マレーシア、クアラルンプール(KL)で一番人気のある観光スポットは、ペトロナスツインタワー。一番人気のあるグルメスポットは、ブキッビンタン・アロー通りで決まりでしょう。
今回はアロー通りってどんなところか、場所、行き方とともにご紹介しつつ、アロー通りの周辺のマッサージ情報もお届けしていきたいと思います。
アロー通りとは
マレーシアローカル料理、中華料理、タイ料理、新鮮な魚介類を使ったシーフード料理など、何十件ものレストランが軒を連ねる、クアラルンプールきってのレストランストリート。通りには、サテー(焼き鳥)、揚げ物、トロピカルジュース、カットフルーツ、かき氷やお菓子など、無数の露店が出店しています。
観光スポットであることは否めませんが、マレーシア・クアラルンプールで最も華やかで、もっともマレーシアを味わうことができる、ストリートです。
夕食を食べにノープランで出掛けても必ず美味しいものにありつけます(笑)。観光客価格とはいえ、マレーシアは物価が安いので、どのお店もリーズナブル。食事目的で訪れてもよし、単に観光がてらふらふらと散歩しても、面白いと思います。
露店でカットパインでも買って、食べながらブラブラするのも、たのしそうです。
アロー通りの場所・行き方
場所はブキッビンタン。
最寄り駅は、モノレールのブキッビンタン(Bukit Bintang)駅、もしくはMRTのブキッビンタン(Bukit Bintang)駅です。
※ MRTのブキッビンタン(Bukit Bintang)駅が出来たのは、とうの昔の2017年です。これを知っておくと、古いサイト情報を排除できます。
ブキッビンタン(Bukit Bintang)駅から、アロー通り入り口までは3~4。大きな交差点を渡って、一本裏通りに入るイメージです(上記のグーグルマップを使って行きましょう)。
ブキッビンタン(Bukit Bintang)駅への行き方
ブキッビンタンは、クアラルンプールの路線図で示すとこんな感じです。
MRTはKLセントラルから出ていません。KLセントラルから徒歩7,8分掛けて、最寄りのムズィウム・ネガラ(Muzium Negara)駅まで歩いて、そこからMRTに乗ってブキッビンタン(Bukit Bintang)駅へ行く必要があります。
KLセントラル駅のモノレール乗り場も4,5分離れていますが、モノレールの方が便利です。
※ 旅人のブログでは、MRTを利用した人はMRTがいいといい、モノレールを利用した人はモノレールの方がいいといいます(笑)。結論はどっちも大した違いはありません。でも、実はモノレールの方がちょっと便利。ということです。
MRTのブキッビンタン駅も、モノレールのブキッビンタン駅も、駅の出口の場所はあまり変わりありません。アロー通りへ行くならモノレールの方が近い、パビリオンモールへ行くならMRTの方が近いですが、大した違いではありませんので、ブキッビンタン駅からの目的地の違いによって路線を変える必要は全くないです。
アロー通りの楽しみ方
アロー通りは200メートルから250メートル。通りの両サイドにぎっしりとレストランが並んでいるので、好きなレストランに入って、もしくは通りに並べてあるテーブルに座って食事を楽しみます。
通りを歩いていれば、ウェイターさん、ウェイトレスさんが、一生懸命声をかけてくれます。超オープンなレストラン通りですし、各店メニューを持っていますので、あからさまなぼったぐりはあり得ませんので、まあ身を任せても大丈夫でしょう。注文しすぎたり、注文させられすぎたり、みたいなことはあるかもしれませんが…。観光客価格とはいえ、物価が安いので金額はそんなに気にしないでいいはずです。
これが一人で行ったときに注文したもの。ヌードル系とプワウン(海老)の炒め物、とコーラ。勝手に頼みすぎました(笑)。
このアロー通りのレストランのいい所は、レストランのキッチンからテーブル席までの導線が良いところかな。全部とは言いませんが。調理完了からテーブルに持ってくるまでの時間が短く、いつもあっつあつの料理を食べることができます。
レストランで食事をしなくても、観光として楽しめるのがアロー通りです。
通り沿いにはユニークな出店も多いので、ブラブラ歩いているだけで、結構おもしろいですよ。こんな感じの豚の丸焼きの屋台なんかも登場して人だかりができたりします。
そのほかにも、焼き鳥、揚げ物、スイーツ系、かき氷…などなど、フルーツ屋さんが多いかな。ブラブラと食べ歩き、絶対楽しめると思います。
