フィリピンの短期留学に3回行ったので、本当のところを語ってみる




海外で働いていると、どうやって英語を身に着けたの?みたない話題になることが、よくあります。

年配の方は、全然しゃべれないのにいきなり海外に行ってよぁ、という感じでドヤ顔でエピソードを語りはじめますね、だいたい😅。要は度胸があったってことですが、今は逆に度胸だけでは海外勤務させてもらえないですね。ある程度英語ができないと日本から出してもらえないでしょうから。TOEIC何点以上とか、海外勤務にはいろいろな条件があるところがほとんどです。

そういう背景もあってか、今海外で働いている人たちは、よほど特殊な環境で育った人以外は、大人になってから英語を一生懸命勉強したキャリアを持っています。

社会人になってから英語に目覚めて、フィリピンへ短期の語学留学、そして、海外勤務を勝ち取った、そんなキャリアのある人が自分の周りにも結構います。実際に海外で働いている人たちで、そんなキャリアのある人たちは、例外なくフィリピンの語学留学を褒めちぎります。

おとなしいめの人も、イケイケの雰囲気の人も、正確や性別を問わず、みんな語学留学をそれなりに楽しんで、そして何かしら手ごたえを持ち帰ってきているようです。そして、それをきっかけにして、今英語を使って世界で勝負しています。

もくじ

フィリピンの短期留学を3回したので、本当のところを語ってみる

そんな自分も、社会人になってから、3回もフィリピン留学をしました。

3回も!ですw

  • SMEAG(セブ)に3週間
  • NILS(セブ)に2週間
  • CIP(クラーク)に3週間

結果的に、ですが、フィリピン留学の有名どころスクールを制覇しています。かね。

たて続けに留学したわけではなく、それぞれ期間も空いているし、学校のあるエリアも違うので、単純に比較できないですが。

少なくとも、外からヤンヤ言っているだけの人とか、1つ学校に行っただけの人なんかよりは、説得力があると思います。

社会人こそフィリピン留学がおすすめ

学生さんでがっつり6ヶ月滞在しています、みたいな方もいましたね。

ほとんど英語ゼロでフィリピン留学にきて、6ヶ月である程度コミュニケーションがとれるようになったら、そのまま世界一周行ってきます。みたいな。

でも、自分の経験では、フィリピンの語学留学は、1ヶ月以内、2~3週間くらいが効果的なのではないかと思います。

フィリピン留学は、基本的には、英語でのコミュニケーションの練習というか、実践する場、つまりはアウトプットの場ですので、その時点での英語力に応じたコミュニケーション能力を急伸させることができます。それがマンツーマン中心のフィリピン留学の一番の強みなんです。

そのコミュニケーション能力を急進させるのに必要な期間がおそらく2週間から3週間なんじゃないかなと思っています。これくらいの期間がフィリピン留学の効果を一番享受することができる期間なんです。

社会字の方でも、2,3週間、これなら頑張れば、もしかしたら休暇をとれませんか?

(最初に3週間行ったときは、フィリピンに英語学習に行くことを会社へ報告して休暇を取りました。最初は3週間も!という感じでビックリしてた人も、短期留学と聞くと少しおとなしくなったような記憶があります。英語を習得する!という決意を見せると、意外と止めにくいもんです。結局、英語を習得したあとは、仕事の可能性が格段に広がったので、その会社は辞めて転職してしまいましたけど。)

この長期休暇取得というハードルさえ越えられれば、社会人の方が、英語学習に対するモチベーションがあるし、お金はあるし。英語習得に向けた視界は良好なんです。実は。

(学生さんは社会人よりも長期で留学してますけど、結局、日本人友達ができて遊んでしまうので意外と英語力が伸びません。それでも海外生活には変わりないので、適当な英語でも伝わるという変な自信は付きます。)

短期留学はどんな人に向いているか

基本的には短期の留学なので、ある程度モチベーションが高い人の方留学の成果も期待できます。選択する学校やコースにもよると思いますが、自主的に勉強しにきているわけでして、逆に言うと基本的には誰も勉強を強要しないわけなので、モチベーションが低いと遊んで終わってしまいます。

なので、日々の生活で、やっぱ英語って必要だよなと思っている方にこそ向いていると言えるんじゃないでしょうか。

・仕事をしていくうえで、将来英語が必要になる気がする

・英語ができたら、今後の仕事の幅も広がるはず

と考えている方から、

・将来はAIが翻訳してくれるから英語の学習は必要ない

と考えている方まで、いろいろな意味で英語の必要性を感じている人、英語学習のモチベーションが高い人にこそ、フィリピン留学の効用は高いので、そういう意味では社会人にうってつけの英語学習プランなんですね。実は。

あっ、なんで将来はAIが翻訳してくれるから英語の学習は必要ないと考えている人まで、英語の必要性を感じている人に入れたかというと、将来(いつかわからない)AI(何かわからない)がそれを解決してくれると信じているだけで、共通言語としての英語の必要性が感じられる環境にいる人には違いがないので。

要は、英語ができたら今の会社で出世できる、行きたい部署に行けると考えている人、英語ができたら会社変えてもっと興味のある仕事をしたいと思っている人、英語ができるようになって海外で働きたい人とかそのキャリアをもってさらに大きな仕事ができるところに転職したいと考えている人、とか。

勇気を持って、小さな一歩を踏み出せば、必ずなれます。

どれくらい英語力がつくのか?

