ダンブッラからトゥクトゥクで2時間、ついにポロンナルワ到着。
このポロンナルワ遺跡、実はスリランカ人の知り合いから薦められて今回の旅の訪問候補地に入れました。彼曰く、スリランカで見ておくべき場所は、①シーギリヤロック、②キャンディ、③ポロンナルワだそうです。そう、ポロンナルワ遺跡はスリランカ人がすすめるベスト3に入る場所なんです。楽しみです。
ポロンナルワ遺跡
ポロンナルワは、11世紀に起こった南インドタミル系のチョーラ王朝による侵攻を受けて、アヌラーダプラから遷都された、シンハラ王朝による2つ目の王都である。シンハラ王朝は、ポロンナルワにおいて大規模な灌漑事業を敢行し、農業と交易を中心として発展する豊かな首都を作りあげたが、13世紀に再び南インドのカリンガ王朝の侵攻を受け陥落した。
シンハラ王朝は、灌漑事業による農業の発展とともに仏教の普及にも力を入れいおり、全盛期には、タイやビルマなどからもたくさんの僧侶が訪れる大仏教都市となった。
ポロンナルワ遺跡群には、当時のシンハラ王朝が築きあげた豊かな王都の様子を表現する建造物や仏教に強く影響をうけた寺院の遺跡が数多くのこされている。これらのポロンナルワ遺跡は、スリランカ随一の史跡として1982年に世界遺産に登録されている。
ポロンナルワ遺跡群は、バラクラーマサンドゥーラと呼ばれる貯水湖の東に位置するエリア全長10㎞程度に集中する遺跡群である。
場所・行き方
スリランカの北東に位置し、アヌラーダブラ、キャンディーとともにスリランカの文化三角地帯の頂点を構成するのがポロンナルワ遺跡です。
ダンブッラからは東へ70キロくらい。トゥクトゥクで2時間くらいかかります。
入場料
ポロンナルワ遺跡観光には入場料がかかります。入場チケットはポロンナルワ博物館のチケットカウンターで購入することができます。
外国人の入場料は、25ドル、もしくは3,850スリランカルピーです。実際の料金は時期によって変動(値上げ)している可能性があります。カウンターにあるこんな感じのプライス表示に従って支払ってください。
※ チケット料金表示の写真なんか見たい人いないかと思い、削除しようとしたところ…3行目に、ポロンナルワハーフっという文字を見つけて思いとどまりました。エリアがハーフなのか?時間がハーフなのか?
調べてみると、南アジア地域協力連合(SAARC)(インドとかパキスタンとか)出身の人は半額みたいな英語のサイトがあったので、それのことかもしれません。 ちょっと確信を得るところまでは調べきれなかったので、もし気になる方がいたら現地で聞いてみていただけたらと思います。半日チケットとかあったらうれしい場合もあると思いますので。
チケットセンターのあるポロンナルワ博物館の場所はこちらです👇(グーグルマップとリンクしてます)
ポロンナルワの各遺跡の位置関係
ポロンナルワはスリランカを代表する世界遺跡ですが、やっぱり情報量が少ないですね。特に超人気スポットシーギリヤロックと比べると。
それと余談ですがこの遺跡、名前が覚えにくいんですよねぇ😬。それが理由かどうかわかりませんけど、何度聞いても、何が重要スポットなのか、スッと落ちてこないんです。
なので行く前に主要遺跡の位置関係をざっと整理しておいた方がいいと思います。
下の地図が、今回、スリランカでお世話になったスーパーなトゥクトゥクガイド、その名もマチャンが案内してくれた所のうち、ポイントとなるエリアを簡単にまとめたものです。
北のティワンカ寺院から、南の石立像までは 7~8 kmあります。往復するとその倍の距離になります。自転車だと相当きついはずです。暑いですし、道は平坦ではないですし、舗装されていない道も多いので。
ということで、自転車を一生懸命こいでいる観光客もたくさんいましたが、自転車観光はおすすめしません。トゥクトゥクを頼んだ方が絶対にいいです。
👇 こっちは画像です(グーグルマップとリンクしていません)。
効率的な観光ルート
トゥクトゥクで回るなら、④の石立像のエリアを見て、チケットセンターでチケットを買って、①宮殿跡のエリア→②クワドタングルエリア→③ランカティラカとガルヴィハーラのエリアというように北上していき、最後に⑤ティワンカ寺院を見るという流れが一番移動効率がいいと思います。
もし自転車で回る場合には、体力的にそのすべてを見るのはきついかなと思います。エリアを絞って濃いところだけを拾って、ゆっくり遺跡を味わうというのがいい方法だと思います。
ポロンナルワ遺跡のポイントとなるのは、①宮殿跡のエリア ②クワドタングルエリア ③ランカティラカとガルヴィハーラのエリア(上のマップで青色で囲った部分)ですので、ここを中心に回ることをおすすめします。この3つ含めたエリアを中心とするならば、エリアの端から端まで 3~4 km となり余裕をもって楽しめると思います。
⑤ティワンカ寺院のエリアは移動効率が悪いので、体力温存を考えた場合、最初に切り捨てることを検討する対象になりますね。ティワンカ寺院は、外壁の彫刻も豪華だし、中の仏像も結構素敵ですけど。
道中、ティワンカ寺院の近くに井戸の跡の遺跡がありましたが、ティワンカ寺院は基本的には単独で存在しているので、移動してティワンカ寺院を見て帰ってくるという感じで移動効率があまりよくありません。舗装されていない道路+坂道だったと思いますし。
急な登り坂で、自転車から降りて、泣きそうになって自転車を引っ張っている少年がいました。トゥクトゥクドライバーが、引っ張ってあげようとしたんですが、それを断って、頑張って自分で歩いていってましたけど。
④の石立像のあるエリアは、石立像のほかにもいくつか見どころがありますので、時間と体力に余裕があれば行ってもいいと思います。チケットなしで入れますので、チケットセンターに行く前に立ち寄るようにルートに組み立てるとロスなく観光できますよ。
①から⑤までのすべてのエリアの遺跡の様子は、次の記事にまとめてありますので、旅の組み立ての参考にしていただければと思います。≫ 次の記事