先にレストランで食事をしてしまうとお腹いっぱいでそのあと食べ歩きができないので、観光や旅行なら、むしろ食べ歩きをメインと考えて訪れてもいいくらいです。
アロー通り近くで、マッサージが有名なストリート
ちょっとライトアップのセンスが悪いので、へんなマッサージかと疑いそうですが、普通のマッサージエリアです。
ブキッビンタン、マッサージなんかで検索すると、ここのマッサージはいいよ、なんていうブログが出てくるんですけど、場所がよくわからないんじゃなかったかな。
地図でお示しすると場所はこのあたり。アロー通りのメインの側を出てすぐ左側です。
アロー通りでの晩ごはんや食べ歩きとの相性が抜群にいいロケーションです。
この坂道の両側に7,8件ずつ、マッサージ屋さんが軒を連ねていて、お店の前ではだいだいおばちゃんが客引きをしています。
値段はボディーマッサージが2時間で100リンギット(2,500円ちょっと)くらい。タイほどではないにしても、そこそこ安いです。
ただ、世界各国でマッサージを受けてきたマッサージフリークから言わせると、マッサージのクオリティーはあまり高くないという印象です。マッサージ師の技量によるというのは、どの国のどのマッサージも同じですが、やっぱりマレーシアはもともとマッサージの文化がないので、なんかこう…行き当たりばったりで時間を使ってテキトーに思い付きのマッサージをし続ける、といった感じがしました。
ドライといったのに途中から疲れてオイルを使ってリンパ系のマッサージ(スワディッシュ)を始めたり、タイマッサージみたいなストレッチ系のマッサージをやり出したり…
施術終了後、「マレーシアンマッサージはミックスみたいだな」って言ったら、「そうなんだよ。ミックスなんだよ、ははは…」なんて言ってましたが…
誉め言葉じゃないのに(笑)。
このエリア、、、マレーシアのマッサージを褒めちぎってるサイトがあったんだけどなぁ…。
マレーシアンマッサージの評価
クアラルンプールで何度もマッサージを受けているうちに、気づいたことがあります。
マレーシア・クアラルンプールでは、単にマッサージの看板を掛けているところに行くのは止めようと。マレーシアには地理的に近いタイからセラピストが多く来ていて、クアラルンプールにはタイマッサージ屋さんも結構あるのでそのほうが固いなと。
マレーシアマッサージなんて存在しないので、結局はお任せコースみたいなもんです。お任せを依頼できるような信頼できるお国柄じゃないですもんね。マレーシアは。
(これは、実はシンガポールでも同じでした。結局シンガポールでお気に入りのマッサージもタイマッサージになりましたね。→ シンガポールのおすすめマッサージの記事)
ということで、タイマッサージにシフトです。
おすすめマッサージ 良心(Lianxin)
タイマッサージを中心に施術しているクアラルンプールマッサージの有名店「良心」です。お店は広くて清潔です。あまたあるローカルマッサージ店から、行き当たりばったりでいいマッサージ店を見つけ出すのはやっぱり難しいのかな、と思い出したりして…
ここはガイドブックなどにも載る有名店なので、安定感がやっぱりありました。タイマッサージは1時間で90リンギットと場末のマッサージの倍近くしましたが、それでも清潔だし、良かったですね。
場所・行き方
【住所】44, 26, Jalan Bukit Bintang, Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
マッサージは男性と女性が選べるそうですが、特に何も言わなかったら女性でした。案の定、タイ出身のセラピストが付きましたが、タイ人の方がマッサージに対する拘りとか誇りとかがある感じ。テキトーじゃないですね。好印象でした。
マッサージ後にはフルーツジュース。このあたりが、観光客を意識。ガイドブックに載っているだけのことはあります。
KLセントラルのブリックフィールズのブラインドマッサージとか、アロー通りの坂のマッサージとかの、場末のマッサージを受け続けていると、こういうサービスが妙にうれしかったりして…。料金に上乗せされているだけですけどね(笑)
いずれにしても、マッサージの技量、清潔感、ホスピタリティなど、総合的な評価は高いスパですね。これからは、クアラルンプール・ブキッビンタンのマッサージはここにしたいと思います。
お気に入りにした理由、実はもうひとつあります。
気に入っているホテル「ベルジャヤ タイムズスクエア ホテル」から徒歩7,8分という立地の良さです。
アロー通りで食事して、帰りに「良心」でマッサージを受けて、ホテルに帰る…完璧な流れが実現します。