社会人の方が、働きながら留学に費やせるのはせいぜい2週間くらいでしょうか。残念ながら、英語力ゼロから2週間のフィリピン留学したくらいでは、英語ペラペラにはなりません。

社会人が英語力ゼロからフィリピン留学を決意して、事前準備(勉強)をある程度やってから入学すれば、意外と英語通じるじゃんとか、言っていること結構わかるじゃんとか、そういうレベルになれるという感じでしょうか。

それなりに英語力があって、読み書きはできるけど、英会話がイマイチという方なら2週間も行けば、あれ結構会話できるやんっくらいの手ごたえをもって帰ってこれると思います。

それぞれのレベルに応じたこの「しゃべれるじゃん」「言ってることわかるやん」という手ごたえが重要だと思います。日本で勉強だけしていても、この手ごたえを得る機会はなかなか無いからです。

どれくらいの期間が必要か

個人的には3週間がベストだと思っています。

自分の3回の留学キャリアも、3週間、2週間、3週間。つまり、3週間行ってみて、2週間行ってみて、やっぱり3週間がベストだったかなっということなので。

留学といっても、通常は週末は学校が休みなので自由行動ができます。やっぱり週末が2回くらいはあったほうがいいかなっというのが、3週間がベストだと思う理由でもあります。

1ヶ月(4週間)は長いですね。実際、3回の経験でも、4週間滞在したことはないですが、3週間もいれば帰りたい病(というか授業や学校から解放されたい病)になっています。また、3週間目くらいには、授業も惰性になってきて、英語力の伸びを感じにくくなります。

学生さんで、ゆーっくり水に慣れながらという場合は別ですが。社会人の場合は2,3週間でいい、というか2,3週間がベストだと思います。

留学費用はどれくらい?

これがですね。簡単には絶対に比較できないんです。

各校ともプランが多いので。授業のコースによっても違いますし、宿泊する部屋のタイプによっても違います。

ベーシックな1日6時間授業のコースが、2週間で10万円、3週間で15万円といった相場観でしょうか。これに飛行機代別途、東京ーセブマクタン空港なら6万円くらい。このほか、こまこましたものはあれこれかかりますが、おおきい支出はこの2つですね。

授業コースやプラン選択のコツは?

【授業のコース】

慣れないと英語で授業を受けるのは結構疲れます。

各校とも1日4コマ、6コマ、8コマ、場合によっては10コマのコースなんてのがあると思いますが、6コマのコースがいいでしょうね。8コマのコースだと結構きついと思います。

(コマと言っているのは、各校で授業の時間が同じとは限らないので)

【部屋のタイプ】

外国の人と相部屋になって部屋で話すのも学習のひとつとか言いますが、ここは無理するところじゃないですね。

よほどの節約志向が無い限り、社会人は1人部屋の方がいいと思います。

おすすめの学校は?

冒頭で、SMEAG(セブ)に3週間、NILS(セブ)に2週間、CIP(クラーク)に3週間の留学経験がありますと書きました。

自分の英語のレベルも含めてそれぞれ状況も学習スタイルも違うので、一概にランクづけできないのですが… 自分が留学したときの英語レベルや学校の雰囲気はこんな感じです。

短期留学1回目

学校:SMEAG

場所:フィリピン・セブ

期間:3週間

初めてのフィリピン留学。英語力はほぼゼロから、事前に少し文法や単語を勉強をして参加。

コースは日常会話コース(1日6コマ)

部屋は1人部屋(シャワーとトイレは隣りの1人部屋の人と共同)。

料金は飛行機代を入れて25万円弱でした。(旅行代理店(HIS)経由で申し込んだので、おそらく割高だったはずですが、当時は大手代理店を利用する以外の方法を思いつきませんでした)

ドミトリー(宿舎)の部屋は1人部屋でもちょっとしょぼい感じですね。他の人たちの様子を見ていて、やっぱり相部屋は無理だと思いましたね。

年齢に関係なく、同時期に入学した生徒たちと、かなり仲良くなって、思いっきり遊んだ充実の短期留学でした。

短期留学2回目

学校:NILS

場所:フィリピン・セブ

期間:2週間

意思疎通は問題ないだろうなっというレベルでもう一度留学をしました。

コースはホテル滞在型というもの。

毎日美人の先生が部屋に訪ねてきてくれてすべてマンツーマン授業。今思えばこれは結構贅沢なコースでしたね。フルでマンツーマンなので。

カランメソッドという、強制的にしゃべらせられる授業を組み入れてもらって、これはこれで、英語力が伸びたはずなんですが、実際は初回の留学の時に感じた英語力が伸びた!という実感はなかったですね。

