テレワークは英語?コロナで頻出の在宅勤務の英語表現を知っておこう!

在宅勤務を表す英語として、日本では、テレワーク(Telework)という言葉がよく使われますが、テレワークは果たして英語でしょうか。それとも和製英語でしょうか。

もくじ

テレワーク(Telework)とは?

「テレ」というと、思い浮かぶのは、まずテレフォン(電話)じゃないでしょうか。

なのでテレ-ワークは電話を使って働くこと。この時代だから、テレと言ったら、テレフォン(電話)に限らず、インターネットなんかも当然含みますよね。なので、テレワークというのは、電話とかネットとかの通信技術を使って(自宅で)働くこと、そんなイメージがあるのではないでしょうか。

テレ(Tele)という接頭語の意味は?

このイメージはもちろん違わないんですが、テレ(Tele)という、言葉(接頭語)は遠く(Far)といった感覚の言葉なので、「Tele-work」は、遠く-仕事という意味合いですね。

こうなるとどうでしょう。

単にオフィスから離れた場所で働く感覚がTele-workという言葉から感じ取れないでしょうか。これが在宅勤務=テレワーク(Telework)の意味するところです。もちろん結果的にテレフォンのような通信技術は使います。

テレワーク(Telework)の語源は?

テレワーク(Telework)という単語は、1970年代にアメリカのNASAに勤務していた、ジャックニルス(Jack Nilles)によって造られた言葉(造語)という説があります。

実際、ジャックは当時、テレワーク(Telework)や同義語のテレコミュート(Telecommute)に関する著書を多く出版しています。

著書では、将来主流となるテレワーク(Telework)をどう管理していくかが記されているわけですが、テレワーク(Telework)はこう定義されています。

 Telework, or telecommuting, a term coined originally by Nilles, means basically moving the work to the worker instead of the other way around.

テレワーク(Telework)とは、基本的に、業務の方が労働者の居る方へ動く仕組み(その逆の(今までの)やり方に代わって)。

敢えて単語の直訳を残しつつ、本意を表現したかった訳ですけど、イメージいただけるでしょうか。

あなたが会社まで来なくても、仕事の方があなたのいるところへ行きますよ~って感じですね。

テレワークの本当の意味は?

テレワークはこんな概念的なものなので、オフィスから離れたところで働いていれば全部テレワークなんですね。

ずっと自宅で働いていてもテレワークですし、午後だけ自宅で働いていてもテレワークです。自宅だけではありません。スタバで仕事をしていても図書館で仕事をしていてもテレワークです。

この感覚を時間軸だけにフォーカスすると、オフィス勤務の時間が長い場合が多いので、オフィスメインで在宅勤務をする場合に、テレワークという言葉を使います。と説明されたりするわけです。

実際は、テレ=遠隔なので、離れて仕事をすれば、オフィスメインであろうがなかろうが、自宅であろうがなかろうが、テレワーク。それが、テレワークです。

リモートワーク(Remotework)とは?

テレワークと同じように使われるのがリモートワークですね。

Remote(リモート)というとよくリモートコントローラー(リモコン)、リモートシステムなどといった言葉から連想される日本語では、「自動的」という意味がありそうですが、英語でRemote(リモート)といった場合は、テレワークのテレと同じく「離れている」という意味にすぎません。

ただしただ単に離れているという意味よりも、何かと何かが離れている感じが含まれます。リモートワークなら、会社とPC、会社と自分(従業員)といったように、明確ではにけれど何かと何かが離れているようなイメージがあります。

PCや自分(従業員)は自由に動き回れるので、働く場所(例えば自宅)はあまりイメージにありません。が、結果的に自宅で働くケースが多いため、リモートワークは在宅勤務を表す言葉として使われます。

語源からすると、テレワークは仕事場が会社から離れている、リモートワークはツールが会社から離れているという感覚です。

海外で勤務しているとテレワークよりもリモートワークのほうが使われます。

ワークフロムホーム(Work from home)

在宅勤務を英語で表現する場合、テレワーク、リモートワークよりも、一般的に使われるのが、ワークフロムホーム(Work from home)ではないでしょうか。WFHと略して表現されます。

テレワークもリモートワークも、会社から離れていれば成立する用語ですが、ワークフロムホームは、自宅での業務、つまり在宅勤務を明確に意識した用語であると言えます。

コロナを意識するような場合は、やっぱりフラフラ出歩かないで自宅にいることをイメージするはずなので、WFH(Work from home、またはWorking from home)が一番しっくりきます。

仕事に関係なく、自宅待機という場合もあるでしょう。その場合はStay at homeですね。自宅にいるとあまり働けないのが実際だったりして…そんな時はSray at home、ですね。

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