日本でやったら、外国人なんか優遇するなとか、器は税金の無駄遣いだとか、アリーナやホテルの収支はどうするんだとか、批判する輩が出て、せっかく作っても天下りの素人が自分の在任期間のことだけを考えてテキトーに運営して、ハゲタカに売っちゃうのが関の山です。
キレイな器を作る→外人を呼ぶ→外人にさらに外人を集めてもらう→外人にお金を落としてもらう…。そこまで狙ってキレイな器を作るなんて、独裁的なトップダウンのシステムじゃなければできないです。
いずれにしても、今回も超トップダウンで爆速で契約まで至っていますので、新ホテルの建設スタートや営業開始も意外と早いかもしれませんね。ちょっと注目です。