所用で、ITパークにある、NILSの本校にも、何度か行きました。本校では、1対1の授業ルームがセパレートされてなかったですね(ついたてで区切られているだけ)。

隣りの声が丸聞こえでしょ。これはちょっと良くないですね。本校で受けなくてよかったと思いました。

以下リンクを貼っていきます。気になる学校があったら、じゃんじゃん問い合わせしちゃいましょう。

問い合わせするのに、こちら側にデメリットはないですもんね。問い合わせはタダですから。こういう一歩が大事、だと思いますので、思い切っていきましょう!

(こぼれ話し)

実は、エージェントを介した方が留学の料金が安くなるのがフィリピン留学の特徴です。

学校へ直接申し込むと定価になり、エージェントを介すとエージェントは学校から受け取る紹介料を使っていろいろなサービスをしてくれます。

エージェントの方が料金が安くなることが多いので、エージェントはホームページで料金を出せないそうです(出したら学校からクレームがきます)。

次にご説明する3回目の留学校【CIP】に留学したときに、料金を徹底的に比較しましたが、実際エージェントを介した方が、学校に直接申し込むよりも、少し安かったです。とりあえず、いろんなエージェントにお問い合わせして、料金を比べてみてもいいかもしれませんね。

ちなみに泊まったホテルはこちら。

マンダリンプラザホテル

留学後も、セブには何度も行っていますが、ここが一番のお気に入り、ベストホテルです。

メリットは、料金が安い、デカくてきれいなアヤラモールのすぐ隣、部屋が大きい、とか。ITパークにもタクシーですぐ行けます。

左のソファーみたいなところで1日中授業をしました。

マンダリンプラザホテル(セブ)をアゴダで見る

≫ マンダリンプラザホテル(セブ)をエクスペディアで見る

10泊しても4,5万円じゃなかったでしたっけ?門限とかもないですし、社会人が行くなら、こっちの方が自然かもしれませんね。

短期留学3回目

学校:CIP

場所:フィリピン・クラーク

期間:3週間

それなりに英語ができるようになったあとに、もう少し勉強したいと思い、ネイティブの講師がいるということを推しにしているCIP(クラーク)という学校に留学しました。

結論からいうと、3回目の留学も、やっぱり英語力が伸びたという実感はなかったですね。ネイティブといっても学生のレベルはわかっていますから、言葉も選びスピードも落としてかなり調整して話してくるので、実践感覚はあまりなかったです。

部屋はもちろん1人部屋を選択しましたが、部屋のグレードは、1回目のSMEAGと一緒か、それよりもちょっとしょぼい感じでしたね。この頃には、フィリピンの文化にもだいぶ慣れて、部屋に対する期待値も低かったので、しょぼい部屋でも驚きはなかったですけど^^;

3回目は、さすがに短期留学自体にも新鮮味を感じられず、気分的にもイマイチ盛り上がらずでした。

それぞれ自分の英語力も学校のタイプも違うので、どれがいいとかはなかなか言い切れないですが、一番いい思い出になっているのが、やっぱり最初に行ったSMEAGですね。

初めてでなにもかも新鮮だったのと仲間が良かったのが大きいですね。韓国資本なので、韓国人生徒が半分以上という感じではありましたが… 

自分で自由に動き回りながら、授業も受けたいという場合には、NILSのホテル滞在プランもありだと思います。すべての授業が、固定の先生とマンツーマンなのがいいところでしょうね。でも、逆に…もし変な先生にあたったら辛すぎるかも。

3校の中では、CIPが一番生徒に勉強させようとしていましたね。なので勉強中心で行くならCIPがおすすめです。クラーク校はちょっと都市部から離れていて静かなところにあるので勉強するにはいいと思います。

自分は使ってないですけど、今調べた感じでしたら、3Dアカデミーってところも良さそうですね。日本資本ですって。

やっぱり、韓国資本だと、食事とかいろいろなところで、微妙に韓国風が持ち込まれるので、日本資本がいいなぁと思いました(SMEAGとかCIPは韓国資本ですので、食事は相当韓国色があります)。

最後に

おそらく、英語の必要性を感じて、フィリピン留学に関心を持たれた方が、このサイト、この記事を読んでいただいたのだと思います。

自分自身も、社会人になって、だいぶたってから英語学習を再開した、いわゆる後発の英語学習者です。そして、フィリピン留学で仕事の幅も、そして人生そのものも変えた人間でもあります。

今思えば、あの時フィリピンに留学しようと決めた決断が、こんなに人生をエキサイティングなものにしてくれるとは考えもしなかったです。

悩んでいる方は、まず一歩!踏み出してみてください。 

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